POLAROID MODEL 95A
元アシスタント達と一杯やった後に、長楽路を茂名南路方向へ歩いていると、ショップウィンドウの中に懐かしいポラロイド95Aを発見。この95Aモデルは、1948年に発売されたモデル95の後継機種であり1954年発売で、95Bで終了。数あるポラロイドカメラの中でスタイルも顔も一番美しいカメラだと私は思っている。もちろん使った事はないが、昔あった高輪方面の中古カメラ屋で見たのは約20年以上前の事。
カメラを構える側には分からないかもしれないが、カメラを向けられる側の気持ちとしては、こんな美しい顔のカメラを向けられると写される側は自然と気持ちがリラックスし表情も穏やかにならざるをえない。その部類に入るのは、フィルムカメラだとエキザクタや二眼レフのローライフレックスも同じ仲間。そういう意味で一番いただけない部類に入るのが、フルサイズのミラーあり一眼レフに大口径ズームレンズが付いた奴らだ。あれは、自分でも使っていたので言うのも何だが、向けられると一種の暴力に近いものがある。
最近のデジタルカメラで顔の美しいカメラが存在するかというと、ライカくらいしか思い浮かばないのだが、カメラが家電となってしまった今、デジカメなんて数年ごとに買い換える物だと思っているので、高価過ぎるライカを所有したいとまったく思わない。それよりレンズの方にお金を使いたいし大事だと思っている。
カメラの顔もさることながら、カメラを正面から見て一番いただけないのは、ペンタプリズム部の正面に大きく書かれたメーカーのロゴの品の無さだ。でも数年前に、フジフィルムがX-Pro1を出した時には驚きと同時にフジフィルムという会社を見直した。その理由は、カメラの顔に一切メーカーのロゴを入れなかった事。これ、是非次期X-Pro2でも継承してほしい。ついでに最近のミラーレスカメラで一番センスの悪いのは、α7のSONYのロゴの大きさだろうな。あれは相当に品がないぞ。
このPOLAROID MODEL 95Aを見てもらえば分かると思うが、カメラのデザインとロゴが完全に同化していて調和があり、ロゴとカメラの顔のデザインがケンカしてない事だ。
明日の話はコレ、このカメラはアンティークではないよ。
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