7月24日のWindows Update後、文字入力を切り替えると、画面中央に「あ」や「A」が表示されるようになりました。
さして邪魔になる訳ではありませんが、突然表示されるようになったので、少し気になっています。
7月24日にWindows 10 Creators Updateでインストール・適用されたのは「Windows 10 Version 1703 向けの更新プログラム」で、この更新プログラムがインストールされるとWindows 10 のバージョンは 1703 になります。
文字入力の切り替えの時、操作しているアプリケーションやウィンドウの切り替えの時など、画面中央に「あ」や「A」が表示されます。
これは、Microsoft IME の“現在の入力モード”を表示しているのです。PC利用者が分かり易いように!
2017年4月のWindows 10 Creators Update で追加された Microsoft IME の新機能です。
この新機能が鬱陶しいと思う方は、以下の手順で表示しないようにできます。
≪「あ」や「A」を非表示にする≫
1. タスクトレイに表示されている「あ」(または「A」)の上で右クリック
2. 表示されたメニューの 「プロパティ」をクリック
3. 「Microsoft IME の設定」画面が表示される
4. 「IME 入力モード切替の通知」の「画面中央に表示する」チェックボックスをオフにする→チェックをはずす
5. 「Microsoft IME の設定」 画面の〔OK〕をクリック→「Microsoft IME の設定」画面が閉じる
「森を見ず、木を見よ!」
「森を見ず、木を見よ!」 とは株式等の取引を行う相場界の格言です。
この格言は、新聞に掲載されていたものです。
この「森を見ず、木を見よ!」という格言は、相場の世界では、上場企業全体の結果としての株価指標にばかり囚われず、個別銘柄の特徴を見極めることが重要であるという戒めです。
この格言とは違う内容だとは思いますが、私が慣れ親しんだ会社組織では『森』と『木』を使い、「木を見て森を語る。」という言葉があります。諺?(多分、英語「You cannot see the wood for the trees.」の訳)の「木を見て森を見ず」を言い換えたものです。
これは、ディテールにばかり囚われず、業界全体の、そして市場全体の現状と将来を見極め、自社の方向性を決めていくことが重要であるとの考え方です。
即ち、「『一を聞いて十を知る』ようになりなさい。『十を聞いて一しか分からない』ようではだめだ。」という格言です。
「木を見て、森を語る!」
同じ『森』と『木』を使った言葉でありながら、全く異なることが重要であると示しており、面白いと思います。
「木を見て、森を語る!」は、今、政治家や政府省庁の人々、そして会社経営者の人々に、敢えて贈りたい言葉です。
「些細なこと、個別の利益に囚われず、全体の利益や倫理的に理に適っていることを重要視し、それ従って行動せよ。」との戒めです。
国内大手メーカーの幾つかが、国内での工場投資を活発化しています。
国内の工場を増設したり、生産能力を増加する改善に資金を投入したりしても、少子高齢化による人口減少や価格競争などで、国内市場の先行きには希望がないと思われがちです。
しかし、これらの国内回帰を実施或いは国内回帰計画を進めている企業は、新たな市場構造に“商機がある”とみて、新工場やラインの増設に動いているようです。
これまで、高齢化の進展による一人当たり消費量の減少、少子化や人口の減少、物流費の高騰などを原因として、生産拠点を海外に移してきたし、今後もそう考え、実施する企業は後を絶たないと思われます。
しかし、生産拠点の国内回帰を行おうとしている企業においては、今までのビジネスモデルでは少子高齢化で総需要が縮んでいることは確かだが、新しい時代の市場特性を新たな消費者ニーズであるとか、全く別の市場構図があると考えているようです。
