薔薇が見頃とのことなので、須磨離宮公園にいきました。
翌日の5月13日との二日間、『神戸まつり』が行われており、この日は地区まつりの日でした。
須磨離宮公園としては、6月27日まで「Spring ROSE Festival 2012」の期間中ですが、須磨離宮公園内でも【第42回神戸まつり「須磨音楽の森」】が催されることになっており、カスケード(噴水)が止められ、ステージが設えられ、出演者達はリハーサルに余念なく、園内の到る所でチェックを繰り返していました。
北面の展望台から見ると、正に都市型公園であることを実感します。
噴水広場南端では、花火師が夜に行う花火大会の準備に精を出していました。
須磨離宮公園は、西洋式庭園を中心とする本園と植物園で構成されています。
神戸市須磨区の月見山にあり、1914年(大正3年)に完成した旧武庫離宮(須磨離宮)です。
その大半は1945年(昭和20年)の戦火で消失しましたが、その後、ほぼ竣工時の状態に復元整備され、今上天皇(当時皇太子)御成婚記念として、1967年(昭和42年)に神戸市に下賜されました。
(“恩賜公園”と銘打たないところが神戸らしくていいですね!)
本園はフランス式庭園に代表される西洋式庭園で、メインフォール、カスケード、キャナル、大噴水、薔薇園などからなる、平面幾何学式庭園が魅力です。
植物園は旧岡崎邸で、敷地と建物を1973年(昭和48年)に神戸市が買収したものですが、洋館は阪神大震災により倒壊しました。
本園と植物園は専用の歩道橋で繋がっており、自由に行き来できます。
ここは植物園のイングリッシュガーデンです。
いま本園内は、“貴族の薔薇”で埋め尽くされています。
嬉しいことに、植物園の石楠花(しゃくなげ)も見頃を迎えていました。
【関連サイト】
神戸市立須磨離宮公園