この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

一人のミュージシャンの歌が奇跡を起こす、『シュガーマン 奇跡に愛された男』

2013-03-31 20:50:05 | 新作映画
 マリク・ベンジェルール監督、シクスト・ロドリゲス主演、『シュガーマン 奇跡に愛された男』、3/31、KBCシネマにて鑑賞。2013年15本目。


 2012年は劇場まで48本映画を観に行きました。
 そのうち1800円の鑑賞料金を払って観た作品は二本あります。
 といっても一本は姪っ子が遊びに来てどこかに連れて行かないといけなくなって観に行った『長ぐつをはいた猫』なので、実質自分の意思で1800円払って観たのはKBCシネマで上映されていた『別離』だけということになります。
 だいたい前売り券で観ることが多いですね。
 次に貯まったポイントカードで、その次が一日のサービスデーでの鑑賞かな。
 以前はレイトショーで観ることもあったんですが、最近は夜出掛けるのもきつくなったのでレイトショーで観ることはなくなりました(ジジィか)。
 つまり何が言いたいかというと自分が1800円払って映画を観ることは年に一回あるかどうかであり、その映画は自分の中で鑑賞前の評価が高い、よほど観たい作品だったってことです。
 この『シュガーマン 奇跡に愛された男』は自分が2013年に唯一1800円払って観る作品だと思われます。
 そして1800円払って観る価値は充分にある傑作でした。

《あらすじ》デビュー時、ボブ・デュランと比して称された天才アーティスト、ロドリゲス。だが彼のデビューアルバム、続くセカンドアルバムはアメリカではまったく売れず、いつしか彼の名は人々に記憶されることもなく音楽史の闇に消えていった。
 そしてアパルトヘイト政策下の南アフリカ、反体制派の活動家の間で一人のミュージシャンの歌が革命のシンボルとなっていく。
 そう、そのミュージシャンとはロドリゲスだった。
 二十年後、失意のうちに自殺したと噂されるロドリゲスの死の真相を探り出そうとした一人のジャーナリストがたどりついた真実とは…。

 自慢じゃないですけど、自分はめっちゃネガティブな性格です。
 物事を前向きに考えることが出来ないんですよね。
 新たな出会いがあったとしても、遠からず見捨てられるんだろうなぁなんてことを思っちゃう。
 ブログに関して言うと、コメントがつかない記事は誰も読まなかった記事である、訪問者数が増えないのは不人気ブログの証拠である、みたいに考えます。
 何人かの方からそんなことはないですよ、と諌められはしました。
 でもそのアドバイスを受け入れられませんでした。
 それは現実の世界が自分にとってあまりにも虚無であるからなのですが、でもこの映画を観て、そんなネガティブな考えはいかんなぁと心から思いましたよ。
 だって、ボブ・デュランと同等の天才であるロドリゲスでさえ正当な評価を受けるのに二十年以上の歳月がかかったのですから、まして非才の身である自分のブログが不人気であったとしても全然不思議じゃない。
 いきなり生まれ変わることは出来ずとも、ロドリゲスを見習ってもう少し前向きに生きてみよう、そう思いました。

 本作は奇跡についての映画です。
 そして本作では奇跡が三回起こります。
 一回目はアメリカではまったく売れなかったロドリゲスの歌が遠く南アフリカの地で多くの人々から愛されたこと。
 二回目は二十年という月日が経ったのち、誰もがその存在をロドリゲスの存在を一人のジャーナリストが見つけ出したこと。
 この二つの奇跡だけでも充分あり得ないのですが、三回目の奇跡がさらにスゴイのですよ。
 どんな奇跡が起こったかは気になる方は是非劇場でご自身の目で確認してください。

 ところで自分はこの映画を観てボロボロ泣きまくって、感動のあまり鑑賞後パンフレットと映画のサントラを買い求めました。
 パンフレットはともかく、映画のサントラを買うのは生まれて初めてのことです。
 それでですね、まずパンフレットなんですが、これははっきり言って買わない方がいいです。ただのチラシ。売価が五百円とあったので安いなぁと思ったのですが、これはひどすぎます。
 それからサントラなんですが、こちらは2500円の売価も高いとは思いません。でもアルバムとしてロドリゲスの歌を聴いて、なぜ彼の歌がアメリカでは支持されなかったのか、何となくわかりました。
 彼の歌って、聴く者にまったく媚びないんですよね。ぶっちゃけ言わせてもらうとローリングストーンズにしろ、ビートルズにしろ、媚びてるじゃないですか。媚びるという表現に問題があれば、聴く者の気分を高揚させるサービス精神がある、と言ってもいいですが。
 だから彼の歌はアメリカでは全く受け入れられず、南アフリカでは熱狂的に支持されたのではないでしょうか。
 まぁこれは普段ろくに音楽を聴くことがない素人の考えなので聞き流してもらって構わないんですけどね。


