いしころとまとの花野果村(はなやかむら)

野菜ソムリエ全国大会金賞受賞料理教室『花野果村キッチンガーデン』主宰 
いしころとまとのベジフルこぼれ話

デジカメ講座<ズーム機能>

2010-05-13 22:11:56 | ガーデンフォト愛好会

お待たせいたしました。

『ガーデンフォト愛好会 デジカメ講座』

本日お届けするテーマは

<ズーム機能(望遠・広角・マクロ)>です。

さて、前回は<露出補正(明るさ・暗さの調節)>について

ご説明申し上げましたが

稚拙な説明でご理解いただけましたでしょうか?

何だか書いてあったけど、よくわからないという方は・・・

オープンガーデンみやぎに所属いただき、

是非ともガーデンフォト愛好会にご入部いただければと思います。

親切丁寧にプロのカメラマン

  いたがき秋良氏がお教え下さります。

さて、前回ご説明しました<露出補正>ですが

プロの方は写真を撮るときには

露出補正をするのは当然のことだそう。

露出補正でとられた写真が何枚かあったとしても

どれを選ぶかは写真を撮った人の好みやセンスの違い。

であるけど・・・

その写真をどこに飾るか?

  例えば玄関に飾るか?リビングか? 

1枚だけ飾るか、それともいろんなショット写真の中の1枚にするか?

などの条件によっても

  どの写真を選ぶかは変わってくるということです。

ですから

めんどくさがらずに、露出補正で先ずは何枚かとる!という

姿勢が大切となってくるわけです。

 

では本日のテーマ

<ズーム機能(望遠・広角・、マクロ)>についてお話しをすすめさせて

頂きます。

先ずは下の写真をご覧になって下さい。

 


 

「アメリカンデージ」ですが・・・

 

これは私がよくとるパターンですね。

対象物の至近で撮り、ピントをしっかりと合わせてカシャッと撮る

<マクロ機能>を使った写真の撮り方です。

 

この場合の私の動きは下のようになります。

まず、カメラの上の( W )・・・広角 ( T )・・・望遠 のところを

( T )側に持ってきます。

そうしましたら、至近で撮らなくてはいけないので、

身体はお花のすぐ側に行って

カメラは花より約20センチくらい離してしっかりと固定して

ピントの合うところを探り当て

そしてその場所が見つかると「やった!!」とばかりに

カシャッとシャッターを押すわけです。

 

今までは( T )・・・望遠 に合わせた場合は

撮りたい対象を

至近でちょっと目にすることのできない細かいところや

小さな対象物を拡大して撮る場合にしか

使いませんでしたが・・・

 

なんと( T )に合わせた場合は、ズームという機能だけでなく

望遠という機能も使うことができます。

望遠???

と言ってもなんともよくわからないかと思いますので

「百聞は一見に如かず」

先ずは下の2枚をご覧になって下さい。

 

 

この写真は赤い花を

( W )・・・広角に合わせて撮っております。

赤い被写体と、奥には象の肖像と

そして更に青い空とぽっかりと浮いた雲が見えるかと思います。

 

広角で撮りますと、広く見えて、花→象→空という感じに

遠近感を感じる写真が撮ることができます。

 

では、今度は( T )・・・望遠に合わせて

上の写真の花と 同じ大きさ で撮ってみましょう。

 

当然望遠(マクロ)になりますので被写体がぐんぐん大きく

目の前に迫ってきます。

それを上と同じ大きさにするためには、今度は自分が被写体から

離れていく必要が出てきますね。

段々段々、後ろ向きに離れていって

1歩、2歩、3歩・・・

おっと、危ないずっこけないで下さいね 

後ろは見ることができませんし

前にばかり気をとられて

すってんころりんころばないように気をつけて

どんどん後ろに下がってください。

さて、ファイダーを通して見ると、先ほどの花と同じ大きさになりましたか?

なりましたね 

 

はい、そこでカシャッとシャッターを押してみてください。 

 

 

 

 

この写真が

赤い花から身体をどんどん離していって

そして( T )望遠(マクロ)で撮った写真です。

 

上の写真との違いがわかりますでしょうか?

