娘を殺されたシングルマザーの告白が、現代の中学生の心にひそむ闇を暴きだす…。
女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。
ここまで非情になれるのか。
失うものがないからなのか、すべてを失ったからなのか・・・・・
そこには憎しみしかない・・・・・ たとえ、自分の生徒だとしても、まして未成年でも、
いや、未成年だからなのか。
復讐という、恐怖が 少年A 少年Bをジワジワと・・・・・
ネタバレになるからあまり書かないようにします。
オススメ度 ・・・・・
( 松 たかこの淡々と告白するあの無表情が怖い)
誰でもよかった・・・注目してほしかった・・・・・寂しかった・・・・・そんなのは通用しない。