ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

車置き場一

2011-09-28 23:28:04 | Weblog
半年前に来た時は、街中に車が散乱していた。今は町の中は綺麗に片付いている。
町のあちこちに仕分けされたものの置き場がある。
ここは車置き場。上手に列に積み上げられている。車の列の間には道がある。車の持ち主がやって来るのを待っているのかもしれない。新たな車が入って来るのを待っているのかもしれない。警備員が二人、置き場の入り口に立っていた。
こういう場所が町の至る所にある。

しんぐ、石巻を歩く。その八

2011-09-28 23:05:35 | Weblog
海まで歩いて、海を見ながら本を読もうと思い、海まで来た。

帰り道、同じ距離を歩くとしたらこの辺りが限界のような気がする。少し足が痛い。前日から一睡もしてないのだから、体力の限界も近い。

海沿いの道、左手には大きな橋が架かっている。歩行者が歩いていいのか?と疑問を抱くくらいの大きな橋、日和大橋。この橋を渡るかどうか・・・これが問題だ。・・・帰り道は更に遠くなる。陽は完全に暮れてしまうだろう。

もちろん答は決まっているということに気づく。・・・橋を渡る・・・だ。・・・あぁ、残念だ。あぁ、足が痛い。

後で日和大橋を徒歩で渡ったと地元の人に言ったら、あれは歩いて渡る橋じゃねぇべ、と笑われてしまった。

しんぐ、石巻を歩く。その七

2011-09-28 00:30:32 | Weblog
町の外郭を歩いて、日本製紙の工場を抜けて、やっと海に辿り着いた。このエリアに電気は来ていない。町そのものがなくなってしまったのだから、電気を通す意味がないということなのだろうか?丁字路の交差点でお巡りさんが手信号で交通整理をしている。つまり、この半年間、ここには必ずお巡りさんが立っているということになる。他県から派遣されてきたお巡りさんなのだろうか・・・ご苦労様です!と言いたくもなる。
お巡りさんは僕を道の向こうに渡らせてくれた。四車線道路の両端二車線が潰されている。潰された車線は、歩道として活用されているのだろうか・・・所々陥没している。歩道とし活用されているわけではなさそうだ。なぜなら、この道を歩いた一時間、僕以外の歩行者はこの道にいなかった。

海を見ると、遠くに見えるいくつかの小高い丘。これは、海浜緑地公園を利用した瓦礫の集積地。目を凝らして見ると、瓦礫だとわかる。今も、毎日、次々と、ダンプカーにのせられたガレキたちが、日毎にこの丘を高くしている。