読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

浅田真央が戦ってきたもの

2012-12-22 17:19:26 | フィギュアスケート二部作


「浅田真央が戦ってきたもの」

いつか書いてあげたかった記事です。
衆議院選挙も終わり一段落ついた今がまさにその時かなと思います。
トリノオリンピックからバンクーバーオリンピックまで、浅田真央選手が戦ってきたもの。
上記のサイトはリンクフリーになっていて、筆者も出来るだけ多くの人にこのことを知ってもらいたい、またそうなってほしいという強い願いが込められているように感じました。
なので私も微力ながら加勢します。
以下に、サイトの「1.はじめに」の部分を引用します。


1.はじめに

私がフィギュアスケートを見るようになったのは、リレハンメル五輪のシーズンのグランプリシリーズ、NHK杯からですから、もう17年になろうとしています。
その、フィギュア観戦生活の中で、私は今、これまでに味わったことのないような、暗澹たる思いで胸がいっぱいです。
バンクーバー五輪の女子シングルの競技を終えて、一夜明けた今、寝るに眠れず、このレポートを書いています。
果たしてそれにどんな意味があるのか。
私にもわかりません。
ただ、いちフィギュアスケートファンとして、この現状を諦め、口をつぐむには、あまりにも今回の出来事は悲惨すぎる。
少しでも多くの人に、現状を知ってほしい。
そう思って、このレポートを書くことにしました。
もちろん、主観だらけの内容になってしまうと思います。
けれども、理解していただきたいのは、そこにあるのは、フィギュアスケートに対する愛です。
誰がなんと言おうと、私はこのフィギュアスケートという競技を愛しているのだと思います。
どんなにつらい思いをしても、納得できなくても。

フィギュアファンとして、浅田真央のファンとして、今回の結果がどうにも納得できないと言ったら、ほとんどの人はこう思うでしょう。
「ミスをしてしまったのだからしょうがない」「キムヨナは完璧だったのだから」。
敗者は口をつぐむのが、日本では美徳とされています。
私はそれを否定するつもりは全くありません。
けれどもそれは、フェアに競技が行われた上での結果というのが大前提ではないでしょうか。
中には、フェアではなかったとしても、それすらも納得して口をつぐんでしまう人も、日本人には少なくないと思いますが・・・。

はじめに断っておきますが、私は決してキムヨナが嫌いなわけではありません。
むしろ、4年前世界フィギュアで彼女の存在を認識した時は、浅田真央という天才にライバルができ、切磋琢磨できる状況になったということを歓迎しました。
彼女たちが、これからどのように戦っていくのか、胸を躍らせたほどです。
間違えてほしくないのは、このレポートが「キムヨナ批判」ではないということです。
時には、キムヨナ本人を批判するような書き方になってしまうかもしれませんが、私にはそのような意図は全くありません。
むしろ、キムヨナもある意味では被害者であるといえると思います。世界最高点をたたき出し、金メダリストとなったキムヨナは、素晴らしい選手だ、天才だ、と思われていることでしょう。
ですが、実はフィギュアファンの目から見れば、主観を抜きにしたとしても、稀有な才能の持ち主というには、キムヨナはあまりにも凡庸すぎる。
ジャンプにしろ、ステップにしろ、スピンにしろ、スパイラルにしろ、すべての要素において、浅田真央に迫るものですらないのです。
ではなぜ、その彼女が「世界最高点」を出すに至ったのか。
たゆまない努力のたまものだから、讃えるべきだという人もいるでしょう。
しかし実は、その裏には様々な理由があるのです。
あの大舞台にノーミスで滑れたこと。
それくらいは讃えてもいいと思われるかもしれません。
しかし、です。

前置きが長くなってしまいましたが、私なりに、今回の出来事を分析してみようと思います。
潔くないといわれてもかまいません。
この腐ったフィギュアスケート界をなんとかしたいと思っている人間は、たくさんいるのです。
それを、少しでも多くの人に知ってもらいたいと思います。


以上、引用終わり。
少しでも興味を持って頂けるようでしたら、ぜひサイトの詳細を見て頂きたく思います。

「浅田真央が戦ってきたもの」

今回の記事は、「フィギュアスケート世界選手権2011 ロシアの好意」に続く、フィギュアスケート二部作の完結編となります。
「ロシアの好意」のほうでは「フジテレビの大罪」が焦点となりましたが、今回焦点となるのは「韓国の大罪」です。
バンクーバーオリンピックでなぜキムヨナ選手はあれほどの高得点を出すことが出来たのか。
当時の私は「まあノーミスのパーフェクト演技だし仕方ないのかな」と納得していましたが、このサイトを見て考えが変わりました。
17年間フィギュアスケートを見続けてきた筆者によって、キムヨナ選手の高得点(私は銀河系ぶっ飛び得点と呼んでいます)がいかに異常なものであるか、冷静に、そして的確に指摘されていたのです。