 お気に入り度は★★★★★、お薦め度は★★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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宝満山に登ってきましたよ。

2013-03-30 22:04:19 | 旅行
 宝満山に登ってきましたよ。
 いや~、驚きましたね。まさか家から車で三十分で行けるところにこんな本格的に登山を楽しめる山があるとは!
 いつの間に出来たんだって感じです(A.太古の昔から)。

 めちゃめちゃ、きつかったです。
 もうへとへとになりました。
 ただ、きついことはきつかったですけど、そのきつさもひたすらきついってだけで(ひたすらきついってだけ、っていう表現も何ですが)、鳥取の三徳山に登った時ほどのきつさではなかったかな。
 あのときのきつさはきついとかきつくないとかそういった次元を越えた大介でしたからね。 我ながら何を言っているのかわからない。

 とりあえず山頂からの眺めです。
 この眺めを見て感動した人がいたら、「よい眺めを見せてもらいました。山頂ベリーマッチ♪」と感謝の言葉を述べてください。


   
 

 山頂ベリーマッチ♪


 あ、そうだ、自作のストック、作った当人がいうのもなんですが、すごく役に立ちましたよ。
 登山にまったくの素人がテキトーに作った割には、ですが。
 富士登山の際にもこのストックを文字通り相棒にしたいと思います。
 ただ、自作のストックを衝いて山に登ってる人なんていないので、どうしたって奇異な目で見られちゃいますけどね。
 なので、フツーの人はフツーに市販のストックを買うか、もしくは知り合いに借りた方がよいでしょう。
 ま、そんなアドバイスをされなくても自分でストックを作る人なんていないと思いますが。


 ふぅ、疲れた。。。
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ストック完成♪

2013-03-29 22:11:58 | 折り紙・ペーパークラフト
 登山用のストックを完成させました。
 

   


 配管そのままの剝き出しのビニルパイプはさすがに見た目が悪いかと思って白の布テープを巻きました。
 布テープを巻いたのは見た目のこともありますが、それ以上に折れにくくする目的もあります。
 杖の握りの部分に紐を通し、さらにその紐に長めの紐を通しました。
 この紐を首のところにかけていれば、杖を手から放しても、拾うためにしゃがみこむことなく、紐を引っ張るだけで杖は手元に戻ります。
 
 登山用品店に売っているストックの最大の長所は伸縮可能なことだと思います。
 自分が作ったストックではそこまで自在に長さの調整は出来ませんから。
 とはいえ、市販のストックであっても、傾斜が変わるたびに長さを調整しているわけでなし、要は登りと下りで長さを変えられればいいのだろうと思って、ストックの先にソケットをつけることで若干長くすることが出来るようにしました。

 あと、片方だけですが、LEDの懐中電灯も取り付けました。
 これで万が一暗い山道を通ることになっても足元を照らすことが出来ます。

 自分なりに使いやすいものを作ったという自負があったので、お袋にこのストックを見せました。
 するとお袋は一言。

「貧乏くさい…」

 ・・・・・・・・。
 わかってるよ、貧乏臭いってことは!!
 市販のストック代の一万円をくれるっていうなら作んないよ、こっちも!!
 まぁいいです。
 登山用のストックで大切なのは見た目ではなく、使い勝手の良さだと思ってますから。
 でも、、、明日の宝満山登山でこのストックに致命的な欠陥が見つかったらどーしよ…。
 そうならないことを祈るばかりです。
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四月の予定です♪

2013-03-28 21:32:27 | 日常
四月の予定です♪


4/1 とりあえず嘘をつきたいと思います。みんな、騙されてくれよ!(頼むな!)

4/6or7 長崎の波佐見まで『桜陶祭』というイベントに行く予定です。「“桜”陶祭」という割にはだいたい毎年桜が散った頃に開かれます。笑。同じ陶磁器関係のイベントであればゴールデンウィークに有田で開かれる有田陶器市の方が規模が大きいのですが、あまり規模が大きくても人が多くて疲れるんでこれぐらいがちょうどいいです。

4/13 『リーガル・ハイ』のスペシャルドラマが放映されます。こいつは見逃せないぜ!!

