私のアパートの管理人のオヤジが散髪中
自分のアパートの階段から外を見ると管理人のオヤジが散髪中。若いニーチャンが出張サービスしているようだ。前世紀の事だが、上海では路地裏などで勝手に店を開く路上散髪屋がけっこうあったのだが、最近は見かけなくなった。
当時の料金10元(約150円)
前世紀後半の上海旧城内で
私も以前は床屋に行っていた事があったのだが、一度酷い目に合ってから行くのをやめた。その後はパナソニックのバリカンで自分で刈っているのだ。2008年頃に前の事務所の近くに床屋があり3回ほど通ったのだが、4回目で不覚にも大失敗。
いつもお願いしているベテラン(自分で言っている)ニーチャンにお願いし、いつもと同じように3mmのバリカンでと頼んだのだが、バリカンでなくハサミでやらせてくれとニーチャンが言ったので何も気にせず素直にOKした。その日は確か徹夜明けで不覚にも私は眠ってしまったのだ。そして、眠りから起こされて鏡を見ると、そこには見たこともないオヤジが鏡の前にいた。そして、その自分でベテランだと思っているニーチャンが一言、「どうだ?この方がカッコイイだろう」と言いやがる。鏡の中のオヤジの頭はトップがヘリポートのように水平な角刈りになり、おまけにソリまで入れてあったのだ。「こっ、怖い」と心でつぶやく自分がそこにいた。この角刈り事件以来、床屋恐怖症となり今も自分で頭を刈っている。
こちらの男は自分が一番正しいと思っている自信過剰な奴が多いので、ちょっと目を離すと余計な事をする奴がとても多い。以前、大連のとある工場に撮影に行った時、工場内に異常に男が少ないので工場長に聞いてみると、男は余計な事をして無駄な仕事を増やすのであまり積極的に雇ってないという答えが返ってきた。つまり工場内での作業の手順などを勝手に変えてしまい、不良品率が上がるのだそうだ。
中国国内の様々な工場に何度も撮影に行った事があるが、どの工場も機械系の技術者以外のラインの班長は95%女性だったのはちゃんと理由があったのだ。まぁ、中国では男と女を比べた場合、どこへいっても圧倒的に女の方が優秀すぎる。中国で人を雇うなら女に限るぞ。
二枚目と三枚目の画像は、Noblex 135U