連日酷暑が続いています。気象庁は「一つの災害」と認識しているとのこと。
今後もしばらくはこの暑さが続きそうです。(この記事は7月24日から書き続けています。今後の状況次第で、変化すると思います。)
国連の「世界気象機関」(WMO)も「異常気象の被害を受けやすくなっている」と、警戒を呼び掛けています。
・夜間の最低気温が25°C以上=熱帯夜(ねったいや)
・最高気温が25℃以上 =夏日(なつび)
・最高気温が30℃以上 =真夏日(まなつび)
・最高気温が35℃以上 =猛暑日(もうしょび)
大雨災害の片づけが始まったばかりなのに、引き続き熱中症対策が必要です。
健康である大人が猛烈な暑さと感じるのですから、小さな子どもや高齢者、持病のある方は、特に熱中症にかかりやすい状況です。
身長の低い子どもは地面からの熱の影響を受けるため、大人より危険だといわれています。
小さな子どもは汗腺が未発達で体温調節機能が弱いため、熱中症になりやすいと考えられます。
見守る立場にある大人が“気づく心”を持ち、責任をもって対応することが求められます。
気象庁を始めとして、気象を公に予測・統計している組織では、気温は地面から1.5メートルの高さを基準として測っています。
これは地面の熱の影響をうけるのは1メートルくらいまでであるためです。
地表から1メートル未満の高さとでは5~6℃以上の差がでることが分かっています。
気象予報士/青山学院大学・静岡大学非常勤講師の饒村曜氏はつぎのように述べています。
東日本から西日本では記録的な暑さが続いています。
これは優勢な太平洋高気圧が日本列島を覆い、さらにその上を上空にあるチベット高気圧が覆っているためで、いわば、布団の二枚重ね状態だからです。
このような状態となると、日本付近は「鯨の尾型」という天気図になります。太平洋高気圧を鯨に例えると、その尾っぽが西日本から東シナ海にできます。
7月22日の日曜日は、岐阜県の郡上市八幡で最高気温39.8度、名古屋市で39.5度と40度に迫る気温となり、全国の猛暑日(最高気温が35度以上)は今年、平成30年最多の237地点となりました。気温を観測しているのが927地点ですので、全国の26%が殺人的な暑さになりました。また、最高気温が30度以上の真夏日は72%(667地点)にもなっています。
週明けの7月23日(月)も、関東から西では記録的な暑さとなりました。熱中症患者が多数でたようです。
週間天気予報をみると、南から暖かくて湿っている空気が流入して局地的な雷雨のおそれがあっても、全国的には厳しい暑さはしばらく続く見込みです。
そんな猛暑の中、25日朝、台風12号が発生しました。
台風12号は7月25日午前には沖ノ鳥島近海にあって、北北西へ毎時10kmで進んでいます。
7月27日午後1時頃には進路を変え、伊豆諸島に接近した後、土曜日の夜には近畿、日曜日の朝には中国・四国付近に進む見通しになってきました。
今日28日、台風12号は八丈島の東南東約410kmを北北西に移動中。つまり、日本列島を東から西へと逆走する、今までにないコースをとる台風です。
東日本から西日本にかけ、特に“7月の災害”で被災した地域は、暴風や大雨、高波に警戒が必要です。
27日(金)頃からは台風12号の影響もあり、35℃を超える猛暑日の地域が一気に減少し、28日(土)から29日(日)は主要都市で猛暑日予想のところはありません。
東京では、28日(土)は30℃にも届かない予想で、危険な暑さはようやく一息つきます。
台風北上でようやく危険な暑さが一旦和らぎます。一方で、台風が接近するエリアは風雨の強まりに警戒が必要です。最新情報を確認して、予定の変更を検討してください。
しかし、台風が去った後、8月に入ると再び暑さが戻る見込みです。
また、記録的な猛暑の影響で、野菜の価格が上昇しているようです。高温続きと関東甲信地方の降水量の少なさが悪影響し、産地からの出荷量が減っているためだそうです。台風の影響もあり、高値傾向は当面続く見込みで、家計への影響も懸念されます。キャベツや法蓮草は2倍。大根や人参なども平年の1.5倍程度まで値上がりしているらしい。
【関係URL】
○ 気象庁HP 過去の気象データ検索
○ 株式会社ウエザーマップ
○ 株式会社ウェザーニューズ
○ 一般財団法人 日本気象協会
【関連記事】
○ 猛暑日=気温の基準と用語
