一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1703- クイーン・エリザベス号

2017-03-20 | 生け花
 春霞の神戸港に"クイーン・エリザベス号"が入港しました。9万トン余の白い優雅な船体を 見学する人々が岸壁に集まっています。
夜、9時過ぎ低い汽笛の合図を残して オレンジ色のイルミネーションの船は 沢山の人々の夢とエピソードを乗せて ゆっくりと離岸し 次の寄港地 上海へと出港して行きました。
 そのオレンジ色の長い光が 港を出て静かに消えて行くまで見送りました。航海の無事を祈ります。

 花材 ・白バラ ・ラナンキュラス ・エリンジュウム ・ユーカリ
 花器 ・白い花瓶



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1703- 白い椿、 一休

2017-03-16 | 生け花
 彩り豊かな春の花の 開花の中、我が家の庭の白い椿 一休が開花の時を迎えました。
 賢く可愛らしく、皆に愛された一休さん 楚々としたこの椿の 丸い小さな蕾 そして開いた花は 五弁の少し筒形は 利発な白と黒の衣装の一休さん そのものです。
 高僧 ダルマ禅師の描かれた徳利に その徳にあやかるよう 生けてあげようと思いましたが 何に心迷わされたのか このダルマさん 座禅の岩から落下している様子です。

 花材 ・白つばき一休 ・ゆきやなぎ
 花器 ・アンティーク徳利



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1703- 春、第一楽章

2017-03-15 | 生け花
 日中は平年並みの気温が続き、春を実感する頃になりました。
季節の暦は彼岸入りも近く、いよいよ春の第一楽章へと進んで行きます。
 桜前線の予報も、そろそろでしょうか

 花材 ・シンビジウム ・菜の花 ・スイートピー ・レンギョウ ・たましだ
 花器 ・ガラス黄色 舟形水盤

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1703- シシ鍋 解禁

2017-03-14 | 生け花
 岡山に越して間もない頃、県北の老舗割烹旅館で夕食に 出され初めて食べたシシ鍋。
以来イノシシと聞いただけで拒絶反応を示して数十年。
 その時の鍋には、その山里で捕れたイノシシ肉がたっぷりと入った名物料理でした。一口食べた私は、その特有の 「獣の臭い」にノックアウトされました。
 今回、旭川沿いの温泉がリニューアルされて その源泉かけ流しのお湯と レストランの昼食を取りに立ち寄りました。
出てきたのはイノシシ鍋 ! ア~ もう駄目だと思ったのですが、高齢の優しいお店の人に勧められ 小さな一切れを口に含んでみました。なんと、例の臭いは無くあっさりとして豚肉の様な味 野菜やお出しも美味しく とても満足し完食しました。
 きっと最近は、肉の処理の仕方が良いのでしょう。昨今、健康と味がお勧めとうたった ジビエ料理が出てきていますが 耳を塞いでいた私も 機会があれば試してみたい気持ちが出てきました。何事も、思い込みは損をしますね。
 夕刻、お湯良し・シシ鍋良しの大満足で 山笑う国道53号線を家路に着きました。

 花材 ・菜の花 ・レンギョウ
 花器 ・小鹿田焼 とびカンナ皿



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1703- 春 眠

2017-03-13 | 生け花
「春眠暁を覚えず・・・」とは良く言ったもので、育ち盛りでもない私も 朝の目覚めが遅い。真冬の寒さに比べ、暖かい布団から離れるのも、さほど辛くない筈なのに 東の窓のカーテンから漏れる朝日を 薄眼で眺めながらのウトウトが 快感です。
 でも、起きてカーテンを開け 朝日を浴びれば眠気は一蹴 蛇口から出る冷たい水で 顔を洗えば 身が引き締まってシャンとします。
さあ、朝食の支度です。
 我が家の朝食メニューの、必須は暖かい甘酒と ホームベーカリーの食パンです。
夫は、機嫌よく起床したらしく築40年余の二階からの階段をきしませて降りて来ます。
 隣の庭からは、ウグイスの初音を聞きました、春です !

  花材 ・チューリップ(ピンクダイヤモンド) ・スイートピー
  花器 ・手作りガラス器




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