2020年2月に説明しましたが、分かり難かったようです。
令和3年の立春日は2月3日(水)、節分は2月2日(火)
「一年の始まりは立春から」と言う言葉があります。
立春(りっしゅん)は、二十四節気の一つです。正月節(旧暦12月後半から1月前半)とも言います。
節分は季節を分けるという意味の雑節です。本来は各季節の始まりである立春・立夏・立秋・立冬の前日それぞれを指します。江戸時代以降は特に立春の前日を指す場合が多い。
つまり、立春が定まれば春の節分もその前日として定まるわけです。
では立春はというと、春分や秋分と同じく二十四節気の1つですから、同じように変動します。
すなわち、1年毎では1太陽年 365.2422日と1年 365日の差=約6時間ずつ遅くなる一方、うるう年には4年前より少し早くなる、というパターンです。
こうして、しばらく閏年についても2月4日の中に納まっていた“立春の日”が、令和3年(2021年)には閏年翌年の2月3日へ移り、その前日たる節分も連動して2月2日へ移ったという次第です。
この現象は2029年、2033年、2037年、2041年、2045年、2049年、2053年、2057年、2058年にも生じます。
他の年は立春が2月4日で、節分が2月3日です。(今迄と同じです。)
1968年、1972年、1976年、1980年、1984年は立春が2月5日になります。
【関係先】
〇 国立天文台 暦計算室
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