ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

先生はYouTuber。7

2020-08-04 04:01:00 | Weblog
どう思う?
たとえばだよ、三万円の中古品を買ったとして、それが壊れて三万円の修理代がかなったとして、計六万円。新品を買ったら八万円だとすると、その差額は二万円。
新品は壊れない。壊れても保証がある。
どう思う?
中古品を買う?新品を買う?

安物買いの銭失いとはよく言ったものでね。中古品ってのは壊れる。壊れて動かなくなってしまえば、ただのガラクタに成り下がる。直すにはお金がかかる。困ったものだね。

しかしあれだよ。何にせよ、八万円の新品は買えないわけだよ。中古品三万円と修理代に三万円で六万円払うなら、二万円足して八万円の新品を買えば良かった!なんてのはさ、結果として思うことであってね、買う前に八万円を出すという選択肢はないのだよ。

よくこういうことが言われるよね。
この世界には二種類の人間しかいない。リスクを取る人間と、リスクを取らない人間。
僕なんかは思うよね。もう一種類いるよ、とね。
リスクを取らざるを得ない人間。

たとえばだよ、僕が乗ってるジムニー号。27万円で買った。8年くらい乗っている。
買った当初から不安だったが、まだ動いてくれている。
時々ギアが入らなくなる。ギアが入らないと動かない。オイルがどんどん減っていく。オイルがなくなるとエンジンが焼き付いて煙が出る。ラジエター液が漏れている。ラジエター液がなくなるとエンジンが高温になりすぎて壊れる。
おまけに、タイヤは4本ともツルツルだし、ワイパーのゴムは取れちゃってるし、天井の内装は全部剥がれちゃってるし・・・。

リスキー過ぎる。乗れていることが不思議過ぎるくらいにリスキー。

普通の車に乗りたい。安心して乗れる車に乗りたい。

がしかし、次も必ず、こういう車に乗る。
そういう車が好きというわけではない。
僕は、リスクを取らざるを得ない人間だからなのだよ。ははは。

電動ろくろの話だ。

インターネットに載っていないことなど「最早ない」と僕は思っていた。ちょちょいと調べたらちょちょいと出てきて、ちょちょいと直せるんじゃないか?と淡い期待を寄せていた。

載ってない。

電動ろくろが壊れたという記事の少なさったらない。
現代なのに、そんなこともあるのかと、ちょっとカルチャーショック。

わからないのに、変にいじって取り返しのつかない目に何度も遭っているので、あきらめた。

メーカーにメールをしてみた。
代理店に修理に出せ!と言われるのは分かっていたので、状況を詳しく説明して、「自分で直せませんかねぇ?」と付け加えておいた。

返事が来た。

予想通り、近隣の代理店の名前と住所が載っていた。
メールの返事の最後に、「裏の六角のボルトが緩んでいる可能性があるので締めてみては?」と書いてあった。

おほほ!これだ!それだ!

電動ろくろを横倒しにして、指摘された場所の六角ボルトを締めてみた。

スイッチオン!レバーオン!

ウィーン!クルクルクルー!

回った。

直った。

やった。

安物買いの銭失い・・・

安物買い、銭、失わなかった。

あぶねかった。

あぶねかったなぁ。

つづく。