少子高齢化による一人世帯の増加は、「お一人様」という新しい消費者ニーズを生み出しているし、このために保存期間が長くなっている調味料などでは新鮮さを長期間持続するための容器を提供して、その差別化を図ろうとしています。
人件費が高いとか、不動産・動産の所有に係る費用が高いとか、ロジスティック費用が高い、価格競争が熾烈などと考えられている国内市場も、工夫や着想次第でまだまだ伸び代がありそうです。
安全安心意識の高まりを背景とした 国産志向 といった追い風もあります。
国内回帰・強化の流れは今後あらゆる分野で重要な課題となるのではないかと思います。
【関係URL】
○ 日本政策投資銀行 設備投資計画調査
● 全国設備投資計画調査(大企業) 2015・2016・2017年度 設備投資計画調査 (2016年6月調査)
・ 2016年6月 企業行動に関する意識調査結果(要旨)(PDF:191KB)
・ 2016年6月 企業行動に関する意識調査結果(PDF:803KB)
● 地域別設備投資計画調査 地域別設備投資計画調査(2016年6月)
・ 地域別2016年度設備投資計画の特徴(PDF:854KB)
【関係記事】
○ 『家電メーカーに生産拠点の国内回帰』 天晴な経営判断
先日(2017年2月13日月曜日)午後3時過ぎ、珍しく姪から電話がありました。「どうしたの?」と訊く私。
「知ってたら教えて!」
「『ビッグローブ』ってなに?」
「何があったの」
「今日、ビッグローブの人が来て、回線契約の変更を勧められた。NTTと一緒だと言われた。少し安くなるみたい。変更していいのかな?」
これを聞いたときは、取り敢えずキャリアーとプロバイダについて一本釣り的に返答したが、網羅的、体系的な話ができなかったのが悔やまれています。
そこで、少しこのことについて整理してみたいと思います。一言で表現するなら、電気通信事業者をインターネット接続に限って整理しようとしているのだと思います。
1.基本
インターネットにPCを繋ぐには、電話線などの通信回線と接続事業者であるプロバイダとが必要です。
私は、NTT西日本のフレッツ光で回線を契約し、NTTコミュニケーションズ(OCN)とプロバイダ契約をしています。且つてはNTT西日本の電話回線を利用して、旧株式会社アッカ・ネットワークスが運営するADSLでインターネット接続をしていました。blogについては、OCNでフレッツ・マンション型を契約したときにOCNサービスの「ブログ人」を利用していましたが、OCNが2014年11月末でblogサービスを終了したので、同じ企業グループのNTTレゾナントが運営するgooに引っ越ししました。
通信回線とは、ダイヤルアップ、ISDN、ADSL、光回線などです。個人ベースでは、その殆どは電話回線として認識されているのではないでしょうか。
2.回線事業者と接続事業者
回線事業者(伝送路設備を保有する電気通信事業者)は物理的に必要なインフラである回線を引いて世界規模のネットワーク(インターネット)を構築し、この回線を接続事業者などに貸し出しています。
個別のPCをインターネットに繋ぐのが「プロバイダ(伝送路設備を保有しない電気通信事業者)」です。プロバイダは、回線の中にインターネット信号を流しています。
パソコンをインターネットに接続するために、プロバイダは接続用のアカウントと認証サーバーを用意しています。
プロバイダにはOCNやBIGLOBE、So-net、@nifty、Plala、Yahoo!BB、eo光など、多くの事業者があります。
また、回線事業者にはプロバイダ事業を併せて行っている事業者があります。
3.インターネット接続に必要なもの
インターネット接続ができるPCの他、通信回線事業者との「回線利用契約」+プロバイダとの「インターネット接続契約」が必要。
4.プロバイダが提供してくれるサービス
①独自ドメイン取得代行
②メールアドレスの提供
③ホームページやブログスペースの提供
④IP電話(ひかり電話)サービスの提供
⑤ウイルスチェック(セキュリティソフト)ソフトの提供
⑥音楽、映像など、各種コンテンツの配信
etc.
