もう16年くらい前のことである。
16年ったら大変な年月なのである。
ヨチヨチ歩きだった赤ん坊が、バタフライナイフを手のひらにペタペタとあてながら、「おいババア、ゲーセン行くから金出せや」と言い放つ思春期真っ盛りの悪童に育つくらいの年月なのである。
あちゃ~。随分と時は流れたもんだ。
NACK5という放送局がある。FM埼玉って言うのだろうか。周波数は79.5。79.5を語呂合わせで読むとナックファイブ。ということだ。
NACK5、土曜日の真夜中の時間帯、ジャパニーズドリームという番組の中に「ミュージックチャレンジャー」という1時間のコーナーがあった。音楽評論家ー富沢一誠が主催するオーディション番組。
夜中の3時に始まって、朝の4時まで。一体、誰が聴いていたのだろうか・・・。深夜に走るトラックの運転手以外で、誰が聴いていたのだろうか。
Trash Box Jamの前身のバンド、アニーズガーデンは、そのミュージックチャレンジャーというオーディション番組で月間グランプリを獲って、月間グランプリを獲ったバンドの中からリスナー投票で選ばれるスーパーグランプリっていうのも獲った。
スーパーグランプリを獲得すると、一年間に渡り富沢一誠及び番組から、メジャーデビューに向けてのバックアップが受けられる。というのが売りだった。
そんなわけで、ちょくちょく、ラジオにゲストで呼ばれるようになった。というわけである。
深夜3時の番組。深夜3時からの生放送!・・・ではない。それは嫌だ。嫌すぎる。
通常の収録は、木曜の夕方、だったような気がする。場所は、NACK5のある浦和市常盤、ではなく、原宿表参道のモリハナエビルをちょっと過ぎた所にある教会辺りをちょっと右に入ったところにあるスタジオ。
深夜3時に放送があったとしても、僕以外は行けなかっただろうと思う。が、平日の夕方だとしても僕以外は行けない。なぜなら、みんな平日は仕事だから!
そんなわけで、ほぼほぼ、シング一人でのゲスト出演になっていたわけである。
なぜ僕は行けたのか?その頃からフラフラと遊んでばかりいたのか?
それは違う。ちがーう!
僕は、夜勤の仕事をしていたのだよ。こんな時のために、夜勤の仕事をしていたのだよ。
だから、夜勤明けで原宿まで行って番組の収録をして、収録が終わったら隣のスタジオで収録をしているファンキーフライデーの小林克也さんに「お疲れ様でーす」と挨拶をして、それからモリハナエビルのカフェで富沢一誠とお茶をして、電車でガタンゴトンと帰ってきて、そのまま仕事へ向かう。とね。
「今日のゲストはアニーズガーデンでーす!」と紹介されて、「こんばんはぁ!アニーズガーデンのシングでーす!」と答える。
すると、富沢一誠が「あれ?またシング一人?ミホちゃんは?ロシヒーは?」という冒頭のやり取りがお約束、というような、そんなスーパーグランプリ獲得バンド、アニーズガーデンだったのである。
しかし、振り返ってみると、ラジオに出ようと、ラジオで曲がかかろうと、うちのメンバーはちっとも聴いていなかったような気がする。
おれは聴いていたよ。カセットテープに録音してたし。カセットテープだったっけな?MDだったっけな?どこにいったかな?あのカセットテープたち。
こんな何度も書いていることを書きたいわけではない。これは、ライブレポートなのである、下北沢ラウンの。
でも、長くなったので・・・つづく。
16年ったら大変な年月なのである。
ヨチヨチ歩きだった赤ん坊が、バタフライナイフを手のひらにペタペタとあてながら、「おいババア、ゲーセン行くから金出せや」と言い放つ思春期真っ盛りの悪童に育つくらいの年月なのである。
あちゃ~。随分と時は流れたもんだ。
NACK5という放送局がある。FM埼玉って言うのだろうか。周波数は79.5。79.5を語呂合わせで読むとナックファイブ。ということだ。
NACK5、土曜日の真夜中の時間帯、ジャパニーズドリームという番組の中に「ミュージックチャレンジャー」という1時間のコーナーがあった。音楽評論家ー富沢一誠が主催するオーディション番組。
夜中の3時に始まって、朝の4時まで。一体、誰が聴いていたのだろうか・・・。深夜に走るトラックの運転手以外で、誰が聴いていたのだろうか。
Trash Box Jamの前身のバンド、アニーズガーデンは、そのミュージックチャレンジャーというオーディション番組で月間グランプリを獲って、月間グランプリを獲ったバンドの中からリスナー投票で選ばれるスーパーグランプリっていうのも獲った。
スーパーグランプリを獲得すると、一年間に渡り富沢一誠及び番組から、メジャーデビューに向けてのバックアップが受けられる。というのが売りだった。
そんなわけで、ちょくちょく、ラジオにゲストで呼ばれるようになった。というわけである。
深夜3時の番組。深夜3時からの生放送!・・・ではない。それは嫌だ。嫌すぎる。
通常の収録は、木曜の夕方、だったような気がする。場所は、NACK5のある浦和市常盤、ではなく、原宿表参道のモリハナエビルをちょっと過ぎた所にある教会辺りをちょっと右に入ったところにあるスタジオ。
深夜3時に放送があったとしても、僕以外は行けなかっただろうと思う。が、平日の夕方だとしても僕以外は行けない。なぜなら、みんな平日は仕事だから!
そんなわけで、ほぼほぼ、シング一人でのゲスト出演になっていたわけである。
なぜ僕は行けたのか?その頃からフラフラと遊んでばかりいたのか?
それは違う。ちがーう!
僕は、夜勤の仕事をしていたのだよ。こんな時のために、夜勤の仕事をしていたのだよ。
だから、夜勤明けで原宿まで行って番組の収録をして、収録が終わったら隣のスタジオで収録をしているファンキーフライデーの小林克也さんに「お疲れ様でーす」と挨拶をして、それからモリハナエビルのカフェで富沢一誠とお茶をして、電車でガタンゴトンと帰ってきて、そのまま仕事へ向かう。とね。
「今日のゲストはアニーズガーデンでーす!」と紹介されて、「こんばんはぁ!アニーズガーデンのシングでーす!」と答える。
すると、富沢一誠が「あれ?またシング一人?ミホちゃんは?ロシヒーは?」という冒頭のやり取りがお約束、というような、そんなスーパーグランプリ獲得バンド、アニーズガーデンだったのである。
しかし、振り返ってみると、ラジオに出ようと、ラジオで曲がかかろうと、うちのメンバーはちっとも聴いていなかったような気がする。
おれは聴いていたよ。カセットテープに録音してたし。カセットテープだったっけな?MDだったっけな?どこにいったかな?あのカセットテープたち。
こんな何度も書いていることを書きたいわけではない。これは、ライブレポートなのである、下北沢ラウンの。
でも、長くなったので・・・つづく。