あのね、嵐山は寒い。ひどく寒い。信じてくれないかもしれないけど、すごく寒い。ここは、埼玉のシベリア。
昨日の夜、外の温度計はマイナス9度だった。今年二度目のマイナス9度。
ほんとかなぁ?と想うんだけど、ウェザーニュースの嵐山の気温がマイナス7度になってたから、あながち嘘ではない。嵐山の中でも気温は違う。うちは寒い。
北海道かよ・・・とさりげなくつぶやく。
朝、水道からお湯が出ない。給湯器への水道管が凍った。まぁ仕方がない。
午後2時、試しにお湯を出してみた。全然出ない。ふぇーーー!と思った。凍りっぱなしじゃん!
二月に北海道へ行ったことがある。
タンチョウが群れをなす鶴居へ行った。セッツリ川という有名な川がある。そこにタンチョウがたくさんいる。朝の四時からセッツリ川のセッツリ橋で夜明けを待った。マイナス15度くらいだった気がする。
セッツリ川は凍らない。外気温よりも水温の方が高い。セッツリ川から湯気が立ちのぼる。湯気の中のタンチョウの群れ。
そりゃあ、この世のものとは思えないほどの幻想的な風景だ。
今、畑にいる。
畑の横に川がある。川幅3メートルほどの川。
驚いた。
川が凍ってる。川が一日中凍っている。嘘だろ?と思った。
おいおい、北海道なのか?と、ため息が漏れる。
ここは、埼玉のシベリアなのです。永久凍土を、一生懸命耕しているのです。あぁ・・・不毛だ。
あぁ、やっぱり、帰ってもお湯は出ないのかなぁ。。。
お風呂、どうしようかなぁ。