♫ 梅は咲いたか桜はまだかいな ♫
気象庁の発表を聞くとこんな都々逸を思い出します。
人は勝手なもので、“梅”の次に咲くであろう“桜”も早く咲け・早く桜の木の下に莚を広げて宴会をしたいものだと思ってしまいます。挙句がこの様な“都々逸”になっています。
春一番は、冬から春への移行期に北海道・東北と沖縄を除く地域で春先に吹く暖かい南よりの強い風です。気象庁の定義では、2月4日ごろの立春から3月21日ごろの春分までの間に、広い範囲で初めて吹く暖かく(やや)強い南風のことを言います。
この際、急速に発達する低気圧の影響で、竜巻などの突風を伴うこともあり、注意が必要です。
春は全く見られないように見えますが、これを境に少しずつ春が芽吹き始めます。
冬と春を分ける節分の次の日は、二十四節気の一番はじめの節「立春」です。実際は寒いのですが、暦上は春ということになります。
新しい年のスタートを意味する立春の意味、2022年はいつ?。時効の挨拶は「立春の候」です。
時事通信社では、気象庁の発表を受けて次のように報道しています。
気象庁は2月15日、北陸地方(新潟、富山、石川、福井各県)で春一番が吹いたと発表しました。昨年と比べ5日早かったことになります。
日本海にある低気圧が発達しながら東北東に進んだため、北陸でやや強い南寄りの風が吹き、 気温も14日より1℃ほど高かったものです。
先に述べたように春一番とは「立春」から「春分」の間に、初めて吹き付ける、南からの強風の事をいいます。
もう近畿地方や関東地方では吹かないのかな。少し寂しい気がするけど! それとも、3月の「春分の日」近くに吹くのかな?
地方によって基準は違いますが、凡その地域で風速8メートル以上の風が吹き、前日より気温が上がった時に「春一番」 元来は漁師が風を表す言葉の一つとして使っていました。
もしこの間に強風が来なかった場合、その後この期間から外れた初めて強風に対しては春一番とは呼ぶことは出来ないのです。
【関係先】
〇 PRTIMES 「加古川の梅」
〇 みとろ荘 「みとろ」の名前の由来
〇 気象庁 生物季節 観測の情報 (うめの開花日 2021年ー2022年)
〇 時事通信社
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