こぼれ種の世界

ここは、こぼれ種の世界。

子孫を残すべく・・・

自分色の花を咲かせて蜂を呼び

受粉がうまくできた頃

花ははかなく散り

花が散ったところに

今度は小さな命の種が芽生え

小さな種は風を掴まえ

ふわりふわりと

気に入ったところに生命の根をおろす。

 

 

 「ルッコラセルバチコ」と「チャービル」の子どもたち

ルッコラセルバチコはルッコラの野生種

ピリリとパンチの効いた辛さが、なんの変哲もないサラダをツーランク上の大人の味に変えてくれる。

宿根草なのも嬉しいハーブ。

昨年秋に咲いた花が撒いた種が・・

至る所に小さな命を咲かせてくれた。

 

チャービルはグルメのパセリといわれ、上品な香りがチャームポイント

フランスではセルフィーユとよばれ、「希望のハーブ」として親しまれているらしい。

繊細なフォルムで香りも優しく

自家製スイーツのてっぺんにちょこんと飾ると

まるでショーウィンドーの中のスイーツのように

あっという間におしゃれな姿に変身する。

 

 

 

 

 

 ひときわ高くそびえ立っているのが「ブロンズドフェンネル」

といっても・・・今はたった２０センチの高さだけど。。。

将来は２メートルの背丈に大きく成長する。

お魚料理の臭みによく使うハーブで

オイルサーディンを入れたシチリアのパスタ「Pasta con le Sarde 」によく

使われる。

 

 

 

 

 こちらは一般的なルッコラ

クレオパトラがこよなく愛したハーブというけど、、確かに

美容にいいといわれるビタミンCとビタミンEが多いらしい。

ここで休んでいる高貴なお方は・・・さてどなた？

 

 さあ、ルッコラセルバチコを思い切り収穫して

夕飯の付け合せにしなくちゃ。

 

 

 セルバチコとアイスプラントの付け合せ

手前にちょっとだけ姿を現しているのは「タラのメレンゲ焼き」

メレンゲの中には摘みたてのパセリが隠し味として入っているから

あっさりしたタラとの相性ばっちり。

 

 

 

 

ブーリン特製 「牡蠣とルッコラセルバチコのパスタ」

 

ルッコラとルッコラセルバチコはルッコラという名前が付いているけど

植物学的には違う種類らしい・・・

小さな花が2種類載っているけど・・・

黄色い花は「ルッコラセルバチコ」の花

白い十字の花は「ルッコラ」の花

もし、わたしが蜂だったら

きっとグレイッシュな十字のルッコラの花に

蜜を吸いに行くだろう。。。