中山公園駅前の龍之夢万麗酒店
昼間は大気も悪くどんより上海だが、夜はそんな雰囲気をかき消すように、それぞれの建造物が主張を始める。
夕方5時過ぎ
上海に長く住んでいるとこのピカピカにも慣れてしまったが、このピカピカを見るとどうしても思い出すのが、前世紀の最盛期の頃に滋賀県にあった雄琴の風俗街。当時は、トルコと呼ばれていた時代の話で、京都からわざわざ車を飛ばしてお世話になった人も多い。
タクシーの後部座席から高速道路を
上海万博の前なので2008年頃の話なのだが、ある建築家曰く、中国人は自己主張が強くビルのデザインを依頼する時も奇抜さを優先するらしい。そして、それはデザインだけでなく照明にも通じるところがある。良い悪いは別として、そういう人達の性格が元で、おもちゃ箱をひっくり返したような今の上海が出来上がったのだと思う。前世紀の上海には、まだ街に調和があったのだが・・・。
Fujinon 50mm f1.4 M42