後楽園にある、岡山県立博物館の虫明焼展に 行きました。久しぶりの後楽園は、椿や梅が咲き 春の装いで行楽客で賑わっていました。
二百年続く、虫明焼の変遷と 京焼との関連を 時代を追って見ることができ とても見応えのある展示でした。六古窯に数えられる、土物の備前焼とは違い 虫明焼の雅びた 色・形に魅せられ 岡山に移り住んだ 間もない頃 虫明焼の窯元を訪づれた事がありました。当時、黒井一楽さんがご存命で とても物静かに平茶碗と掛花器を選んで下さいました。
この二つの焼き物が、曙窯で焼かれたと言う事は 承知していましたが 作者が不明のまま 現在に至っていました。
40数年前、黒井一楽さんが脇窯として築かれた 曙窯で 京都から呼び寄せられた「高橋一甫さん」だと判りました。端正な形の中に、優しい色と形が 感じられるこの二点の焼き物は 今後も大切に愛用したいと思っています。
芸術文化を愛する人々によって、伝えられてきた芸術品は 後に多くの人々の目に触れることで 感動を与え続けることでしょう。
花材 ・曙ツバキ ・胡蝶わびすけ ・やなぎ
花器 ・むしあげ焼 掛花器と平茶碗 (曙窯 高橋一甫作)


二百年続く、虫明焼の変遷と 京焼との関連を 時代を追って見ることができ とても見応えのある展示でした。六古窯に数えられる、土物の備前焼とは違い 虫明焼の雅びた 色・形に魅せられ 岡山に移り住んだ 間もない頃 虫明焼の窯元を訪づれた事がありました。当時、黒井一楽さんがご存命で とても物静かに平茶碗と掛花器を選んで下さいました。
この二つの焼き物が、曙窯で焼かれたと言う事は 承知していましたが 作者が不明のまま 現在に至っていました。
40数年前、黒井一楽さんが脇窯として築かれた 曙窯で 京都から呼び寄せられた「高橋一甫さん」だと判りました。端正な形の中に、優しい色と形が 感じられるこの二点の焼き物は 今後も大切に愛用したいと思っています。
芸術文化を愛する人々によって、伝えられてきた芸術品は 後に多くの人々の目に触れることで 感動を与え続けることでしょう。
花材 ・曙ツバキ ・胡蝶わびすけ ・やなぎ
花器 ・むしあげ焼 掛花器と平茶碗 (曙窯 高橋一甫作)


