読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

流れが変わるかも

2008-11-20 23:28:10 | ウェブ日記
武豊が選んだのはウオッカではなく、メイショウサムソンだった。
11月30日に行われるジャパンカップに向けて、熱いドラマが繰り広げられています。
武豊騎手はウオッカを選ぶと思っていたので、とても驚きました。
色々な憶測がありますが、どう考えてもウオッカに分があるであろうこのレースで、最近勝ち星から遠ざかっているメイショウサムソンを選んだというのは、武豊騎手の並々ならぬ気持ちを感じました。

先の天皇賞(秋)ではウオッカが激闘の末、勝利を収めました。
これで一気に流れがウオッカに向きました。
今回のジャパンカップは秋三戦目となり、秋シーズンはこれで最後にするようです。
それだけに究極の仕上げで勝ちに来るはず。
黄金の左を誇るウオッカにとって、東京競馬場でのレースは最高の舞台。
体調が絶好調なことも相まって、今回はまさに必勝体勢


というように、もはやウオッカの勝利は確実!と数日前まで思っていたのですが、冒頭に書いた武豊騎手の決断により、ひょっとすると流れが変わるかも…と思っています。
ウオッカには、岩田康成騎手が乗ることになりそうです。
そしてメイショウサムソンなのですが、今回は厳しい戦いになることが予想されます。
凱旋門賞10着からの参戦となりますが、私が記憶している限り、ここ数年前走が二桁着順だった馬がジャパンカップで優勝したことはないです。
さらに今回は、強豪が多数出てきます。
ウオッカ、ディープスカイ、マツリダゴッホ、オウケンブルースリなどが登場。
このうち、ウオッカとディープスカイは120%の状態で出てくることが予想されます。
万全とは言えないメイショウサムソンがこれらの馬全てを倒せる確率は…10%くらいでしょうか

が。。。武豊騎手は、この馬を選んだ。
メイショウ軍団との兼ね合いもあるのでしょうが、おそらく武豊騎手の胸には、メイショウサムソンかつての主戦・石橋守騎手のことが少なからずあるはず。
頑張ってほしいなと思います。

思えば私も昨年の春から、メイショウサムソンのレースに一喜一憂してきました。
かれこれ一年間勝ち星から遠ざかってしまったサムソン、ジャパンカップでどんなレースを見せてくれるのか、注目です。

ある夏の日の池袋

2008-11-19 00:46:27 | フォトギャラリー
今回は池袋のフォトギャラリーを作りました。
今年の8月、サンシャイン通りを中心に歩いていたのですが、そのときの写真はそのままになっていました。
最近は「池袋ウエストゲートパーク」シリーズを読んだりもして、もう一つか二つ池袋のフォトギャラリーが欲しいなと思っていました。
というわけで、良い機会なので作ってみました。
気軽にお楽しみください

----- 池袋フォトギャラリー ある夏の日の池袋 -----


サンシャイン通りにやってきました
今年はサンシャインシティ30周年とのことです。


ちなみに池袋ウエストゲートパークでは、サンシャイン通りを舞台に「内戦」が起きます。
こんなところで戦われたら、一般の人たちは困りますね




サンシャイン通りには大規模なお店はあまりありませんが、たくさんのお店が並んでいるので、大抵のものは揃うと思います。




奥に高くそびえているのがサンシャインシティです。
ここに行ってみようと思います。




サンシャインシティの入り口。
だいぶ賑わっていました。


こちらは、見覚えのある人もいるのではと思います。
テレビにもたまに出ています。


この広場ではよくアイドルがコンサートをします
新人の登竜門となっているようです。
この日はプールが施設されていて、みなさん楽しんでいました


サンシャインシティを出て、通りをもどっているところです。


サンシャイン通りのすぐ近くに、「ばんからラーメン」の池袋本店があります。
とんこつがメインのラーメン屋で、私も一度立ち寄っています。


サンシャイン通りの入り口に戻ってきました。


ジュンク堂書店です。
かなりの数の本が揃っています。


左手にあるのは、西武百貨店池袋本店です。
縦ではなく、横に長いという特徴があります。




3ヶ月くらい前のことでも、写真を見ると思い出すものですね
記事の文章も意外とスムーズにまとめられました。
もう3ヶ月も経ったのかと、しみじみとなったりもしました。
また機会を見て歩いてみようと思います


