ミュージシャンの話の続き。
無限の曲持ちなのに、元気で明るい曲がないという話の続き。
ひと言言っておきたいのは、ライオンズポートレート1〜5の中に、元気で明るい曲がなかったということ。
なぜライオンズポートレートなのかというと、パソコンの中にファイルが残っているのは、ライオンズポートレートの曲しかないわけで、ファイルさえ残っていれば、カラオケを作ることは容易い。それ以外の曲となると、もうしち面倒臭いことこの上ない。というか、無理。
だがしかし、ライオンズポートレートの50曲を超える面々の中に、元気で明るい曲はなかった。軽くショック。
ではどうする?
たとえば、「ラブリーボーイみたいな曲が欲しいです、作ってください」と言われたとする。
ラブリーボーイみたいな曲を作ったとする。
そういう場合、大抵は、首を傾げられる事態になる。
完全にラブリーボーイみたいな曲になったとしても、その曲はラブリーボーイではないわけで、つまり、「ラブリーボーイみたいな曲」というのはもう完全に「ラブリーボーイ」のことを言っているわけで、こちらとしてはラブリーボーイを二回作るわけにもいかないわけで、もう完全に「ハズレ」案件なのである。
ラブリーボーイみたいな曲を作るという案は、そんなわけで早々に却下。
ではどうする?
ラブリーボーイのオケを一から作るか?それは嫌だ。すごく嫌だ。
ではどうする?
「あっ、古いデータが残ってる?もしかして?どこかに?ほんとに?あるかな?」
そんなわけで、十数年ぶりに引っ張り出してきた昔のレコーディング機材なのである。
コンセントを差し込んでスィッチをオン!
ウィーンウィーン。・・・ハードディスクを認識できません。。。。
「あっ、壊れてる」
まぁな。おわりだ。おわった。おわた。
「あっ!エムオーがある!」
エムオーって知ってる?
フロッピーディスクの後継で出た大容量ディスク。一枚230メガバイト。zipディスクというのもある。一枚100メガバイト。
エムケイから借りパクしたまま放置のエムオープレーヤーにエムオーディスクを差し込んで、再びレコーディング機材のスィッチをオン!
ウィーンウィーン。。。
読み込んだ!やった。
再生ボタンを押すと、懐かしいサウンド。
さて、やりますか。ラブリーボーイのオケ作り。
1トラックずつパソコンに取り込むのです。16トラックあるので、16回。5分の曲を16回。途方もない作業ではあるのだが、一から作り直すよりは一億倍マシなのです。
懐かしいなぁ、アニーズガーデンのサウンド。
今聴くと、ショボいなぁ。。。時代のせいだ。やり直したいなぁ、色々と。
そんなわけで、始まったのであります。
アニーズガーデン2021リミックスバージョンの制作がね。
つづく。