台所の流しに、つまりシンクに、シングではなく、シンク。そのシンクに、割れた皿が洗っていない皿に混じって置きっ放しになっているというのは、由々しき事態だと思わないかい?
おれはね、思うよ。強く想う。
なぜ、そんな由々しき事態になっているかというと、洗い物が溜まったシンクに、次の洗い物を置こうとしたら手が滑って、皿が一回転して、置いてある皿にぶつかって、バリーンと割れたってわけで。カリメロの絵が描いてある皿が割れたわけで。まぁ、長年使っていた皿だけど、別にお気に入りにというわけでもなく、だってカリメロだしね。カリメロ、別に好きじゃないし。まぁ、なんとなく、なんかのオマケでもらった皿を長年使っていたというね。
でも、まぁ、シングの中で皿が割れるってのは一応ショックなわけでさ。あぁぁぁ!やっちまった!と台所で頭を抱えてうずくまる寸前の精神状態にはなるわけ。まぁ、寸前だからね、うずくまってはいないよ。おれ、忙しかったし。
床の上で割れたならね、安全のためにすぐに片付けるんだけどさ、場所がシンクの中だっただけにね、そのまま放置出来ちゃうわけよ。破片を踏むこともないからね。安全第一、安全第一。
で、またそこに、洗い物が溜まっていくわけじゃん。
もう、割れた破片が目に入るたびにブルーになるんだよね。
「なんでうちのシンクには割れた皿が置きっ放しになってるんだ?」ってね。
あぁ、嫁、もらうかな。
そしたらシンクは綺麗になるんだろうな。
でもな、嫁もらったら、一日中ハンモックに揺られながらブログを書いてたりしたら、殴られるか、離婚届を出されたりするんだろうな。
ん?ライブ?
あぁ、ライブね。
大丈夫大丈夫。心配ないって。
つづく。