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「モダンタイムス」伊坂幸太郎

2008-11-18 21:25:42 | 小説
今回ご紹介するのは「モダンタイムス」(著:伊坂幸太郎)です。

-----内容-----
岡本猛はいきなり現われ脅す。「勇気はあるか?」
五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」
渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました」
大石倉之助は訝る。「ちょっと異常な気がします」
井坂好太郎は嘯く。「人生は要約できねえんだよ」
渡辺佳代子は怒る。「善悪なんて、見る角度次第」
永嶋丈は語る。「本当の英雄になってみたかった」

検索から、監視が始まる。
知ってはいけない秘密に迫ったとき、巨大な力が牙を剥く。
「魔王」の続編となる傑作長編。

-----感想-----
最初は一週間くらいかけて読む予定でしたが、あまりに面白い内容だったため三日で読みきってしまいました。
特に日曜日はカフェで何時間も読み耽り、この日だけで300ページ以上読みました。
普段の休みの日は200ページくらいが平均なので、久々の快進撃でした。

「モダンタイムス」にはそれだけの魅力がありました。
この作品は、魔王という作品の50年後くらいが舞台となっています。
直接的な続編ではないので、魔王を読んでいない人でも楽しめる内容です。

「播磨崎中学校事件」というのがあるのですが、この事件についてネットで検索をすると、その者に恐ろしい出来事が起こります。
それも、ある特定のキーワードで検索した者だけに。
ある者は陥れられ、ある者は自殺し、ある者は拷問され…というように、この事件を調べようとした者は、ことごとく痛い目に遭わされます。
いったい、この事件には何が隠されているのか。
なぜ、ある特定のキーワードで検索した者だけが狙われるのか。
そこには、「システムとは何なのか」という考えにまでつながっていく、巨大な「何か」が潜んでいました。
そもそも、ネットで検索しただけでこちらの居場所が突き止められ、さらに危害を加えられるなどというのは、個人に出来ることではないはず。
もっと大きな、国家的な力が働いているのではないか?
主人公の渡辺拓海たちは危険を承知で、少しずつこの謎に迫っていきます。

魔王の続編だけあって、そのときに主役級だった人物達も登場します。
ただ50年の歳月を経て、当時は若かった者たちも既に高齢になっていました。
彼ら、彼女らは存在感のある脇役として、物語を盛り上げてくれました。
「モダンタイムス」での主役級は内容欄に書かれている人たちです。
この中でひと際異彩を放っているのが、「井坂好太郎」ではないでしょうか。
これは明らかに、「伊坂幸太郎」のパロディなのではと思いました。
「井坂。。。好太郎!?」という感じで、けっこうウケましたね(笑)
現実の伊坂幸太郎と同じく、「井坂好太郎」も作家として登場していましたが、だいぶ適当な男として描かれていました。
それでも所々で存在感を見せていたし、重要な役割を担っていたと思います。
まさかあのような結末になるとは…

内容欄を見ると、渡辺という人が二人いるのがわかると思います。
この二人は夫婦なのですが、妻の渡辺佳代子は「最恐の奥さん」として大活躍していました。
旦那のみならず、周りにいる者みな震え上がるその実力とは。。。

また、魔王のときと同じく、モダンタイムスでも「超能力」が重要なテーマとして登場します。
物語の中核を担う言葉として、その言葉が出るたびに「ついに来るか」と思いながら読んでいました。
特に後半は息つく暇もないほどスピーディな展開が繰り広げれていきます。
超能力VS超能力のような対決もあるし、最恐奥さん本領発揮の場面もあるし、本当に怒涛のような展開で、一気に読んでいきました。

伊坂幸太郎さんの作品は、読んでいるうちにペースが上がっていくことが多いです。
文章もリズムよく読める感じになっていると思います。
今回は500ページを超える大作でしたが、読者を飽きさせないのはさすがだなと思います
次回作にも期待します


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第33回エリザベス女王杯

2008-11-16 20:01:48 | スポーツ
今日はカフェで小説を読んでいたためレースは見れませんでしたが、どうやら衝撃の展開になったようです。
着順は以下のとおりです。

