雨天の金曜日と日曜日に挟まれながら、春の行楽日和に恵まれた4月21日(土)に淡路島を訪ねました。
「今日、淡路に行こう?!」
21日(土)の朝7時前、女房の声に起こされました。3月の初旬に、4月21日に淡路へ行くことを提案していましたが、22日にしたいと言っていたので、不意の言葉に驚いて飛び起きました。
昨夜から降っていた雨がやみ、替わって朝日が降り注いでいました。
私が訪ねたかったのは『自凝島神社(おのころじまじんじゃ)』と『伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)』で、女房が訪ねたかったのは、この時期に咲き揃うチューリップの花園でした。
身支度と朝食を済ませ、車にガソリンを補給して、垂水ジャンクションへと向かいました。垂水JCTで『神戸淡路鳴門自動車道』に乗れば、『明石海峡大橋』を経て淡路島は直ぐです。
いつもは、舞子で見上げるようにしか見ていない『明石海峡大橋』を目の高さで、全貌を見たかった、見せたかった。なので、橋を渡り終えて直ぐの『淡路SA』に降り立ちました。
淡路SA下り線(ハイウェイオアシス)で一頻り時間を過ごし、神戸淡路鳴門自動車道を一路『西淡三原IC』へと向かいました。西淡三原ICで神戸淡路鳴門自動車道を降り、県道126号線(「うずしおライン」)を西進し、小榎列(こえなみ)の交差点で県道66号線を北上すると、朱色の鳥居が見えてきました。目的の「自凝島神社(おのころじまじんじゃ)」です。
鳥居は塗り替えを終え、足場を撤去中で、クレーンがたっていました。おのころ島神社によれば、この鳥居の高さが21.7mあり、日本三大鳥居の一つだとのことです。
おのころ島神社は小高い丘にあり、この丘が古事記の国生みで最初に創られた「おのころ島」とされているようです。
神社正殿はとても小さいものでした。
一通り参拝を済ませると、神戸淡路鳴門自動車道を北上し、『津名一宮IC』を目指しました。
津名一宮ICを降り、「伊弉諾神宮」と刻まれた石灯篭が両サイドに立ち並ぶ道(県道88号)を進んで行くと、伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)に着きました。
伊弉諾神宮は、国生みに始まるすべての神功を果たされた伊弉諾大神が、御子神なる天照大御神に国家統治の大業を委譲され、最初に創った淡路島・多賀の地に「幽宮」を構へて余生を過ごしたと古事記に記されている処所とされています。
伊弉諾神宮を訪れたこの日は、ラッキーなことに“春大例祭”の最中でした。今年は、4月21、22日に催されているとのことでした。
朝から、子供神輿の奉納や餅撒きが行われていたようです。私たちが訪れたときは、各地域からふとん檀尻が集結していましいた。
檀尻の舞台は表神門の内側、拝殿前です。
拝殿前の広場でふとん檀尻を“練り”ます。一体何キロあるのか、さも重そうでした。
“練り”が終わると、拝殿前にふとん檀尻を据え、“だんじり唄”が奉納されます。
参拝殿の後ろには、桧皮葺の本殿があります。
この春大例祭のほか、特殊神事として正月15日に粥占(かゆうら)祭、6月1日に御田植祭が行われるとのことです。
お祭りに見入っていて気付くと、12:30近くになっていました。女房を促し、『淡路夢舞台』へと急ぎました。
夢舞台で昼食を済ませ、チューリップを始めとする春の花を楽しむために『国営明石海峡公園』に入り、隣接する『奇跡の星の植物館』を観覧することにしました。
『国営明石海峡公園』と『奇跡の星の植物館』への大人の入園料は、それぞれ400円と600円の合計1000円が必要ですが、この日はキャンペーン期間中で、750円でセット券を販売していました。
幾種類ものチューリップやデイジーなど多くの花が咲き誇っていました。
鴨たちも楽しそうに遊んでいました。
国営明石海峡公園で少しのんびりし過ぎたようで、16:00を過ぎていましたので、『奇跡の星の植物館』へと急ぎました。
植物館内では、蘭が展示されていました。
植物館の外では、八重桜が、葉を出しながらもまだ、咲き誇っていました。
時期的に、また雨天に挟まれた晴天の一日というピンポイントでの実施で、とても運の良い小旅行となりました。
【関連サイト】
○ おのころ島神社
○ 伊弉諾神宮
○ 国営明石海峡公園
○ 淡路夢舞台
○ 奇跡の星の植物館
私の本棚には、現在約400冊の本が入っています。単行本、文庫本、ノベル、小説、ビジネス書、ノウハウ本、コミックなど形態やジャンルは様々です。そして、これらの数倍の本を過去には手放し、処分してきました。今ある本も、将来的に手元に置いておくという保証はどこにもありません。
4月23日は『本の日』です。
『世界・本と著作権の日』と言う方が正しいのかも知れません。
『本の日』はわが国だけではなく、国際的に制定された記念日と言うことができると思います。
以下は、1995年11月のユネスコ(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization国際:連合教育科学文化機関)総会の公式訳文です。
