2017年ラストラン

2017年12月30日 | 日記

 2017年も、いよいよおしまいである。

 年末年始はコタツでミカンが一番! ということで、お茶を入れて、買い置きしてあった本を読むか、録りだめた映画を観るか、あとはラジオをダラダラ聴いて、気がついたら眠っていたり。

 もう知能指数ウサギくらいで、ひたすらゴロゴロ。あとは銭湯。はー、極楽、極楽。

 もう脳みそもとけているので、まとまった文章なんて書く気にもならない。ということで、今年度を駆け足で振り返り、今日はおしまいにしたい。

 個人的なことばかりなので、読んでも意味不明です。こんなん全然スキップしてください。では、はじめ!



 今年はたくさん映画が見られた、『バナナブレッドのプディング』はやはり大傑作だ、西山朋佳と伊藤沙恵の将棋がおもしろくて惚れる、今さらレッチリにハマる、ハワード・ホークスはもっと評価されていい、『遊星通信』『旅行人』のバックナンバーが大量に手に入ってホクホク、ドミニク・ティームのワイパースイングにウットリ、たまむすび、キョートリアル、タマフル、三四郎のオールナイトなどラジオっ子だった時代を思い出す、ネット上の暴言や差別発言には心底かなしくなる、結局のところもっともプレースタイル的にあこがれるのはジル・シモンかもしれない、特撮野郎だけどなぜか『ウルトラセブン』だけはピンとこない、いくつになっても選挙は苦手だ、杉田祐一がようやっと来てくれた、杉作J太郎に続く人生の師は平山夢明だ、蔵前編集長のノートがすごすぎて感動、チームスカイとサッカーのドイツ代表の「理想のラスボス感」がすごい、『ジャパンチェスマガジン』発行に超期待、紙か電子書籍かでいちいち迷う現状がめんどくさい、『シン・ゴジラ』は玄人の仕事だ、今年は旅行に行けなかったなあ、スロヴェニアとかアルバニアとかグルジアみたいなマニアックな東欧国に行ってみたい、自転車レースでお気に入りはマイカとクフィアトコフスキー、『弱虫ペダル』と『ゴールデンカムイ』がおもしろかったから来年はマンガをたくさん読もうかな、



 ■今年面白かった本。

 マヌエル・プイグ『蜘蛛女のキス』

 江戸川乱歩『孤島の鬼』

 アーネスト・クライン『ゲーム・ウォーズ』

 サラ・ウォーターズ『茨の城』

 インドロ・モンタネッリ『ローマの歴史』

 青山南『アメリカ短編小説興亡史』

 フリオ・コルタサル『遊戯の終わり』

 ニコルソン・ベイカー『ノリーのおわらない物語』

 早坂吝『〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件』

 スティーヴ・ハミルトン『解錠師』

 P・G・ウッドハウス『ジーヴスの事件簿』

 深水黎一郎『ミステリー・アリーナ』

 アレックス・グレシアン『刑事たちの48時間』

 長崎尚志『闇の伴奏者』

 ロバート・A・ハインライン『銀河市民』

 大島幹雄『明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか』



 

 ■おもしろかった映画


 『セッション』

 『大陸横断超特急』

 『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』

 『ラッシュ/プライドと友情』

 『猿の惑星:創世記』

 『用心棒』

 『赤ひげ』

 『椿三十郎』

 『天国と地獄』

 『突破口』

 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

 『宇宙人ポール』

 『少女は自転車に乗って』

 『ザ・グリード』

 『スローターハウス5』

 『王になろうとした男』

 『ミッドナイト・イン・パリ』



 その他書ききれず。

 

 今年はあまり出かけなかったんで、ネットを見る機会が増えたんだけど、そこにある記事や発言にすごいものが多くておどろかされっぱなし。

 そういった「ヘイト」めいた言葉の大半が、発言者の自意識ではおそらくは「正しいこと」として発せられているのだ。疑いなどなく。

 だとしたら、自らの信じる「正しいこと」というものは、われわれの正しく生きたいという意志や願いに対して、なんと無力なのだろう。

 ドイツの作家であるエーリヒ・ケストナーの代表作『飛ぶ教室』にこんな一節がある。


 かしこさをともなわない勇気は乱暴でしかなく、勇気をともなわないかしこさなどクソにもならない。

 世界の歴史には、かしこくない人々が勇気を持ち、かしこい人が臆病だった時代がいくらでもあった。


 
 今がそうでないことを静かに祈りながら、本年度はここまで。

 サンキューバイバイ!

 また来年。


コメント
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