第二章の「トリノ五輪後に4年がかりで浅田真央がされてきたこと」は驚くべき内容でした。
次から次へと繰り返される、浅田真央選手に不利でキムヨナ選手に有利なルール改正。
それでも必死に新ルールに対応しようと努力する浅田真央選手を尻目に、キムヨナ選手のほうはどんどん有利になっていきます。
しかも審判も露骨にキムヨナ選手寄りになり、明らかにジャンプが回転不足なのになぜか見逃されたり、それどころか加点が付いたりと、不可解な判定が連発されるようになりました。
反対に浅田真央選手のほうはどう見ても回転が足りているのに回転不足の判定が下されたりと、明らかに審判の判定が公平性を欠いています。
あまり書きたくはないですが、韓国側による審判の買収があったのではと疑わざるを得ないような酷い事例です。


第三章の「浅田真央の代わりにプルシェンコが滑ったら・・・」を読んでさらに驚いたのですが、バンクーバーオリンピックでキムヨナ選手が出した異常な銀河系ぶっ飛び得点は、浅田真央選手の代わりに男子のプルシェンコ選手が滑って4回転を飛んでも勝てないような、とんでもなく高い得点だったようです。
以下、第三章より引用します。

日本の皆さんは、「浅田真央がノーミスなら当然金メダルだったはず・・・」と思っているでしょう。

違います。
浅田真央の代わりにプルシェンコが滑って、4回転ジャンプをかましても、キム・ヨナに勝つのは無理なんです。


だから浅田真央は滑る前の、気持ちの持って行き方に迷いが出たのです。
絶対勝てない、って分かってたから。


バンクーバーオリンピックのフリーの演技で浅田真央選手はトリプルアクセルを2回も飛んだのに、それでも「絶対勝てない」というとんでもない得点…
これはフィギュアスケートという競技自体が壊されてしまいかねない、異常なことだと思います。


注目は第四章のバンクーバー五輪ショートプログラムにおける浅田真央選手とキムヨナ選手それぞれの演技の画像比較。
これを見れば一目瞭然で、どう見ても浅田真央選手のほうが表現力もしなやかさも柔軟性も優れています。
しかしサイトには、以下のように書かれていました。

ところが、ここでの二人のポイントは、驚くべきことに、全く同じなのです。
また、キムヨナはスパイラルの途中で一瞬よろけてしまいますが、そんなこともおかまいなしに加点がついています。


ここでも不可解な判定。
画像を比較してみて二人のポイントが同じなだけでも驚きなのに、キムヨナ選手の方はスパイラルの途中で一瞬よろけてもおかまいなしに加点が付いていたとのこと。
これではとても公平な判定とは言えないと思います。


そして、第五章の「さいごに」。
これはぜひ読んで頂きたいです。
筆者の、フィギュアスケートが歪められてしまった現状に対するやり切れない思いが綴られています。
以下、第五章より引用します。

この四年というもの、フィギュアスケートファンが、どれほどの憤りを抱えてきたか、おそらくフィギュアを五輪でしか見ない人には想像もつかないでしょう。

私たちが忘れてはならないのは、浅田真央は間違いなく、世界的に見ても何十年に一度の稀有な才能の持ち主であり、キムヨナは凡庸な選手でしかないということです。

キムヨナの演技というのは、フィギュアをよく知らない人から見れば、パーフェクトで素晴らしいものに見えるかもしれない(点数という後押しもあり)。
しかし、フィギュアを少しでも詳しく知る人間から見れば、キムヨナの行っている演技は、五輪10位の選手ともたいして変わらない、平凡なものです。
ただ難易度の低いプログラムを、自信たっぷりに滑っているから、素人目には素晴らしく見えるだけなのです。
ジャンプ以外の要素・・・ステップ、スピン、スパイラル。
すべての要素について、それは言えることです。


そして私が一番印象に残ったのがこの言葉。
「仕立て上げられた世界王者」この言葉を、私はこれからもずっと忘れないでしょう。

記事を読んではっきり分かりましたが、キムヨナ選手は「韓国によって仕立て上げられた世界王者」だったのです。
トリノからバンクーバーまでの4年間、用意周到に、キムヨナ選手が有利になるルール改正が次々と行われていきました。
そして色々なものから守られていました。
信じ難いことにその中には「日本のマスコミ」も含まれていました。
日本のマスコミは上記のような不可解な点には一切触れず、ひたすらキムヨナ選手を大絶賛していました(特にフジテレビは顕著)。
さらにあろうことか、フジテレビはトリノからバンクーバーまでの間、キムヨナ選手を大絶賛し、「それに比べて浅田真央選手は~」と浅田選手を貶めるようなことまでしていました。
この「キムヨナ選手大絶賛+浅田真央選手貶め」というやり方は日本のテレビ局とは思えないような酷い手口であり(まるで韓国のようなテレビ局)、おそらく浅田選手や今は亡き浅田選手のお母様も「どうしてそんなことをするんだろう…」と思っていたのではないかと思います。
だからみんな、フジテレビに怒り心頭なんです。

それでも浅田真央選手はバンクーバーオリンピックで、トリプルアクセルを2回飛びました。
ショートプログラムも入れれば3回です。
間違いなくこれは歴史に残る快挙であり、「韓国によって仕立て上げられた世界王者」によって少し印象が薄くなってしまいましたが、本来もっと評価されるべきことだと思います。
何十年に一度の稀有な才能の持ち主が、不可解な判定によってオリンピックチャンピオンになれなかったのは、ただただ残念と言うほかありません。
2014年にはソチオリンピックが控えています。
今度こそは不可解な判定がされることなく、フェアな判定をしてくれるように心から願います。