ブロンカラーのポスター
ここ数年の間上海で大型ストロボといえば、broncolorが代名詞となり、とてもよく売れている。そして、profotoも同じく売れているようだ。私が上海に住み始めた約10年前は、日本製の大型ストロボはCOMETもあったが、今は影が薄すぎるほど存在感はないし、日本製の大型ストロボなんて知らない人の方が多い。私から見ても日本製の大型ストロボは魅力がなく、時代にマッチしてないと思っている。ただ、日本製ストロボは壊れにくいという長所もあるので、正常進化してアピールすれば売れると思うのだが、時すでに遅し。
Profotoの代理店
日本の大型ストロボが衰退していった時期は、デジタルカメラの進歩とある程度リンクしていると思っている。5年以上前の事だが、とある日本のストロボメーカーに、未来のストロボはデジタルカメラの進歩と共に絶対に変わるので、新規開発をやりましょうと提案した事があったが、反応無し。そして今、日本でもそうだろうが海外でも日本製大型ストロボは存在感のない製品に成り下がってしまったようだ。
一昨日、私がこちらに持ち込んだストロボ類のほとんどを元アシスタントに譲り、カメラも同様に行き先が決まった。来週は長年付き合ったCanonも処分しプロサービスを退会する予定。使わないし必要のない物を使ってくれる人たちに譲り、自分が身軽になるのは何だか清々しく気持ちよい。
先週の画家の作品を撮影する為に集まってくれた元アシスタント達は、みんなそれぞれ成長して今では立派に仕事をこなしてる。そんな彼らを見ていると、頼もしくもあり嬉しくもあり将来の楽しみが増えた。
自分は自分の写真の為に最低限必要な機材のみを残し、写真撮影は自分の作品のみに専念。今の私には、ストロボより撮影用LEDの方が重宝するのだ。