ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ダイコン一番乗り。

2018-02-09 01:55:51 | Weblog


他人と同じじゃ嫌だ。とか、他人と違うことをしたい。とか、そんなことを思っていた時代もある。きっと、若かりし頃の話だ。

今は別に思わない。

どちらかというと・・・他人と同じだろうと違おうと、そんなことはどうでもいい、自分のやりたいと思うことをやる。といった具合だろうか。

そういう意味では、僕は若かりし頃を抜けた。


畑の話。

畑においては、他人と違うことをやっていてはダメなのである。絶対に。これは、経験則。

農作物の種には、蒔き時というものがある。
苗には、植え時というものがある。
肥料をやる時期ってのもある。
そしてもちろん、収穫をする時期。

この時期ってやつを守らねば、農作物というのは育たない。大げさに言うならば、時期を守らねば農作物は決して育ちはしない。


僕の話。

他人と同じことをするのは嫌だとは微塵も思っていない。畑に関しては、みんなと同じことをして、立派な野菜を育てたい。

なのに。なのにである。なのになのである。

僕の畑は、みんなの畑と様相が違う。だいたい違う。

なぜか。なぜなのか。

それはね、僕が種の蒔き時をいつも逃してしまうからだよ。
それはね、種の蒔き時を逃したら「今年は見送り」となるところを、散々時期を逃した時期に無理矢理種を蒔くからなんだよ。

つくづく想う。僕は農家にはなれない。向いてない。だって・・・種の蒔き時を守れた試しがない。
「あぁ、そろそろ蒔き時だなぁ」と想いながら、ゆうにひと月は過ごす。へたをしたら二カ月を過ごす。そして、「あっ、蒔き時!過ぎた!」と叫び、種を蒔く。

「こんな時期に蒔いて、芽なんかでねぇよ!」と、みんながひどい罵声を浴びせながら通り過ぎていく。

そして、蒔き時を逃して種を蒔いた僕は考えるのである。

「保温や!保温するんや!」

実際、散財である。蒔き時を逃したがための散財である。
保温のために地面を覆う穴あき黒マルチ。
種や小さな苗を守る不織布。
マイナス10度の外気から小さな苗を守るためのビニールトンネルと支柱。

一生懸命にビニールトンネルを被せながらつぶやく。
「向いてねぇなぁ・・・」


先日、ダイコンとほうれん草を混植した畝のトンネルをめくってみた。

「あれ、大きくなってるじゃん」

普通の三倍ほどの時間をかけて、ダイコンとほうれん草の苗が成長していた。


毎年毎年、今年は蒔き時を守る!というのが目標なのである。そして、毎年毎年「向いてねぇなぁ」とつぶやくのであるから、本当に向いてないのだと想う。


それはさておき、トウモロコシの種を蒔くのは四月なのだけどね、へへへ、僕はね、一月に種を蒔いたのさ。
でも、ちょっと早過ぎたみたいで、50本中8本しか芽が出ていない。やはり、寒すぎるようだ。

一月は早すぎる・・・と。メモメモ。

で、さっき、トウモロコシの種を濡れ布巾で包んで、電気毛布で包んで、空の衣装ケースに入れてスィッチオンした。ふふふ。

これがうまくいけば、二月中に畑に植えられる。メモメモ。


他人と違うことをしたいというわけではないのだけれど、ワクワクするような、楽しいことをしていたいのです。僕はね。・・・向いてないけどね。


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