これは3月26日(月)17:20頃に撮った写真です。
仕事帰り、駅から自宅に歩いている時、ふと見上げると月と星二つが縦に並んでいるのが目に入りました。二つの星が何であるかは分かっていましたが、そこに月が居ることに興奮しました。
(あっ!忘れてた。これは今日しか見れない現象だった。)
急いで家に帰ると、カメラを手に、西側のバルコニーへまっしぐら。
選ぶ間こそあらばこそ。そのとき手にしたカメラは、Panasonicのトラベル・カメラ、『Lumix TZ1』。設定がどうのこうのやっている暇はない。早くしないと星は見る間に大きく動いてしまう。ストロボ発光を停止するのがやっとで、兎に角撮ろう。その気持ちだけでシャッターを切りました。数枚撮影しましたが、脚も立てず、手撮りだったので、その殆どは手振れ状態でした。
真ん中の“メロンの皮”の様なのが月。その上で明るく輝いているのが金星。月の下で少し小さく、弱い明るさのが木星です。
仰角45°位の位置に在りました。
3月は、太陽の惑星である金星と木星がランデブー(rendez-vous)する時期です。
日没直後から西の空で上下に並んで明るく輝く星を見ることができます。
15日頃に最も接近し、木星も明るく輝いています。
神戸ではここ2・3日雨の日が続き、夕空を見上げることがありませんでした。
そして今日、夕空は久しぶりに晴れていました。
今までの認識で、金星と木星が並んで輝いているのだろうと思いながら見上げた空です。何としたことか、“太陽の惑星”がランデブーする中に割って入ったかのように、“地球の惑星”(本当は“衛星”だけど!)である月がいるではありませんか。
これらの左手には、オリオン座が見えています。
明日以降、月は更に金星に近付き、木星は徐々に遠ざかっていくそうです。
詳細は国立天文台(NAOJ)の「ほしぞら情報」で確認できます。
《関係情報》
ほしぞら情報・2012年3月のトピックス
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