1着 リトルアマポーラ
2着 カワカミプリンセス
3着 ベッラレイア
4着 マイネレーツェル
5着 レインダンス

カワカミプリンセスは2着。
ネットを見てみたところ、リトルアマポーラには完敗だったようです。
展開的にリトルアマポーラの方が有利だった雰囲気がありますが、それでもここは勝たないといけないレースだったと思います。
やはり二年前に比べると、本調子ではないのでしょうか。
あとは、騎手のジンクスが働いてしまったのかも知れません。
カワカミプリンセスの鞍上、横山典広騎手はGⅠで二着が多いことで知られています。
そして今回も二着…結構こういうジンクスは怖いものですね
とはいえ二着に入って、少なくとも意地は見せられたと思います。
勝てば有馬記念に行ったかも知れませんが、二着となると、次走はどこを目指すのか、気になります。
カワカミプリンセスが完全復活する日を期待しています

そしてショックだったのは、ポルトフィーノの落馬です。
まさかの展開でした。
やっとGⅠの舞台に立てたのに落馬とは、何て運がないんだと思います。
この一族には呪いでもかかっているのでしょうか
でもviviandpianoさんの記事を見たら、落馬した後も馬は走り続け、トップでゴールしたとあったのでちょっと希望が持てました
通常、落馬した馬がトップでゴールするということはあまりありません。
それでもトップでゴールしたということは、馬自身に走る気持ちが溢れているのでしょうね。
大物になりそうな予感がします。
ぜひポルトフィーノにはGⅠ馬になってほしいと思います

それにしても勝ったリトルアマポーラは、桜花賞で本命にしていた馬でもありました。
さすがに今回は勝てないだろうと思っていたら勝つあたり、競馬は難しいですね。
注目はこの馬もアグネスタキオンの産駒であること。
ダイワスカーレットもディープスカイもアグネスタキオン産駒だし、いよいよタキオンの時代が来たようですね。

秋のGⅠ戦線も佳境になってきたし、この先有馬記念までどんな闘いが繰り広げられていくか、楽しみです

光麺 池袋本店

2008-11-15 23:55:40 | グルメ
池袋ウエストゲートパークの四巻に収録されている「東口ラーメンライン」を読んで、ちょっと池袋のラーメンでも食べてみようかと思いました。
そして訪れたのがこの「光麺 池袋本店」です
光麺は池袋のほかに高田馬場、新宿、代々木、原宿、恵比寿、六本木、上野、秋葉原に店舗を展開しているようです。
これらの店の総本山となるのが、ここ池袋本店。
「東口ラーメンライン」でも実名で登場していました



私が注文したのは、「塩光麺」です。
これは何と言っても、スープの旨さが相当なものです
魚貝類を使ったスープなのですが、特徴はさっぱりとしているのに味に深みがあることだと思います。
写真を見ると、麺が透けて見えるくらい透明感があるのがわかるか思います。
しかし味には確かなコクがあり、非常に丹念にダシを取っていることがわかります。
麺は細めで、しなやかさがあります。
これがとてもスープと合います
太麺ではこのスープとの相性はイマイチのはずです。
この細麺とスープを合わせることを考えた人はすごいなあと思いました。
この二つは抜群の相性だと思います。

過去に新宿店で「塩光麺」を食べたことがありますが、味に決定的なまでの差はないです。
ただ池袋がラーメンの聖地なのと、こちらは本店ということで、気持ち的にこちらのほうが美味しく感じました。
メッカブランドと本店ブランドの力ですね(笑)
たぶん激戦区池袋を勝ち抜くために、日々新しい味の研究をしているはずです。
今度行くことがあったら、しょうゆ味のものを食べてみようかなと思います

「電子の星」石田衣良

2008-11-15 23:53:12 | 小説
今回ご紹介するのは「電子の星」(著:石田衣良)です。

-----内容-----
アングラDVDの人体損壊映像と池袋の秘密クラブの関係は?
マコトはネットおたくと失踪した親友の行方を追うが…。
通り魔にギャングの息子を殺されたジャズタクシー運転手に告知された悲惨な真実とは?
「今」をシャープに描く、ストリートミステリー第4弾。
切れ味、スピード、さらに快調。