4/13 映画『HK 変態仮面』の公開日。個人的にはまっっったく興味がないのだけれど、不思議博物館のイベントで観に行くかも。

4/18 漫画『銀の匙 Silver Spoon』(荒川弘著)七巻発売日。これまで特装版の特典はタイトル通りスプーンだったんだけれど、今回は大蝦夷農業高校生徒手帳だそうです。しかも特装版は通常版より五百円以上高くなるそうな。ん~~~、微妙。

4/18 漫画『神のみぞ知るセカイ』(若木民喜著)二十一巻発売日。こっちは絶対特装版を買っちゃうぜ!!予約もしちゃうぜ!!

4/19 映画『リンカーン』の公開日。観に行くつもりではあるけれど、この映画、『ダイハード ラストディ』と同じく前売り券が発売されてないんだよね(ムビチケのみ)。さて、どうするか…。

4/26 映画『アイアンマン3』の公開日。前売り券購入済み。公式サイトでは「さらば、アイアンマン。」というキャッチコピーが目を引くが、これがシリーズ最終作になることはないであろう。笑。

4/26 漫画『恋愛怪談サヨコさん』(関崎俊三著)五巻発売日。おっと忘れるとこだった。

4/27 ゴールデンウィーク、前半戦突入!!この日から二泊三日で熊本の人吉というところに遊びに行こうかと思ってます。もちろんそのうちの一泊は車中泊でな!!

4/30 漫画『美大受験戦記 アリエネ』(山田玲司著)六巻発売日。近ごろは以前に比べてそんなに漫画って集めてないのだけれど、出るときはなぜか集中して出るよね。まぁサイクルが一緒なんだから当たり前か。


 四月もそれなりに充実した週末を過ごせそうです。
 といってもほとんど一人イベントだけどな!!!ぐすん。。。
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ちょっくら宝満山に登ってこよう。

2013-03-27 22:16:09 | 日常
 この夏、ちょっくら富士山に登ってみるつもりです、ということは既に書きました。
 そのための準備もちょこちょこっとずつですがしています。
 登山用品店に行ったら店主のおにーさんが「登山用のストック(杖)とヘッドランプは(富士登山には)絶対に必要ですよ!」って力説するんですよね。
 それでその店に置いてあったストックとヘッドランプの値札を見たら、ストックが約五千円でヘッドランプが約四千円ぐらいでした。
 う~~~~ん、買えねぇ。
 富士山に登ろうと思ったらそれなりのお金がかかるってことは承知しているけれど、それでも備品だけで一万四千円は出せないなぁ(ストックは両手にいるからね)。
 また来ます、という言葉を残してその日は登山用品店を後にしました。

 後日、ヘッドランプはホームセンターで798円で購入しました。
 ホームセンターの798円のヘッドランプと登山用品店の四千円のヘッドランプにどのような違いがあるのか、自分にはわかりません。
 性能に違いはないのかもしれないし、もしかしたら798円のヘッドランプは登山には不向きなのかもしれない。
 ま、どちらなのかは実際富士山に登った時にわかるでしょう。笑。

 ストックはさらにケチって自作することにしました。
 材料は会社に合った廃材を利用、材料費はゼロ円也。


   


 試作品の段階なので今はこんな感じですが、本番の時はもう少しマシな見た目にするつもりです。
 ついてたら便利かと思って、LEDの懐中電灯を取り付けました。
 懐中電灯つきの杖って便利じゃないですかね。もう商品であるのかな?
 強度的には問題はないはずです。ビニルパイプもそう簡単に折れるものじゃないので。
 問題があるとすれば高さかな。いくら平地で使いやすくても坂道ではそうじゃないかもしれないですからね。
 このストックの実地試験を兼ねて、今週末か来週末、大宰府にある宝満山という山に登ってみることにしました。
 さてさて、どーなることやら、今からちょっと楽しみです。
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それが最高の貼り方とはいえないと思う。

2013-03-26 21:12:35 | インターネット
 今ネットで、ポスターを傷つけないで貼る方法がちょっとした話題になってるみたいですね。こちら
 言わせてもらうと、リンク先で最初に紹介されている、クリップを使って貼るやり方はポスターを傷つけないで貼る最高の貼り方とはいえないと思います。
 コメントにもある通り、クリップの跡が付きますし、クリップは案外錆びやすいものです(樹脂コートされているクリップであれば錆びませんけどね)。

