ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

夜中の3時には、運命の出逢いがある。ような気がしないでもない。

2015-12-20 01:42:03 | Weblog
FMNACK5、何度目かの出演の時のことである。
クリスマスが近かったようそんな気がする。ちょうど今頃の季節だ。

ラジオでは二曲ほどバンドの音楽をかけてもらえる。

これは16年も前の出来事を、つまりは薄っすらしか覚えていない出来事を、思い出しながら書いているのである。さらにつまりは、多分に記憶が捏造されている箇所もあるのかもしれない。が、その有無は、今の僕にはわからないのである。

その日はアニーの新曲の「クリスマスソング」(アニーのアルバム未収録)を放送した。ような気がする。

その時の放送で、僕らアニーズガーデンは、「この曲が収録されたテープを、リスナーの皆さんにプレゼントします!クリスマスだから!」と言った。
すると、富沢一誠が言う。「抽選で何名様?」

それは困った質問である。抽選で何名様とか、そんなことは考えてはいなかった。欲しい人には必ず差し上げたいというのが、我がバンドの総意である。
「応募してくれた人全員に送りますよ」と僕が言う。
すると、富沢一誠が言う。「1000人応募が来たらどうすんの?1000人に送るの?」

確かに・・・1000人に送るってのは大変だ。費用も相当かかってしまうではないか。
でも、僕はこう言わざるを得ない。
「1000人でも送りますよ!全員に差し上げます!」

それからしばらくして、NACK5の番組宛に届いた応募者の資料をいただいた。
アニーズガーデンのデモテープを欲しいとハガキを送ってくれた方は、2人だった。ははは。そんなもんだよ、夜中の3時過ぎの出演だぜ。ははは。

たった二人ではあるのだが、ラジオで放送された我がバンドの音源を欲しいと思いハガキを書いてくれた貴重な存在である。

もしかしたら、こういうのを、運命の出逢いと呼ぶのかもしれない。

二人のうちの一人のSATOさんは、その後「アニーファンサイト」を立ち上げてくれ、ほぼすべてのライブに足を運んでくれ、ライブレポート、CDの解説、アニーの歌詞などをホームページにアップしてくれた。
つまりは、このデモテープ応募から約七年間に渡り、アニーの活動をサポートし続けてくれ、アニーズガーデンには欠かせない存在になってくれたのである。

つづく。