-----感想-----
というわけで、池袋ウエストゲートパークシリーズの第4弾「電子の星」、さっそく読んでみました。
今回は以下の四つの短編が収録されています。

東口ラーメンライン
ワルツ・フォー・ベビー
黒いフードの夜
電子の星

この中では、東口ラーメンラインが一番読みやすくて面白い内容でした
Gボーイズの王様・安藤崇のボディーガードとして活躍していた双子の「ツインタワー1号2号」が、このたびGボーイズを卒業してラーメン屋を開業。
ツインタワーというのは、二人とも身長が2メートル近くあることから付いたあだ名です。
開業した場所はなんと、ラーメンの激戦区池袋東口!
半径百メートルの円の中に、七軒ものラーメン屋がひしめく大激戦。
池袋東口を舞台にラーメン戦争が勃発します。
この話の面白いところは、実在のラーメン屋も登場しているところです
「光麺」、「ばんからラーメン」、「麺家玄武」、「無敵家」、「二天」という実在のラーメン屋五軒と、「ヌードルス」、そしてツインタワー1号2号の店「七生(なお)」が、熾烈なラーメン戦争を展開。
「光麺」、「ばんからラーメン」、「麺家玄武」、「無敵家」が以前からある店で、「二天」、「ヌードルス」、「七生」は新たに参入してきた新興勢力という構図です。
当初は善戦していた「七生」、店の前にラーメンライン(行列)が出来たりもしていました。
しかし何者かによる嫌がらせにより、徐々に客足が遠のいてしまいます。
ネットに悪意あるコメントを書かれたり、店の前に生ゴミを撒かれたりと、事態はまさに「仁義なきラーメン戦争」。
この嫌がらせの犯人を捕まえるべく、ツインタワー1号2号はマコトに依頼します。
マコトとしてもツインタワー1号2号とは古くからつきあいがあるので、何とかしてあげたいという気持ちがあったようです。
このシリーズは人が死ぬことが結構あるのですが、「東口ラーメンライン」は誰も死ななかったし、楽しく読めました。

「もういいでしょう。狙いはあの店だけなんだから」
「やつがネットに火をつけ始めた」
「金か。いくらほしいんだ」

などのいかにも仁義なき闘いな台詞も出てきて、なかなかドキドキしました
今まで読んだ話の中で、上位に来る作品だったと思います。


表題作の「電子の星」では、アングラDVDというものが登場します。
アングラはアンダーグラウンド(地下)のことです。
そのDVDに収められていたのは、恐るべき人体損壊映像。

マコトの元には、テルという男が失踪した親友の捜査を依頼しに来ます。
調べを進めていくうちに、この人体損壊映像の存在が浮かび上がってきます。
そして人体損壊映像と失踪した親友のつながりに気付いていく二人。
このお話は、けっこうグロテスクなものでした。
人間の狂気のようなものを感じました。

あと石田さんの作品では初めて、別作品とのリンクがありました。

おれは最近ちょっと気のきいたネットワーク小説を読んだのだが、そこにはこんなスローガンが書いてあった。
「よい人生とは、よい検索だ」


これは、アキハバラ@DEEPに出てくるスローガンではないですか
「ちょっと気のきいたネットワーク小説」というのがウケました。
ご自分の書いた小説をそう表現するとは。。。

それと、現代が抱える闇を鋭く捉えている台詞がありました。
「高校を出てからはこの世界に復讐してやるつもりになった。ぼくたちを田舎の小さな部屋の中に閉じ込めて、自分たちだけで金もうけばかりしてる豊かな外の世界への復讐だよ」
これは、間違っているなと思います。
これはマコトに依頼しに来たテルの言った台詞で、テルは田舎で引きこもりをしています。
引きこもりになったのを外の世界のせいにしていますが、そんなはずはなく、自分の意思でそうしたはずです。
もちろん、引きこもりたくなるくらい辛い思いをしてきたのはあるのでしょうが、それを外の世界のせいにするのは、筋違いというものです。