5.回線事業者と提供回線の種類
回線は、インターネット信号の通路です。そのため、通路が細い(通る信号の量が少ない=回線のキャパシティが小さい)場合や、利用する人が多い(一時に徹信号の量が多い)場合は遅くなってしまいます。
回線事業者のうち、数社はインターネットバックボーン事業者です。インターネットバックボーンイ事業者は、バックボーン・ネットワークを経て、インターネットエクスチェンジ(IX :Internet Exchange point;インターネット上のプロバイダ(ISP)、インターネットデータセンター(IDC)同士の相互接続ポイント)までの接続性を提供しています。
プロバイダは、OCNやYahoo!BB、BIGLOBE(ビッグローブ)、So-netなどを始めとして、日本には数百社以上のプロバイダが存在します。
インターネットに繋ぐという点については各社のサービスに差はなく料金などもあまり変わりないので、端的な表現をすれば、『どこと契約しても一緒』と言えるかもしれません。
6.まとめ
ここに挙げたものが全てではないが、このような纏めができるのではないかと思います。
【関係サイト】
○ 旧 株式会社アッカ・ネットワークス
○ 旧イー・アクセス 報道発表「アッカ・ネットワークス社合併完了のお知らせ」
これまで私が所有・使用してきたPCは、2011年09月10日付けの記事でお話した、HITACHI Prius Note 200D(OS;XPSP1、XPSP2、XPSP3)、IBM ThinkPad X40(OS;XPSP1、XPSP2、XPSP3)、Panasonic Let's note R5(OS;XPSP3、Vista)、lenovo ThinkPad R60e(Vista)に加え、2012年11月10日付けの記事でお話したlenovo G580(7、7SP1)の 5機種です。lenovo G580は一昨年(2015年)OSをWindows10にアップグレードして現在使用し続けている機種です。
この間、これまでお話してこなかったと思いますが、当然ながら、プリンター或いは複合機(スキャナー及びコピー機能付)が4機種入れ替わっています。
2003年の春、HITACHI Prius Note 200D を大久保のJoshinで衝動買いしました。この時はインターネット接続ができるPCがあればいいと思っていましたが、冬になり、年賀状を準備する時期が近づくに連れ、PCのApplicationで年賀はがきが作成できればと思うようになりました。この思いは日々強くなり、2003年11月に、大久保のカナート・イズミヤでEPSONプリンターのPM-970Cを購入、三宮のJoshinで筆ぐるめを購入しました。2006年12月に電源が入らなくなり、同じく大久保のカナート・イズミヤでEPSON複合機のPX-A720を購入。これは結構長い間使いました。さすがに2013年10月に電源が入らなくなり、クーポンを2000円分持っていた関係もあり、AMAZONでインクジェット複合機EPSON PX-045Aを購入。これも2016年12月に、年賀はがきを作成しようとしたら起動せず、急遽AMAZONでインクジェット複合機EPSON PX-048Aを購入しました。
PX-048AはPX-045Aの後継機であり、時代のニーズに迎合してWi-Fiでスマホと接続できるようにしている他は、PX-045Aと変わるところはないので、特に困った点はありません。ただ言えることは、私が購入した時には、既に更なる後継のPX-049Aが販売されており、販売終了品となっていました。
それにしても、当初からずっと純正インクを使用しているけど、純正インクは高価だよね!
