いしころとまとの花野果村(はなやかむら)

野菜ソムリエ全国大会金賞受賞料理教室『花野果村キッチンガーデン』主宰 
いしころとまとのベジフルこぼれ話

取り急ぎ、スナップエンドウの種まき

2010-10-31 11:26:17 | 野菜の栽培
 取り急ぎ、スナップエンドウの種まきのお知らせです。
びっくりするほど甘くって、
「これって・・・砂糖を入れたんじゃない?」と間違うほどの
美味しいスナップエンドウ
来年の6月ごろに天然甘味料入りのスナップエンドウを
召し上がりたいと思う方は、
どうぞこちらの記事をご覧になってから
園芸店までお足を運んで下さい。



私がいつもセミナーでお勧めする一押しの野菜が
このスナップエンドウ
収穫時期は5月下旬から6月20日頃までと、野菜の中では短いのですが
スイーツのような甘くて美味しいスナップエンドウを食べたら
もう・・・毎年種まきをしなきゃ、損 損とばかりに
毎年、種まきに最適な「文化の日」を待ち続けております。

露地栽培でもベランダでプランター栽培でも、
誰にも失敗なく作れる作物ですが、
ちょっとだけ気むずかしいところがあって
2点だけしっかりと守れば、
遊んでいても、
眠っていても、
春になれば驚くほどの収穫で毎日が楽しくなること
請けおいます。



その①  蒔き時を大変選ぶ作物です。
エンドウ豆の蒔き時はとっても難しくって、
あまりはやくても、遅くても霜にやられてしまいます。
地元の農家の方にお聞きするのが一番です。

   ここ仙台では、通常文化の日から前後1週間を
   メドに種まきをして下さい。

地球温暖化の影響かどうか・・・最近は冬も暖かめですので
今からでしたら10日頃までに種を撒いておけばだいじょうぶだと思います。
もしもうすでに種を撒いてしまった方は・・・
霜が降る頃にはちょっと大きくなりすぎているかもしれません。
そうすると寒さで苗がやられてしまいますので
先端を先に10㎝ほど切ってしまう方法もあります。春になると、そこからわき芽が
伸びてきて、収穫量も多くなるというケースもあるようです。



その② 忌地性がつよく連作障害が起きやすい作物の代表格です。
 一度撒いたら4年は同じところに撒かないようにしましょう。






先日10月29日に「オナーズヒル北高森」に行って 
スナップエンドウの種を撒きました。

写真の袋には、スナックエンドウと書いておりますが
アメリカから入ってきたときに、「スナックのように食べられる豆」と言うことで
スナックエンドウという名前でよばれましたが
今は「スナップエンドウ」の名前に統一されております。
ちなみに、「スナップ」とは・・・「莢を折ったときに、スナップを聞かせたような音」が
するから、スナップと言う名前がつけられたそうです。

苦土石灰で酸度調節して、
速効性と遅効性両方の効果がのぞめる馬糞を
多めに土に混ぜ込んで有機質の多い土にしてから、

やっと種まきです。
1カ所に3種まいて、株間は約25㎝くらい離しております。






12月を過ぎると、霜の降る日も多くなりますが・・・
大体地上10㎝くらいで、冬越しできるのがベストです。 

この映像は昨年撮った
霜の中でも元気に伸び上がっているエンドウ豆のようすです。
防寒はここらへんでは必要ありませんが、北風に弱いので
しき藁をして越冬させれば、よりいいかもしれません。







来年の5月後半にもなると

                                          
ものすごい数のスナップエンドウが収穫できるはず。。。
ちなみに花の色は・・・緑がかっった白色。    
清楚な色合いで、心が癒される花でもあります。
                                     





実なりは・・・
        “プクッ” 
一気に小太りの実がなってしまいます。
手で触ってみて、しっかり実がはいっているな、という実感が得られてから
収穫で大丈夫です。
基本は毎日収穫。      

・・・プクッ 実が充実したものから
           収穫をしていきます。  







ザルに山盛りのスナップエンドウ    
そのままさっと塩ゆでして、どんぶり一杯のスナップエンドウを
それこそスナックみたいに食べるのが
一番美味しいです!!




  
     ポリポリ  パクパク!   

      ポリポリ  パクパク!!  












コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 西洋ナシのレシピとハロウィ... | トップ | 伊達な国きのこ大使ー食材王... »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazutyan)
2010-10-31 21:32:02
私はスナップ、うすい、仏国の3種類、毎年文化の日に植えます。嫌地性が強いので植える場所のやりくりに苦労します。スナップはよく成りますが、終わり頃食べきれず実の入り過ぎたのは莢から出して、さっと湯がいて冷凍しておくと、うすいより緑色がきれいで、料理のトッピングにはいいです。これは釈迦に説法でした失礼。
返信する
Unknown (abu71_nomin)
2010-10-31 23:00:02
スナップエンドウは本当に美味しいです~
そちらが蒔き時なら、うちの方はもう少し後で良さそうですね。

スナップより先に私が大・大・大好きなソラマメの種を、先程まさに水に浸したところなので、明日にでもポット植えしよーっと!

来年の初夏が本当に楽しみですねぇ~
返信する
あまーい! (かおりん)
2010-11-02 17:05:49
いしころとまとさんの作ったスナップエンドウ、以前頂いた時めちゃくちゃ甘くておいしかったです

うわ~作りた~い
そのままボリボリ食べた~い

露地で枝豆作ったところは避けた方がいいですか?
プランターにしようかなぁ~
先生、ご指導下さい
返信する
kazutyanへ (いしころとまと)
2010-11-02 19:51:08
さすが!いろんなエンドウ豆を撒いていたんですね。
最近、菜園の話題が出ないので、やってないのかと思いましたが・・・
菜園と言うよりも、しっかりと生活に密着した畑を作っているんですね。
うすいは芽を使用する豆苗に使われますね。
仏国、大きな莢で、食べ応え満点。
色々と種類を作っていれば・・・
確かに、やりくりに苦労するのがわかります
返信する
abu71_nomin様へ (いしころとまと)
2010-11-02 19:54:50
abu71_nomin様
今年は大、大成功のソラマメ栽培でしたよね。
私は今年撒くのを忘れてしまって。。。
コメント読んで、初めて気がつきました
正直、おもいっきり
畑に凝っていた頃がなつかしいです。
人生100年、年と共に興味が色々と
移り変わってきましたが、
これから30年経ったら
どんな趣味をたのしんでいるのか?
これまた、楽しみです。
返信する
かおりんちゃん (いしころとまと)
2010-11-02 19:58:32
路地で枝豆なら、それほど気にしなくても
だいじょうぶです。
同じ豆科ではあるけれど、枝豆は土を選ばない
点では優等生。
その跡地ですから、だいじょうぶだと思います。
ちなみに、なす科は連作をかなり嫌うので
貸し農園では、どなたでも作りたがる
人気のなす科のトマトやなすが
余りできないんですよ。

返信する
Unknown (あけみ蝶)
2010-11-03 18:03:59
こんばんは。
今日、頑張って・・・
ソラマメ、グリーンピース、赤花つる有り絹サヤ、つるなしスナック
4種類をポットに少しですが種蒔きしました。

前の種何処にしまったのか・・・
解からないので買いました。
つるなしスナックは、初めてです~~。

冬今年は、寒いとか・・・。
私の所は、雪が心配です~~。
連作は、駄目なのですね~~。
フランター栽培かな~~!!
返信する
あけみ蝶さんへ (いしころとまと)
2010-11-04 20:36:21
いっぱい豆撒きましたね。
鬼は外、福は内~~
いいことが来年もやってくることでしょう。
蔓なしスナック、支柱立てないので楽ですね。
スナップエンドウ、雪は大丈夫ですよ。
霜で土が盛り上がっしまって、苗が土からでてしまったりするのが、一番ダメになるケースですから。
連作障害も、土壌改良材をいれてあげたり
私も色々と工夫して、狭い庭を使っております。
返信する
蒔きました (mayu)
2010-11-06 22:38:31
生協のセミナーに参加させて頂きました。
先生のお話、すごく楽しくて、わかりやすくて
スナップエンドウの種まきは11/3と、カレンダーに書き込んでいました。
予定通り、11/4に子供と一緒に蒔いて
本当に楽しみです!
ベビーリーフも順調に収穫して、とーっても
おいしいです。
返信する
mayu 様、初めまして (いしころとまと)
2010-11-07 20:15:50
mayu様、とっても嬉しいコメント
有り難うございます。
セミナーに参加いただいた方から、このようなコメントを頂きますと
ほんと嬉しいです
私の思いが少しでも伝わればと、思ってセミナーではお話しをいるのですが、実際にエンドウの種まきに挑戦していただけたということで
最高の喜びです。
スナップエンドウ、丁度いいときに撒きましたね。
お子様と一緒に撒かれたエンドウ豆
ジャックもびっくり!
これからのお子様の成長のように
すくすくと元気に大空へ伸び上がっていくことと思います。
又是非ともこちらにいらっしゃってください。
コメント楽しみにしてますね
返信する

コメントを投稿

野菜の栽培」カテゴリの最新記事