あと、この話には「負け犬」という言葉がよく出てきました。
テルは最初から自分のことを負け犬だと思っているようです。
マコトは、自分の力で闘おうとしないテルに「お前はまだ負け犬にもなってない」と言っていました。
自分の力で全力で闘って初めて、勝ち負けが生じるのだというのが、マコトの考えのようです。
たしかにそうだと思いました。
最初から「私は負け犬です」なんて言っていないで、まずは頑張ってみるのが大事だと思います。

事件のほうは、次第に規模の大きなものになっていって、とあるクラブと人体損壊映像につながりが出てきます。
Gボーイズの王様・安藤崇などと連携し、調べを進めていくマコト。
果たして、このクラブで待ち受けるものは何なのか。。。

内容は怖いものがあっても、やはり話のテンポは良かったです。
それがこのシリーズの良いところだと思います
次の第五巻も近いうちに読んでみたいと思います。

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「骨音」石田衣良

2008-11-14 21:05:11 | 小説
今回ご紹介するのは「骨音」(著:石田衣良)です。

-----内容-----
世界で一番速い音と続発するホームレス襲撃事件の関係は?
池袋ゲリラレイヴで大放出された最凶ドラッグ「スネークバイト」の謎とマコトの恋のゆくえは…。
現代のストリートの青春を生きいきと描き、日本のミステリーシーンに新しい世界を切り拓いた、ご存知IWGP第3弾!
ますます快調のTV化話題作。

-----感想-----
表題作の「骨音」は、”この世でいちばん速い音”を巡るお話です。
さらに、池袋ではホームレス襲撃事件が続発。
主人公のマコトはホームレス襲撃事件の犯人を追っていきます。
そして次第に、この二つの関連性に気付いていくのですが…
おなじみの「Gボーイズ」も登場し、次の襲撃事件を防ぐべく池袋の街を警護するなど、今回もスリリングな展開が繰り広げられます。
それと、何気ない会話に面白いものがありました。
電話に出るとき、普通は「もしもし」と言うと思いますが、「もし」としか言わない男が登場。
たしかに言葉を略すのはよくあることですが、これは略しすぎではないかと。
「もしもし」くらいそのまま言っても変わらないだろうに、と思いました
ONE PIECEという漫画で、何でも一文字に略してしまう人がいたのを思い出したりもしました。
このバカッ!→バカッ!→バッ!という感じで、全て一文字に略してしまいます。
もしもし→もし は、これと似ているなと思いました。
事件のほうは、「骨音」というタイトル、そして”この世でいちばん速い音”、さらにはホームレス襲撃事件。。。これらがつながったとき、犯人が誰なのか見えてきます。
犯人は予想どおりでしたが、テンポよく進んでいくスリリングな展開は面白かったです。


「西口ミッドサマー狂乱」という話では、最凶のドラッグ「スネークバイト」が登場。
「レイヴ」という、ドラッグでハイテンションになった人たちが集まって、一晩中踊りまくるという怖いイベントがあるのですが、そこにスネークバイトの魔の手が忍び寄ります。
スネークバイトはかなり強力なドラッグとして、レイヴに来る人たちの間でも噂になっています。
名前からして危険そうなこのドラッグ、強い威力と引き換えに命を落としかねないほどの副作用もあります。
そしてついに使用者の中に死亡する人が現れてしまいます。
さらにスネークバイトの魔の手は、池袋の街をも侵そうとします。
マコトとGボーイズはスネークバイトの売人を倒すべく動き始めるのですが。。。
調べを進めていくうちに、スネークバイトの考案者の存在が浮かび上がったりしてきます。
それが何とマコトの恋とも少し関わっていたりして、このあたりのストーリーはなかなか面白かったです。
果たしてスネークバイトの売人を倒し、ストリートの平和を守ることが出来るのか、興味深く読んでいきました。

マコトは池袋警察署長と知り合いでもあり、各短編に署長が登場することもあります。
さらにGボーイズの王様・安藤崇に顔がきくなど、良いつながりをたくさん持っています。
マコトの噂を聞きつけてか、ストリートで問題が起きると、マコトのところに解決を頼みにくる人はたくさんいます。
池袋のトラブルシューターとして、この先どんな活躍を見せていくのか、続編も期待しながら読んでいきたいと思います