 最高の貼り方は(もはや「貼り方」というより「飾り方」ですが)、コメントの最後にもあるように画材屋でポスター用のアクリル額を買ってきて、それに入れて飾る方法でしょうね。
 そのやり方が一番見栄えのする貼り方であるのは間違いないと思います。
 ただ、この貼り方には一つだけ欠点があって、それはアクリル額は決して安くはないということです。
 正確な金額は把握していませんが、大きめのポスターを飾ろうと思ったら、そのためのアクリル額は二、三千円ぐらいするんじゃないでしょうか?

 ですから、ポスターを綺麗に飾るためであれば金に糸目はつけないという方はこのやり方でいいと思います。
 そうでないという方は次のやり方を参考にしてみて下さい。


   


 自分がしているのは、ポスターの上下をそれぞれ板状の段ボールで挟み、さらにその段ボールを洗濯バサミやゼムグリッブで挟み、それを吊るすというやり方です(下の方の段ボールはポスターの反りを防ぐため)。
 これだとポスターが傷つくことはなく、さらにポスターの大きさを気にすることもありません。また限りなく安上がりです。

 一つ問題があるとすれば、見た目がめちゃめちゃ貧乏臭いってことでしょうか…。
 その問題も段ボールの代わりにアクリル板などを使えばクリアできるんですが、それならいっそアクリル額を買ってくれば?ってことになっちゃうんですよね。。。

 ポスターを綺麗に飾るのも案外難しいです。
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迷宮で繰り返される惨劇、『トライアングル』。

2013-03-25 22:21:25 | 旧作映画
 2012年は劇場まで48本映画を観に行きました。
 年末、その48本の中からベストテンを作成し、一位には『沙漠でサーモン・フィッシング』を選びました。
 ただこの作品を一位に選んだのは、毎年誰も一位に選びそうにない作品を一位に選んでいるからという理由があってのことであり(2011年の『ミッション:8ミニッツ』、2010年の『魔法使いの弟子』、2009年の『マーターズ』など)、実質的な一位は『桐島、部活やめるってよ』であるといってもいいです。

 しかしながら、劇場で観ていない、つまりはDVDで見た作品も含めると『桐島、部活やめるってよ』すら2012年の一位ではありません。
 2012年に鑑賞した映画の中で一番面白かったのはDVDで見た『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』でした。
 決して隙のない作品というわけではありませんが、自分がホラー映画に求めるものがすべて詰まった作品でした。
 レンタルだけでは飽き足らず、今年になってアマゾンでDVDを買っちゃいましたよ。

 しばらく前に見た『バイオレンス・レイク』というホラー映画は実にショッキングな内容でした。
 もし今、人生がハッピーで仕方がない!!少しは鬱な気分を味わいたいもんだぜ、という奇特な方がいたら鑑賞してみるといいでしょう(そんな人はいないか)。

 前置きが長くなりましたが、何を言いたいかというと、『タッカーとデイル』にしろ、『バイオレンス・レイク』にしろ、劇場で全国公開された作品にまったくクオリティの劣らない、むしろより面白い劇場未公開(もしくは限定公開)の作品があるということです。
 そのことをクリストファー・スミス監督の『トライアングル』という映画をDVDで見て強く思いました。

 豪華客船を舞台にした、正体不明の殺人鬼が出てくる作品ですが、決してホラー映画ではありません。
 強いてジャンル分けすれば、“サイコ”サスペンスになるかな。
 タモリの『世にも奇妙な物語』を数段クオリティを高くした感じ。
 ともかく脚本がよく練れていて感心しました。

 傑作の定義というものは人それぞれ違うと思います。
 自分に関して言えば、傑作とは小説や漫画であれば再読可能な作品、映画であれば再鑑賞可能な作品でしょうか。
 どんなに面白くても、もう一回は読まなくて(観なくて)いいやと思える作品は傑作とはいえないと思うのです。
 そういった意味では『トライアングル』は傑作でした。
 見終わって、すぐにもう一度見たいと思いましたから(残念ながらその時間はなかったですが)。
 ブックオフなどで¥2000以下でDVDが手に入るなら購入したいですね。
 何だ、傑作と言っときながら、その程度の購入意欲かよ、と思う方もいるかもしれませんが、いえいえ、自分にしては非常に高い評価なのです。
 去年劇場で観た48本の映画の中で、あえてDVDを所有したいと思う作品はなかったですから。

