晴耕雨読といいますが・・・大体僕の場合は晴読雨耕です。
古民家の特典としてついてきた600坪(500坪くらいかと思ったら600坪だった)の畑は、今の僕にはまだ荷が重い。まずは、庭先に小さな畑を・・・ここまでは前に書いたね。
とりあえずプラスチックのシャベルで穴を掘って、苗を植えた・・・これも、前に書いたね。
シング農園の作物たち、毎日気になって見るのだが、完全に雑草と一体化してしまっている。雑草の中に穴を掘ってうえだけなのだから、仕方ないのだが・・・あれ?どれだっけ?というくらいの一体感。・・・うーむ、これはなんとかせねば。
ホームセンターに行って、農作業の道具を見る。テーマは、今必要なものは何か?である。
候補は、クワ、先が三つに分かれたマンノウ、スコップ。
全部は買えないので、どれか一つを選ばなければ・・・。
で、オールマイティな一品として、スコップを選んだ。
その日は一日雨模様。でも、僕の右手には青いスコップ。・・・もう、耕したくてウズウズしている。僕の右手には青いスコップ。
青いスコップが僕を呼んでいる。僕はザンザンと降る雨の中、
カッパを着て、雑草が生い茂る庭にスコップを突き刺す。
しばらくして、まず、スコップを選んだことを後悔するよね。そりゃぁ、するよね。やっぱりさ、畑を耕す時はクワでしょ?そりゃあ、知ってたけどさ、スコップの方が他の時にも使えるじゃない。クワはさ、畑を耕すオンリーなわけ・・・。まぁ、クワにすれば良かったよね。スコップじゃ無理だわさ。もう、雑草の根の強いったら、ないね。スコップに全体重を乗せても切れないもの。
で、あれだよね。百歩譲ってスコップでも良かったとして、さらに後悔するよね。
大きいスコップと小さいスコップがあってさ、やっぱり置いてある時に小さいスコップの方が可愛いじゃない?で、小さいスコップを選んじゃったんだよね。めっちゃ後悔するよね。だって・・・小さいんだもん!
雨の中、カッパを着て、小さなスコップで畑を耕す。もう・・・大汗だよ。額に滴る水滴は、雨じゃなくて、汗だよね。