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カワカミプリンセスとポルトフィーノ

2008-11-13 20:48:20 | ウェブ日記
11月16日(日)に行われる第33回エリザベス女王杯。
ウオッカもダイワスカーレットも出ないので、このレースでは女王は決まらないのでは。。。と疑問視する人も多そうですが
しかしカワカミプリンセスとポルトフィーノが出てくるので、私の中で注目度は上がってきています。

カワカミプリンセスは、2006年のオークス、秋華賞の二冠を達成した馬。
そしてその勢いで臨んだエリザベス女王杯では、一時は1着になるも、その後12着降着という悪夢がありました。
さらに昨年は宝塚記念の後に故障してしまい、その後1年近く休養することになってしまいました。
カワカミプリンセスが休んでいる間に、牝馬勢にはウオッカ、ダイワスカーレットという歴史的な名牝が台頭してきたこともあり、最近は主役の座を奪われてしまっています。
しかし元々の能力が高いので、体調が戻れば完全復活しても不思議はありません。
カワカミプリンセス陣営としても、ここは何としても勝ちたいはず。
私的には、エリザベス女王杯制覇→有馬記念へ というドラマを期待します


そしてポルトフィーノについては、やっとGⅠの舞台に立てるので万感の思いです。
まさかこんなに「いばらの道」になるなんて、一年前は思いもしませんでした。
ポルトフィーノは過去の記事でも紹介しています。
本当にこの一族は、虚弱体質が最大の鬼門になっています
ポルトフィーノも、もしかしたらこのまま復活することは出来ないのでは。。。と不安に思ったりもしました。
度重なる故障でまだ4戦しかしていませんし。
でも復帰初戦となった先月のレースで見事快勝して、不安を一蹴。
素質の高さを証明しました
今回はいきなりのGⅠ挑戦ですが、何とか頑張ってほしいと思います。
ここに来るまで、陣営の苦労は相当なものだったと思います。
ようやく順調になってきたので、エリザベス女王杯で良いレースをしてこの先につなげていってほしいです。
頑張れポルトフィーノ!

早さの秘密

2008-11-13 19:36:27 | ウェブ日記
牛丼チェーンの一つに「松屋」というのがありますが、ここの応対スピードの早さはかなりのものがあります。
一番早いときは、注文してから20秒くらいで品物が運ばれてきます。
このスピードはすごいなと思います。

どうもこの早さには、秘密があるようです。
最近松屋に行ったのですが、自販機で食券を買った直後、カウンターの奥のほうで店員さんの声が聞こえました。
「○○セット入りました」
どうやら、自販機でどの食券を購入したかが、即座に把握出来るようになっているようです。
たぶん自販機のボタンを押すと、その信号がカウンターのほうにも伝送されるのだろう、と推測してみました。
そしてカウンターを見てみると、パソコンのモニタ画面のようなものがありました。
こちらからは画面は見えませんが、きっとあれでモニタしているに違いないと思いました。

先日松屋に行ったときは、席について間髪入れずにメニューが運ばれ始めて、ものの20秒くらいで全品が揃いました。
もちろん店員さんによって早さは変わりますが、全体的に早めなので急いでいるときには助かります。
お客さんから注文を受ける前にメニューを把握できるのだから、どうりで早いわけです。
さすがスピード勝負の店は、色々と努力しているのだなと思いました

とんかつ屋さんにて

2008-11-11 23:31:14 | ウェブ日記
この前とんかつ屋さんに行ったとき、謎の質問?をされました。
ごはんについて聞かれたのですが、てっきり量を聞かれるのかと思いきや、その質問は以下のようなものでした。

店員さん「白米と古々米、どちらにされますか?」
私:「(白米と…古々米!? 古々米って二年前の米のことだよね…)」

これにはびっくりした私。
この店は、二年前の米を客に食わせるのかよ、と一瞬思いました。
しかし相手の質問を反芻してみると、古々米とは違うことを言っていたようにも聞こえる。
もしや、五穀米のことか?と思い当たりました。
ココマイとゴコクマイ。。。何だか語呂も似ているので、きっと五穀米のことに違いないと思いました。

というわけで、この古々米事件は聞き間違いということで幕を閉じたのでした。
とても早口な店員さんだったので、五穀米が古々米に聞こえたのだと思います。
みなさんも、聞き間違いには気をつけて下さいね。