旅の目的は・・・ない。
旅のプランは・・・ない。
どうしよっかなぁ・・・旅の目的とプラン。どうしよっかなぁ・・・やっぱりあった方がいいよなぁ・・・目的とプラン。
そんなことを想いながら始まり、そんなことを忘れて旅は終わった。
自分探しとか、出会いを求めてとか・・・そんなもの、探して見つかるもんじゃないってこと。
美味しいものを食べるとか、綺麗な景色を見るとか・・・そんな当たり前のこと、目的にもプランに当てはまらなそうだ・・・。
とりあえず、ノープランで行ってみよう。走ってみよう。旅の目的を探す旅。・・・なんだそれ?
目的を持たない、気ままな旅だった。
行きたい場所はあったが、行けなくても構わなかった。たどり着きたい場所は設定したが、たどり着かなくても気にはしなかった。
朝起きて、テントを畳んで、荷物をバイクにくくり付けて、エンジンをかけて、ヘルメットを被りグローブを付けてアクセルを吹かす・・・あれ?どこへ向かうか、まだ決めてないや・・・そんな旅だった。天気予報ではなく、雲の流れを見て行く先を変更する。道に飽きて道を変える、つまり目的地の方角を変える。北へ向かっていたはずなのに、いつの間にか進路は東に向いている・・・そんな旅だった。
そう、ふと気づいたんだ。目的が・・・気まま。どれだけ気ままに旅ができるか・・・それが目的になっている。
時に運命に身を委ねる。例えば、それは出会いだったりもする。気ままな旅だからこそ、身を委ねられる。気ままなんだから当たり前だ。出会いは啓示であり、それに従うのが運命だったりもするのだろう。プランが無くて良かったと想う。偶然や啓示や運命や気紛れにプランを壊されることもない。
時々人にこう聞かれる。
じゃぁ、これから最北端を目指すんですね?・・・僕はこう答える。稚内は最初の方に行っちゃいました。えっ、どういうルート?・・・ルート、ないんです。
時々人にこう聞かれる。
道東から来たのなら、これから西へ向かうんですね?・・・僕はこう答える。これからまた道東に戻ります。えっ、なんで?・・・なんとなく。
それが、気ままってことだ。
去年は北海道一周を目指し、自分なりに達成をした。今年は・・・目的がないのだから、達成するものがない。生き抜いたと言う程に、生き抜くのが大変な場所ではない。
ならば、何を得た?・・・僕はこの旅で何を得た?
多分・・・何も得てはいない。残念だ。笑っちゃうくらいに残念だ。
旅から生まれた小さな「哲学」が三十七個。
そう、ただ三十七個の小さな哲学を、ポケットに入れて持ち帰って来ただけなんだ。
ただいま。ただいま。ただいま。
気ままな旅がくれた小さな哲学とオホーツクの荒波が削った小さな石ころ、それが君へのお土産だよ。
旅のプランは・・・ない。
どうしよっかなぁ・・・旅の目的とプラン。どうしよっかなぁ・・・やっぱりあった方がいいよなぁ・・・目的とプラン。
そんなことを想いながら始まり、そんなことを忘れて旅は終わった。
自分探しとか、出会いを求めてとか・・・そんなもの、探して見つかるもんじゃないってこと。
美味しいものを食べるとか、綺麗な景色を見るとか・・・そんな当たり前のこと、目的にもプランに当てはまらなそうだ・・・。
とりあえず、ノープランで行ってみよう。走ってみよう。旅の目的を探す旅。・・・なんだそれ?
目的を持たない、気ままな旅だった。
行きたい場所はあったが、行けなくても構わなかった。たどり着きたい場所は設定したが、たどり着かなくても気にはしなかった。
朝起きて、テントを畳んで、荷物をバイクにくくり付けて、エンジンをかけて、ヘルメットを被りグローブを付けてアクセルを吹かす・・・あれ?どこへ向かうか、まだ決めてないや・・・そんな旅だった。天気予報ではなく、雲の流れを見て行く先を変更する。道に飽きて道を変える、つまり目的地の方角を変える。北へ向かっていたはずなのに、いつの間にか進路は東に向いている・・・そんな旅だった。
そう、ふと気づいたんだ。目的が・・・気まま。どれだけ気ままに旅ができるか・・・それが目的になっている。
時に運命に身を委ねる。例えば、それは出会いだったりもする。気ままな旅だからこそ、身を委ねられる。気ままなんだから当たり前だ。出会いは啓示であり、それに従うのが運命だったりもするのだろう。プランが無くて良かったと想う。偶然や啓示や運命や気紛れにプランを壊されることもない。
時々人にこう聞かれる。
じゃぁ、これから最北端を目指すんですね?・・・僕はこう答える。稚内は最初の方に行っちゃいました。えっ、どういうルート?・・・ルート、ないんです。
時々人にこう聞かれる。
道東から来たのなら、これから西へ向かうんですね?・・・僕はこう答える。これからまた道東に戻ります。えっ、なんで?・・・なんとなく。
それが、気ままってことだ。
去年は北海道一周を目指し、自分なりに達成をした。今年は・・・目的がないのだから、達成するものがない。生き抜いたと言う程に、生き抜くのが大変な場所ではない。
ならば、何を得た?・・・僕はこの旅で何を得た?
多分・・・何も得てはいない。残念だ。笑っちゃうくらいに残念だ。
旅から生まれた小さな「哲学」が三十七個。
そう、ただ三十七個の小さな哲学を、ポケットに入れて持ち帰って来ただけなんだ。
ただいま。ただいま。ただいま。
気ままな旅がくれた小さな哲学とオホーツクの荒波が削った小さな石ころ、それが君へのお土産だよ。