 ほんとDVDスルー作品も侮れないと思います。
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青の時代。

2013-03-24 22:18:00 | 詩・イラスト
 いろいろ事情があって、物置と化している隣りの和室を片づけてるんですが、昔描いた油絵が出てきました。


   


 これは過去に一度このブログで公開していると思う、『アフリカの少女』。
 今となっては本当にモデルが少女だったのかどうか確かめようがないのですが、自分が男性をモデルにして絵を描くことはほとんどなかったので、たぶん女性なんでしょう。笑。

 自分でいうのもなんだけど、朽木のように痩せ細った手足やケロイド状にただれた右ひざのところなんかはよく描けてると思います(自画自賛♪)。
 あとよく見るとわかる、額にとまっているハエがチャームポイントです。

 
   


 こちらは初公開にして初後悔になるであろう『窓辺にたたずむ裸婦』。
 この女性、やけに顔色が悪いですね、などと言わないよーに!!笑。
 自分の中の“青の時代”に描いた作品なのです。

 思うに油絵を描く人って一度は“青の時代”を通過するのではないでしょうか。
 これは別にピカソの“青の時代”の作品に強く影響を受けるという意味ではなく、画材入れの中の油絵の具が(他の色が揃えられなくて)主に青系統でまとまってしまう時期のことですが。笑。
 貧乏学生だと、どういった絵を描きたいか?ではなくて、手持ちの絵の具でどういった絵が描けるか?という観点で次に描く作品のモチーフを決めることもままあるのですよ。
 だから卒業する先輩からオレンジの絵の具を大量にもらったら“オレンジの時代”を通過することもありえるってわけですね。

 最初に書きましたが、物置の整理をしていて要らないキャンバスが何枚か出てきたので、欲しいという奇特な方がいれば差し上げます。下地塗り用のベース絵具もつけます。
 時間を合わせてもらえたら、福岡市周辺の方であれば自分が持って行ってもいいです。
 今のままだと廃棄処理をしなくちゃならないのでそれも面倒なんですよね。
 興味があるという方はコメントなりメールなりで連絡をください。  
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季節外れのお中元コンサートに行ってきました♪

2013-03-23 22:34:51 | 音楽
 今日は大川市まで季節外れのお中元コンサートに行ってきました。
 お中元コンサートとはそう、おわかりですね、中孝介と元ちとせのジョイントコンサートのことです(わかるか!)。

 自分は決して「No Music,No Life」という人間ではなく、コンサートにもさほど積極的に行く方ではないのですが、大川という比較的近い場所で行われるコンサートが、前売り券で三千円というリーズナブルな料金であることに魅力を感じ、行ってみることにした次第です(福岡で行われるコンサートの相場はだいたい六千円から八千円ぐらいですからね)。
 行った甲斐はありました。三千円はやはり破格値だったと思います。


   


 場所は大川市文化センター。開場は14:30、開演は15:00。
 前半は中孝介のステージ。
 ん~~、正直言わせてもらうと、声量が足りない、、、かなぁ。かなりの部分でバックバンドの演奏にかき消されて聞き取れませんでした。
 それに彼の声質に合ってない楽曲を歌っているような気がしました。
 締めで歌ったデビュー曲の『花』はさすがに良かったですけどね。

 続いて元ちとせのステージ。
 こちらは文句なく良かったです。
 結局コンサートというのは単純に音楽を聴くためのものじゃないんですよね。
 音楽を聴くだけならCDで聴くのが一番ですしね。それが一番音源がいいのだし。
 コンサートというのは音楽を聴く、プラスαなんだと思います。
 何かに憑りつかれてるんじゃないか?と思わせる独特の歌いまわしや、観客をノセるMCの巧みさ、「オブラディ・オブラダ」を演目に取り入れる意外性など、それらはCDを聴くだけでは味わえないものでした。

 アンコールで二人のユニット『お中元』のステージでした(本当にそういうユニット名なんだって!)。
 ただ、アンコールが始まるまでが尋常じゃなく長かったです。
 自分はてっきり格安料金のコンサートだからアンコールはないのだな、と思いましたもん。
 帰ろうかとしたころ、二人がまたステージに登場しました。
 出来ればもうちょっとだけ早く出てきて欲しかったです(実際帰ったお客さんもいました)。