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ユネスコ総会は、
本は歴史的に知識の普及に最も有力なファクターであるとともに、その保存に最も正確な手段であることを考慮し、
その結果、本のすべての普及促進活動が、本にアクセスするすべての人々を啓蒙するだけでなく、世界中の文化的伝統をより豊かに共有する認識を広め、また理解、寛容、対話にもとづく人々の行いを鼓舞することに鑑み、
本の普及促進に可能性をもつ最も効果的方法のひとつが、ユネスコ加盟国の数カ国の経験が示している通り、「本の日」の設置とそれに対応したブックフェアや展示会の同時開催であることを認識し、
さらにまた、この種の施策が国際的なレベルでこれまで採択されていなかったことに注目し、
本総会はミゲル・デ・セルヴァンテス、ウィリアム・シェイクスピア、およびインカ・ガルシラソ・デ・ラ・ヴェガが没した同じ日の4月23日を「世界・本と著作権の日」とする考えを採択し、ここに宣言することを勧告する。
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この、パリで開催されたユネスコ総会において、毎年4月23日を、「世界 本の日」とする宣言文が採択されたことによるもので、本の良さを再認識し、親近感を育むこと、読書、出版、著作権保護の促進を目的としています。
そして、4月23日とした根拠が、スペインで伝統的に本の日として祝われている、聖ゲオルギウス(セントジョージ)の祝日であるサン・ジョルディの日に着想を得(聖ゲオルギウス自体は本とは無関係)、
世界的、歴史的に著名な多くの文筆家の誕生日や命日であることに因むとしたことも興味深い観点です。
また、わが国では「子どもの読書活動の推進に関する法律」第10条で子ども読書の日に定められています。
<ユネスコの宣言書に引用された文学者の概要>
①ミゲル・デ・セルヴァンテス・サアベドラ
(Miguel de Cervantes Saavedra)
1547年9月29日-1616年4月23日
スペインの作家。
小説『ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』(Don Quijote de la Mancha)の著者として知られる。
②ウィリアム・シェイクスピア
(William Shakespeare)
1564年4月26日(洗礼日)-1616年4月23日
英国の劇作家、詩人。
最も優れた英文学の作家とも言われている。
四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残した。
③インカ・ガルシラソ・デ・ラ・ヴェガ
(Inca Garcilaso de la Vega)
1539年-1616年4月23日
メスティソの歴史家、文筆家
ペルーに在住し、1561年にスペインに移った
父はペルーを征服したスペイン人のカピタン・ガルシラーソ・デ・ラ・ヴェガ。母はインカ王女のチンプ・オクリョ。
著書に「インカのフロリダ」、「インカ皇統記」、「ペルー征服史」、「ガルシ・ペレス・デ・バルガスの家系」「サン・イルデフォンソの説教に寄せたプロローグ」などがある。
【関連法規】
子どもの読書活動の推進に関する法律
私が神戸市を初めて訪れたのは今から38年前、昭和48年(1973年)の初秋でした。降り立ったのは国鉄(現、JR)三ノ宮駅でした。
駅ホームの南側には富士銀行(現、みずほ銀行)ビルがあり、ホーム側壁面にモザイクで描かれた富士山が象徴的であったと思います。
この時、この『三宮』と云う地名が妙に気になりました。今まで住んできた地方には、『長門一宮』『尾張一宮』などがありましたが、『三宮』は何となくこれらとは違うという気がしたからです。
その後、旧居留地にある“三宮神社”に因んだ地名であることがわかりました。
奈良時代から明治初期まで、日本の地理的区分の基本単位であった律令制に基づいて設置された、日本の地方行政区分である律令国毎に、最も社格が高い神社を一宮、次に社格が高い神社を二宮、さらにその次を三宮と呼んでいました。
「然らば、ここは“摂津の国 三宮”か?」
とも思いましたが、摂津の国の一宮は現在の大阪市住吉区にある『住吉大社』であり、二宮以降は無いとされていること。そして、律令国の一宮等は、そのまま神社名にはされていないことから、三宮神社はこれに該当する神社ではないと思えました。
それでは、神戸市にある三宮神社とはどういった神社なのでしょうか。三宮神社の縁起を確認すると、生田神社の八柱の裔神の中の三柱目に当たる湍津姫命(たきつひめのみこと)を祭った神社とされています。
神戸には、生田神社を取り巻くように生田八裔神と呼ばれる、一から八の数字が付く神社が点在しており、それぞれの神社を中心に一宮、二宮、三宮、四宮、五宮、六宮、七宮の集落が形成されました。
