ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

38年前のシックスストリングス。

2018-03-25 03:14:56 | Weblog


「また生歌を聴かせてください」というコメントがついた。

みーんな、どうしているだろうか?
元気にしているだろうか?

路上で出会った高校生の女の子が、今日の誕生日で30歳になったそうだ。おめでとう。

時は流れているな。僕が想うよりも、ずっと確かに。

瓦屋の親方が、どこかから綺麗なアコースティックギターを拾ってきた。
「ヤマハのギター、いる?」と聞かれて、「ヤマハのギター、いらない」と答えたのだけれど、家に帰ると、ヤマハのギターがハンモックに揺られていた。

YAMAHA FG151B。

ポロンと鳴らしてみると・・・あれ?悪くない。

型番で調べてみると、「値段にしてはいい」とかある。ポロリンと鳴らしてみる。うん、まぁ、悪くない。

1970年代後期から80年代の製造。らしい。1980年だとしても、随分と古い。38年モノ。

きっと、この世に生まれでこのかたほとんど弾かれていない。ボディは綺麗だ。弦は、指が汚れるほどに錆びている。

ふーん。と僕はつぶやく。ふーん。
どうすっかな、このギター。

聴いてみたいなぁ・・・このギターの音。

ネックが反っている。順反り。
弦を緩めて、ヘッドに付いているネジを外す。現れたネックのアジャスターロッドにマイナスドライバーを突っ込んで時計回りにグリっと回す。あんまり回すと壊れそうなので、適度に。だいたいな感じに。

さて、弦を張り替えるのか・・・。えーー、どうすっかなぁ。新しい弦、もったいない。どうすんだ?新しい弦、張るのか?

でも、聴いてみたい、このギターの音。

古い弦をパラパラと全部外して、ボディを拭き拭き。
えーい、ままよ!とエリクサーの弦の箱を開ける。エリクサーを張るの?これに?エリクサー・・・高級弦。仕方がない。今はこれしか持ってない。

でも、聴いてみたいじゃないか。このギターの音を。最良の状態で。

慣れた手つきで弦を替え、ポーンポーンとチューニング。

さて・・・指でシャラリーン。

おっ、鳴るじゃん。さすがヤマハ。

ポンピンパンピン・・・アルペジオ。

おっ、意外と響くじゃん。

ピックピック。ピックで弾かなきゃ。

ピックピック。あったあった。

ジャイーン!ジャイーン!

おっ、・・・えっ、・・・うーん・・・。まぁね。そんなに鳴るはずもないか。

まぁね、比べてるのはギブソンのサザンジャンボのイメージ。そりゃかわいそうってものじゃないか。

小さくまとまった、良い音がします。バランスがとてもいい。

さて、オークションに出すかな?と、そんな考えが脳裏をよぎったが・・・
落札金額よりもエリクサーの弦代の方が高くつきそうだからね、やめておく。



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1 コメント

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Unknown (マキ)
2018-03-25 21:42:08
すごいよね。38なんていう数字をまたいで話せるようになったんだもんね。私達。
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