「どっちが本物の日本かキミが決めてくれ!」
先日、近所の中華屋でそれぞれ、
「バブル時代にあったコカ・コーラのCM」
「元祖『君の名は』とか千葉真一など古い邦画」
という持ち札を駆使して、議論を深めていた友人シジョウ君とナワテ君。
その審判役として派遣された私だったが、話がヒートアップしてくると、こっちにも展開してきて、
「わかった、判定はいったん置いとくとして、今度はキミ自身が【これぞ本物の日本】と思うもんはなにか教えてくれ」
うーん、私が見た「本物の日本」ねえ。
やっぱ、これかなあ。
怪獣は日本の誇るべき文化。
世界にも、コンゴのムベンベとか怪獣伝説は数あれど、ここまでハッキリとひとつの映像ジャンルになっている国はウチしかあるまい。
特撮ファン以外の人にとって、怪獣というとゴジラのイメージが強いかもしれないが、私はそこにはあまり興味がなく、やはりウルトラ怪獣。
特に『ウルトラQ』から『ウルトラマン』と、黎明期の作品に多くの才能と、潤沢な予算が当てられた幸運に感謝したい。
あと、日本の怪獣、特に初期のウルトラ怪獣って、怖いと同時に妙な愛嬌があるんだよなあ。パゴスとかマグラーかわいいっス。
いわゆる「萌え」というやつかもしれないが、そんな話をしていると映画などにくわしい方から、
「いやいや、怪獣と言えばキングコングとかもメジャーでねーの?」
「リドサウルスとか、ゴジラに影響あたえたりした先輩もおるわけやし」
たしかに、いわれてみればそうなのであるが、そこは日本の怪獣にはそれそれで独特の個性があり、それは先も言った「愛嬌」のようなものかもしれない。
さらに言えば、日本にはこれこそ発展形である「超獣」という存在いて、これはフォルム的にも物語の展開的にも(異次元人みたいなのが出るところか、男女が力を合わせるヒーローとか)怪獣映画の大傑作『パシフィック・リム』にもつながっており、
「海外からもリスペクトされている」
という意味でも、これこそ「日本の文化」と言ってもよいのではないか。
みんな大好きバキシム
名前はカッコいいぞレッドジャック
見た目のパンチ力は十分なキングカッパー
髪型(?)がオシャレなギーゴン。
どれもこれも『パシフィック・リム』の「Kaiju」として出てきても、違和感ないものばかり。
全体的にゴテゴテして、好き嫌いは分かれるところだが、見た目にインパクトがあるのは事実だろう。
パシリムは映画もいいけど、連ドラにしてほしかったよなあ。死ぬほど金かかりそうだけど。
その際はもちろん「Choju」も、たくさん出してほしいです
ギレルモ、オレは今でも待ってるよ!