おはよぉございます。
ゆうべ、一里塚の主人が言った。
「この感じだと明日は早く起きられそうですね」
何を根拠にそんなことを言うのかわからなかったが、ふーんそうなんだぁと思ったりした。
そして、夜は更け・・・一里塚の主人はパソコンを起動して仕事を始め、コデラーマンと僕は歯を磨き始め、時計を見ると朝の5時。
どうして早く起きられそうと言ったのだろうか。
朝の6時50分。物音で目が覚めた。一里塚の主人は、ずっと仕事をしていたみたいだ。この人は、どうやったら早く起きられるのだろうか?
そして朝の10時半。
甲高い声が聞こえる。
「焼き鳥丼食べに行きましょうよ!行きましょうよ!起きてくださいよぉ〜!起きてくださいよぉ〜!」
うるさい!ばか!うるさい!と布団をかぶってはねつける。
すると、コデラーマンは人の枕元で走り始める。ドタドタと走り始める。
ねぇ、なにやってんの?うるさくしてんの?と聞くと、ハイ!と元気に答える。
最悪だ。最悪なヤツだ。こいつは。
さっき寝たばかりの一里塚の主人も、その調子で起こされる。
頭の上でドタドタと走り回られて無理矢理に起こされる。可哀想過ぎる。可哀想過ぎるよ、コデラーマン!
そう思いながら僕は着替えているのだが、その間もずっと、コデラーマンは一里塚の主人の頭の上をドタドタと走り回っているのである。