古事記における天照大御神(あまてらすおおみかみ)と素盞鳴尊(すさのおのみこと)とが剣玉を交換して誓約した誓約(うけひ)の際に生まれたとされる3人の女神と5人の男神が祀られている神社で「港神戸守護神厄除八社」とも呼ばれ、数字の順番に全ての神社を巡る「八宮巡り」を行うと厄除けになるとも言われています。
これら八社の創建年代は不明ですが、西暦201年(神功皇后元年)に生田神社が創建されたと日本書紀に記されていることと、神功皇后が朝鮮出兵した帰りに巡拝した順を社名に冠したという伝説が残されていることから、ほぼ同時期に創建されたのではないかと思われます。
それでは、生田八裔神の所在地やご神体、ご利益などについて視てみましょう。
一宮神社(いちのみや)
所在地:神戸市中央区山本通1丁目3-5
祭神:田心姫命(たごりひめのみこと)
福岡県宗像市の沖ノ島の宗像大社より勧請
交通安全、縁結びの神
二宮神社(にのみや)
所在地:神戸市中央区二宮町3丁目1-12
祭神:天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)
応神天皇(おうじんてんのう)
勝運、修験の神
三宮神社(さんのみや)
所在地:神戸市中央区三宮町2丁目4-4
祭神:湍津姫命(たきつひめのみこと)
交通安全、商売繁昌、知恵授けの神
三宮神社は1868年(明治元年)の神戸事件の発生地としても知られています。
また、生田の森の戦で源氏の先陣を切って戦死した太郎・次郎兄弟を祀った河原霊社があります。
四宮神社(よのみや)
所在地:神戸市中央区中山手通5丁目2-13
祭神:市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
弁財天
芸能の神
「花隈芸者の名付けの神」ともいわれています。
五宮神社(ごのみや)
所在地:神戸市兵庫区五宮町22-10
祭神:天穂日命(あめのほひのみこと)
厄除、国家安穏、家内安全、五穀豊穣の神
六宮神社(ろくのみや)
所在地:八宮神社に同じ
祭神:天津彦根命(あまつひこねのみこと)
応神天皇(おうじんてんのう)
厄除の神
1909年(明治42年)、楠高等小学校(現楠中学校)新設により移転、八宮神社に合祀されました。
七宮神社(しちのみや)
所在地:神戸市兵庫区七宮町2丁目3-21
祭神:大己貴命(おおなむちのみこと)
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
航海海上安全、土地開拓の神
八宮神社(はちのみや)
所在地:神戸市中央区楠町3丁目4-13
祭神:熊野杼樟日命(くまのくすひのみこと)
素盞鳴尊(すさのおのみこと)
厄除の神
【関連サイト】
生田神社
マイクロソフト社は、PC用Windowsのサポート期間延長を決定したと、二月に発表しました。
昨年(2011年)11月5日に、「Windows Vistaが使えるのは後5カ月」と題したお話をしましたが、その後Microsoft社でコンシュマー(consumer:個人・家庭・一般消費者)向けエディションのWindows VistaとWindows 7のサポート期間について見直しの検討がなされ、企業向けエディションに提供されていた『延長サポート』をコンシュマー向けエディションにも提供するとしたものです。
先の「Windows Vistaが使えるのは後5カ月」でお話したように、正規版発売から約5年の『メインストリームサポート』終了後5年間の『延長サポート』は、企業向けエディションにのみ提供されるものでした。
Microsoft社のこの規定により、特別に『延長サポート』が提供されたXPとの間でサポート期間に“捻れ”が発生していました。 今回の、コンシュマー向けエディションにも『延長サポート』を提供するという、サポート方針の変更及び大幅な期間延長により、この“捻じれ”が解消され、XP、Vista、7の順に三世代のサポートが順序良く並ぶようになりました。
穿った言い方を敢えてするなら、Microsoft社がコンシュマー向けエディションのサポートを5年としたとき、既に米国の経済は悪化しており、現在も5年ごとにWindowsやPCを買い換えることができる人は僅かであること。また、二番手の購買地域である日本はデフレからの脱却が叶わず、可処分所得を圧縮する政策しか実現されないという、米国よりも悪い状況にあること。これらの市場の状況にMicrosoft社の経営陣が気付いた結果と言えるのではないでしょうか。
『メインストリームサポート』と『延長サポート』は次のような違いがあります。
延長サポートでは、メインストリームサポート期間に提供される、
①電話やメールによる無償サポート
②新機能・規格への対応や仕様変更
の二点が無くなります。
言い換えれば、延長サポートで残るのは、
①セキュリティ更新プログラムの配布
*ぜい弱性の修正*
②有償サポート
の二点です。
詳細については、Microsoft社のホームページで確認してください。
《関連記事》
Windows Vistaが使えるのは後5カ月
【関連サイト】
Windows製品のサポート、ライフサイクルについて
(Microsoft Homepage)