画面スクロールは大変でしょうから先ほどの写真を

下にコピーしますね   

( W )・・・広角に合わせて撮った写真です

 

上も下の写真も

 花の大きさはどちらも大体同じ大きさで撮れているかと思います。

ところが、後ろの象 をご覧になってください。

上と下の写真を比較すると、

上の写真は象がすぐ後ろに迫っているような感じしますね。

もし「わたくしがこの美しい赤い花」だとしたら

象がすぐ後ろに切迫している状況になってしまい

象から早く逃げなくては、「象に踏みつぶされるゾウ~~

となってしまいます。

そして、か弱いオリーブのような私は

「きゃ~~~ポパイ、早く早く私を助けて~~ 

と、叫ぶことでしょう。

でも、沈着冷静なポパイは一言

「ゾウはそんな近くにいないぞう~~

         ゾウは30メートルも先にいるぞう~~

 と、冷たく言うことでしょう。

 

そうなんですね。

実際には

象は下の広角で撮った写真のように30メートルほども離れたところに

いる訳です。

 

だから慌てて私は逃げなくても大丈夫なんですね。

それだけの距離がほんとうはある訳なんですから。

 

と言うことは

 

 

結論です。

( W )・・・広角に合わせて撮ると

       距離感が出て、近くのものが遠くに見えたり

       部屋を広く見せるように撮ることができ

 

 ( T )・・・望遠(マクロ)で写真を撮ると

       反対に距離感がなくなって

       「撮りたい対象物」と「後ろの背景」を近くに撮ることが

       できるようになります。

 

極端なわかりやすい例では・・・

佐渡の朱鷺のすぐ後ろに月が迫っているような  

幻想的で夢のような写真も

( T )望遠(マクロ)を使って撮ることができるわけです。

 

いつもズームの時にしか

(T)に合わせることがありませんでしたが

目から鱗  

本当はこんな使い方ができる訳なんですね 

 

 

カメラの世界、思っていた以上に面白そうです。

「いつも見慣れた情景が、ファインダーを通すと全く別の違った世界に見えます。」

なんて事をよく言ってましたが

カメラの世界は・・・

近くにありて遠くにある

<広角の世界>が末広がりで広がっているのかもしれません。

 

 

 

  

 

 

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6 コメント

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Unknown (あけみ蝶)
2010-05-14 20:36:23
こんばんは。
2枚の写真比較すると良く解かります。
望遠の( W )・・・
今まで使っていません~~。
( T )望遠(マクロ)
なるほど理解できました。

近かったらオープンガーデンみやぎに所属
したいですが・・・。
ちょっと遠すぎます~~。
最後の写真さくらですか・・・
素敵です~~。
返信する
なるほど~ (かおりん)
2010-05-14 23:05:28
あの(W)と(T)はこう使えばいいんですね~!!納得、納得

って、あーーーーーーーーーっ!
デジカメ持ってないんでした

もっぱら携帯で撮ってる私は、
携帯カメラにもズームがあることを
最近ようやく知りました。。。
超おおざっぱなズームですけどね

画像、必死に上下に何度もスクロールしまくってたら、
その下に画像がありました
ひっかかったゾウ~~~~~
返信する
Unknown (kazutyan)
2010-05-15 21:12:14
折角に機能をなんとなく我流で使っていましたが、理屈が分かって機能を生かすことができます。
返信する
あけみ蝶さんへ (いしころとまと)
2010-05-16 17:29:34
ほんと「目から鱗」でした
望遠の機能を覚えたら、面白いだろうな
と思います。
オープンガーデンみやぎは花を愛する人の集まりです。
皆さん、花を綺麗に撮っておきたいと
思うんですね。
あけみ蝶さんは、白黒の水墨画素敵ですから
そちらを極めて下さいね。
返信する
かおりんへ (いしころとまと)
2010-05-16 17:31:21
スクロールしないようにって、
下にコピーしたのに~~
だから、望遠で見るといいのよ、かおりん。
かおりん、携帯で撮ってても
とってもお上手。
でも、私はズームで撮らないでね。
返信する
kazutyanへ (いしころとまと)
2010-05-16 17:32:24
機能が分かると楽しいですよね。
私は、まだまだ機能を使い切ってないことに
気がつきました。
これからダッシュで覚えていきます!
返信する

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