【関連記事】
○ もう限界!初期のXP機/PCの引越し(その1)
○ 新しいPCを買ってしまった
総務省が2016年9月30日に公表した2015年度の戸籍統計によれば、近年、「姻族関係終了届」所謂「死後離婚」が増えてきているようです。
理由は様々でしょうが、届け出された件数が少ないとは言え、2015年度は2006年度の1.5倍となっています。
専業主婦にとって、夫の死後、「姻族関係終了届」を提出するほうが、存命中に単なる「熟年離婚」をするよりも実現の確実性が増すのではないかと思われます。
年々「死後離婚」が増加しているのは、世帯が核家族化しており、夫が死去した後、義父母の介護や墓の管理、夫の血族である「姻族」との関わりを断ち切ることを目的に、妻からの届け出が多いようです。
結婚してできた夫の血族との姻族関係は、離婚をすれば自動的に終わります。しかし夫が亡くなった場合、関係を終了するには役所へ「離婚届」ではなく、「姻族関係終了届」を提出しなければなりません。この「姻族関係終了届」が「死後離婚」と呼ばれています。
法務省によると、2015年度の届け出数は2783件。2006年度からの10年間で1.5倍に増えました。「姻族関係終了届」が提出されると、戸籍には「姻族関係終了届」の“届け出日”が記載され、受理した役所が受理証明書を発行してくれます。
この手続きは戸籍法や民法の規定に基づいたものです。
戸籍法の96条(姻族関係終了届)には次のように規定されています。
「民法第728条第2項 の規定によつて姻族関係を終了させる意思を表示しようとする者は、死亡した配偶者の氏名、本籍及び死亡の年月日を届書に記載して、その旨を届け出なければならない。」
民法第728条(離婚等による姻族関係の終了) には次のように規定されています。
1. 姻族関係は、離婚によって終了する。
2. 夫婦の一方が死亡した場合において、生存配偶者が姻族関係を終了させる意思を表示したときも、前項と同様とする。
また、民法725条(親族の範囲)には次のような規定があります。
次に掲げる者は、親族とする。
一 六親等内の血族
二 配偶者
三 三親等内の姻族
つまり妻からすれば、夫との婚姻によって、夫の血族の内三親等内の人たちが姻族となります。
したがって、この三親等内の姻族とは、
一親等の親族=夫の「親」・「子とその配偶者」と妻の「親」と「子(自分の子でなく妻の連れ子が居れば連れ子)」です。
二親等の親族=夫の「祖父母」「孫とその配偶者」「兄弟姉妹とその配偶者」と妻の「祖父母」「孫」「兄弟姉妹」です。
三親等の親族=夫の「曽祖父母」「曽孫とその配偶者」「伯父叔母とその配偶者」「甥姪とその配偶者」と妻の「曽祖父母」「曽孫」「伯父叔母」「甥姪」
です。
離婚の場合は、戸籍法「第76条~77条」に基づいて、市区町村の戸籍係等に所定の書式で届け出しなければなりません。
離婚届には、夫婦の署名が必要なため、配偶者の死後においては作成不可能となります。
したがって、これに代わるものとして「姻族関係終了届」があります。
ところで、「姻族関係終了届」を提出した場合、遺族厚生年金の受給権はどうなるのでしょうか?
遺族厚生年金の受給資格を失う「失権事由」には以下の4つの条件に当てはまる場合です。
(1) 受給資格者が死亡した場合
(2) 受給資格者が再婚した場合(内縁関係も含まれる)
(3) 受給資格者が直系尊属(祖父母)や直系婚族(配偶者の父母・祖父母)以外と養子関係を持った場合
(4) 受給資格者が離縁した場合(養子であった受給資格者が(元)配偶者との養子縁組を解消して親族関係がなくなった場合)。
つまり、姻族関係を終了しても、一旦取得した遺族厚生年金の受給資格を失うことはありません。
死去した配偶者の親族と関係を絶ちたいときは「婚姻関係終了届」を提出すればよい!
残念ながら、戸籍上は夫の死(死亡届の提出)によって婚姻関係は解消されますが、夫の親族との婚姻関係が解消されることはありません!
死去した夫の両親と仲が悪かったり、親族間の紛争に関わりたくないなどの理由があり、夫の親族との関係を断ち切りたいのであれば、「婚姻関係終了届」を住んでいる地域もしくは本籍地のある市区町村役場へ提出します。
婚姻関係を終了することで死去した夫の父母への扶養義務もなくなります。
更に、復氏届を提出すれば、姓や戸籍を結婚前の状態に戻すことができます。
以上、亡夫が年金受給者であった場合の手続き面を纏めてみると、
夫の葬儀
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埋葬
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年金事務所への届け出(・夫の死亡届、・遺族年金受給手続き)
<死亡届は死亡から10日以内に手続きすること>
<遺族年金受給手続きは死亡から5年以内に行うこと>
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(遺族年金の受給が確定したら)
↓
市区町村役場に「婚姻関係終了届」を提出
「復氏届」を提出
↓
「復氏届」を提出した場合、年金事務所へ“受給者の氏名変更”の届け出を行う
【関係サイト】
○ 民法
○ 戸籍法
【関連記事】
○ 『終活』の一つのあり方