ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

アトリエ何クラブ?

2018-02-22 02:16:49 | Weblog
頼もう!頼もう!

とね。

陶芸倶楽部。

に、また行って来た。

今回は大勢いた。

かるーく自己紹介をしたりして、仲間に加わった旨を伝える。

前回、来週は「タタラ作り」を教えてやろう。と、陶芸倶楽部の長老が言っていた。

「今日はタタラ作りかぁ、どんなのかなぁ?」

と、椅子に座って待っている。

がしかしである。

ふと、僕は気づいた。

タタラ作りなんて教えてくれないかも・・・きっと、タタラ作りなんて教えてもらえない。なぜならここは、会員制倶楽部。

そうだった、そうだった。危ない危ない。延々と待つところだった。

僕は買って来たばかりの信楽粘土を取り出して、コネコネし始める。

そう、僕は、「はじめての陶芸」という教則本を読んで勉強してきたのである。先週までの僕とは違うのである。一人でも、出来る。はず。

コネコネしたりグイグイしたりしていると、長老が寄ってきて言った。
「今日は何を作ってるんだい?」

危ない危ない。ほらね、タタラ作りなんて教えてくれない。新人会員のことなんて忘れちゃってるんだよ。危ない危ない。よかったよかった。はじめての陶芸を買っておいて良かった。

「飯碗を作ってます」と僕は答えた。

そうかそうかと、長老は向こうへ行ってしまった。
はははは。さすがの会員制倶楽部である。

僕は、きっと、はじめての陶芸とともに生きていくのである。


隣を見ると、おじさんが何かを作っている。
聞くと、「パンダを作っている」と言う。

「へぇ、可愛いっすねぇ、パンダ」と言ったりなんだりして。

デフォルメされたアニメチックなパンダは、実際可愛い。そして上手なのである。

「それ、箸置きにしたらすごくいいっすねぇ」とか言ったりなんだりして。

実際、売り物になりそうなくらい上手い。

アトリエの反対側のスペースに女性陣が三人集まって何かを作っている。

道具を洗いに行く時に、女性陣のそばを通った。
何を作っているのかな?と覗いてみる。

「えっ!?」

「なんで?」

「なんでなの?」

「なんで、パンダ作ってるの?」

ねぇ、みんなパンダ作ってるじゃん。
俺以外、全員パンダ作ってるじゃん。
何?何?ここ、何?なんなの?

女性陣が作っていたのは、パンダはパンダでも、デフォルメされていないパンダ。つまり、そのままのパンダ。
わかりやすく言うと、北海道土産の鮭をくわえたヒグマの置き物くらいリアルなパンダ。

三人でそれぞれ作っているからね、リアルなパンダが三体、テーブルの上に載って色付けされている。

こわいこわいこわい。

そんなわけで、アトリエパンダクラブの謎。
今日のところは、そんなお話。

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