「好き嫌いなし王に、オレはなる!」by モンキーDシングィー。
実は、僕は、好き嫌いが多いので有名で・・・。昔ね。
ゴールデンウィークに高校時代の友達が遊びにきてくれて、一緒に買い物へ行って、言われた。
「椎茸もピーマンもナスも食べられなかったよね?」
がーん。がびーん。
食べられるし。むしろ、好きだし。好き嫌いとか、ないし。好き嫌いとかあるのって、恥ずかしいし。そういうこと、言わないで欲しいし。忘れて欲しいし。お願いします。忘れてください。
そうなんです。人の記憶に数十年もの間残るほどに、好き嫌いがあったのです。
今は、ほぼほぼありません。なんでも食べます。むしろ、なんでも好きです。なんでも美味しいです。好き嫌いをする人には、ネチネチと文句を言ったりもします。でも、実は・・・ってやつなんです。
椎茸は特に苦手でね。小学校の給食の時からずーっと食べたことがなかった。
今は好き。好んで食べます。買ってでも食べます。一体何が嫌いだったんだろう。
ピーマンなんて、畑で生でポリポリと齧っています。甘くてうめーなぁと呟いたりしています。一体何が嫌いだったんだろう。
ナスなんて、好きな野菜のナンバーワンだといっても過言ではないくらい好きです。もうすぐナスが鈴なりに成る季節です。楽しみです。一体どうして嫌いだったんだろう。
この三つの野菜嫌いを克服したことが、僕の人生において、大きな節目となった。
「嫌いなものを好きになる」
そういう重要事項を、身をもって知ることができたのである。
つまり、最初から、苦手なものなどなくなるというわけ。だって、時間が経てば好きになるかもしれないんだから、最初から好きになればいい。というロジック。結構、これ、簡単だったりする。
「美味しいと言って食べている人がいるのだから、オレにとっても美味しいはずだ」
そう思って食べたりすると、結構美味しく感じられたりするから、不思議だ。不思議なのだ。味覚が美味しい理由を探して見つけ出してくれる。そんな感覚。
人は変わる。舌も変わる。人生は、すごく面白い。
椎茸で何を作るか考えていた。
「キノコペースト!」
椎茸の味をふんだんに楽しめて、日持ちのする料理である。
キノコペーストは、色々なキノコを混ぜて作った方が美味しいような気がするが、あいにく、我が家には、今現在我が家には椎茸しかない。
大量の椎茸を切って、オリーブオイルで炒めて、ちょっと冷まして、フードプロセッサーでウィーンってやって、椎茸ペーストの出来上がり。
「おぉ!椎茸の味しかしない!」
素晴らしい。
椎茸が嫌いな頃の僕が食べたら、おでこを床に十五回くらい叩きつけて、おでこから血を流しながら悶えたかもしれない。・・・椎茸の味しかしない。
次は・・・えっとぉ、何を作るっかな。
椎茸とキクラゲの佃煮を作ろう。
とかね。
6/1は下北沢lownでライブだよ。
ねぇ、こういう椎茸ブログを書いてて、お客さんが来たりするの?それだけがね、ちょっと不安。・・・ちょっとだけね。