 やっぱりコンサートっていいですね。
 CDにはないライブ感がありますしね。
 また機会があれば誰かのコンサートに行ってみてもいいかなと思いました。
 そうはいっても福岡で行われるコンサートは平日開催が多くてなかなか行けないんですけどね。

 今回のコンサートで気になったのは、アーティストが歌っている最中にも関わらず、携帯電話の着信に応じている観客がいたことでしょうか。
 自分の周りだけで二人ほどいたかな。たぶんもっといたってことでしょう。
 その人たちって何なんでしょうねぇ。
 担当の患者の容態が急変したことを知らされた外科医か何かですかね?
 コンサートなんてせいぜい二時間ぐらいなんだから、その間は携帯電話を切っとけよ、って言いたいです。

 
 話は変わりますが、コンサートが始まる二時間ぐらい前に着いたので、ちょっとした大川観光をしてきました。


   


 筑後川昇開橋です。かつてここに旧国鉄の佐賀線が通っていた名残りだそうです。
 結構綺麗に保存されていましたよ。
 ただ滑車の補修工事で全面通行止めだったのが残念でしたけどね。
 工事がなければ橋を渡れたってことなのかなぁ。
 そこら辺はよくわからないですけどね。
 ともかく巨大機械フェチの方は必見の橋だと思いますよ(そういうフェチの方が本当にいます)。
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嫁を紹介します♪

2013-03-22 21:31:27 | 日常
 一昨日の記事で、ドールと一緒に寝ていますと書いたんですけど、言うまでもなくあれは冗談ですからね。
 嫌だなぁ、ドールと一緒に寝るわけないじゃないですか~。
 なぜなら!!
 自分には既に嫁がいるからです。
 恥ずかしいけど、紹介しますね。
 

   


 嫁の名前は長門佳乃といいます。海上自衛隊補給艦「おうみ」に勤務する二等海曹です。
 とても性格のいい子で可愛いんですけど、一つ難を言えば、父親が同じく自衛官ですっごいカタブツなんですよね~。いやぁ、困った困った。

 というのももちろん冗談ですけどね(いや、ほんとに)。
 基本的に自分はドールやフィギュアを集めたり、愛でたりする趣味はないのです。
 例外的に持っているこのフィギュアは(というかストラップなんだけど)、佐世保の海上自衛隊資料館に行った際、お土産として売られていて、お堅いイメージのある自衛隊の資料館でこんなものが売ってるなんて面白いな~と思って買いました。
 ここでしか販売していません!!と売店の看板には書いてあった記憶があるのですが、今調べたら、フツーにネットでも購入出来るっぽいですね。ちょっとショックだ。

 真面目な話、趣味でドールやフィギュアを集めるのって悪くないと思うんです。
 というか、他人に迷惑を掛けない限り、どんな趣味だって悪くない。
 趣味に上下はないですよね。
 
 じゃ、なぜ自分がドールやフィギュアを集めないかというと、理由は単純、高いから。
 佐世保の資料館で買ったストラップサイズのものは¥700ぐらいでしたけど、不思議博物館で見せてもらったドールは、ちょっとした大きさで¥50000ぐらいするって聞きましたからね。
 そんな高いもん、よー集められへんわ、って思いましたもん(何で関西弁?)。

 自分は趣味にお金を掛けたくないのです。
 趣味に上下はなくても貴賤はある、と考えているので(この場合の貴賤というのは金が掛かるか掛からないかという意味)。笑。

 自分が今集めているものをちょこっとだけ紹介。


   


 缶ジュースの広口缶です。このサイズ、このキャップの大きさじゃないとダメなんです。
 ジュースの自動販売機ってどこででも見かけますが、この広口缶は案外ないんですよ。
 手に入れるのが極端に難しいものもですが、あまりにも簡単に手に入るものは逆に集める気になれませんからね。

 この広口缶、何がいいかというと結構二次利用が出来るんです。
 まず、貯金箱としてピッタリ。
 口の大きさが五百円玉を基準にして決められたんじゃないかと思うぐらいです。
 如何にも貯金箱!というものよりもこの広口缶にお金を入れた方が目立たなくていいと思いません?(思わないか)
 他にも小物入れとして使ったりしてますよ。

 こんなものでも集めるのは結構楽しいものです。
 ジュースを飲む機会があれば、広口缶のものがないかな~って探したりします。
 お金を掛けなくても集めて楽しいものがあるのだから、やっぱり自分はドールやフィギュアに手を出せないなぁと思います。
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