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6月27日、フィリピン東海上で発生し、6月29日台風となった台風7号は、7月2日に久米島付近を通過、九州北部に接近し、対馬海峡を通過した後、4日9時に日本海で温帯低気圧に変わわりましたが、その後も列島に横たわる梅雨前線を刺激して西日本の広い範囲で記録的な大雨を降らせ、日本各地、特に東日本から西日本にかけての広範囲に甚大な被害を齎しました。
気象庁は9日、東日本から西日本の広い範囲で甚大な被害をもたらした今回の大雨を「平成30年7月豪雨」と命名しました。
6月28日以降、大風7号や梅雨前線の影響で、各地で記録的大雨になりました。
また、災害の後片付けにやっと着手し始めた頃以降毎日、体温超えの「命の危険」を感じる程に気温が上昇するようになり、TVでは連日、被災地の状況と、国民全般に対して熱中症対策をとるよう、注意喚起しています。
7月16日(月)の気象庁の天気予報でも、「最高気温と最低気温はともに、・・・東日本と西日本は平年より高く、平年よりかなり高い日もある見込みです。熱中症など健康管理に注意してください。」と注意喚起しています。
太平洋高気圧と、上空北からのチベット高気圧による圧縮作用でのこの暑さは、今月(7月)下旬まで続きそうです。
それでは、気温の呼び方(名称)にはどのようなものがあるのでしょうか
気象庁の規定についてその一部を調べてみました。
冬日(ふゆび) : 日最低気温が0℃未満の日。
真冬日(まふゆび) : 日最高気温が0℃未満の日。
熱帯夜(ねったいや) : 夜間の最低気温が25°C以上のこと。
(気象庁の予報用語による;気象庁が統計しているのは熱帯夜ではなく、正確には「日最低気温が25℃以上の日」である。)
夏日(なつび) : 最高気温が25℃以上の日。
真夏日(まなつび) : 日最高気温が30℃以上の日。
猛暑日(もうしょび) : 最高気温が35℃以上の日。
スーパー猛暑日 : 日最高気温が37℃以上の日。(気象庁の気温用語としては規定されず。)
最高気温 : 新聞などでは「0時から15時までの最高気温」が掲載される場合が多い。
最低気温 : 新聞などでは「前日21時から当日9時までの最低気温」が掲載される場合が多い。
平均気温 : ● 一日の場合は1〜24時の毎正時24回の気温の平均を指す。
● 一か月の場合は毎日の平均気温の平均のことを指す。
● 一年の場合は毎月の平均気温の平均のことを指す。
【関係先URL】
○ 気象庁 梅雨入りと梅雨明け
○ 気象庁 知識・解説>天気予報等で用いる用語 >気温、湿度
○ 内閣府防災情報のページ 【概要】平成30年7月豪雨による被害状況等について
要はるさん著作の「ブラック企業に勤めております。」を購読しました。
書名: シリーズ1;ブラック企業に勤めております。
シリーズ2;ブラック企業に勤めております。 その線を越えてはならぬ
シリーズ3;ブラック企業に勤めており ます。仁義なき営業対決
〔A6判;文庫本〕
著者:要はる
発行所:株式会社 集英社
初版発行日:シリーズ1 ;2016年11月18日
シリーズ2 ;2017年5月24日
シリーズ3 ;2017年10月20日
ジャンル;ラ イトノベル
BOOKデータベースには、次のように記されています。
シリーズ1;「ブラック企業に勤めております。」
イラストレーターになる夢を叶えるため、家出同然で東京へ出てきた夏実。けれど、イラストの仕事だけでは食べていけなかった。夢破れ、親に内緒で地元へ戻ってくる。ともかく、生きるためには働かねばならない。夏実は面接18社目にしてようやく、タウン誌を発行する会社の事務員として採用される。だが、そこは個性的すぎる面々が集う、超絶ブラック企業で!?
シリーズ2;「ブラック企業に勤めております。その線を越えてはならぬ」
イラストレーターの夢破れ、こっそり地元へ戻った夏実。なんとか就職した先はクセモノ社員ばかりのブラック企業・B社K支店。毎朝会う「青い自転車の君」を心の支えに奮闘する日々だ。そんなある日、人手不足のK支店に、他支店から早乙女が助っ人としてやってくる。木村主任とともに、新支店の支店長候補と噂される人物だ。そのせいか、なにかと二人は張り合い…!?
シリーズ3;「「ブラック企業に勤めております。 仁義なき営業対決」
川原が去り、中杉支店長のもと新体制となったK支店。夏実は、川原とは違うタイプの厄介者である中杉や、相変わらずの面々に振り回される毎日。そんな中、K支店を拠点として、市制八十周年記念のシティガイドを制作することに。複数の支店が参加する大きなプロジェクトだ。各支店から集められたのは、選りすぐりのクセモノたち。夏実のストレスは溜まる一方で…?
私は2015年8月から2017年6月まで三つのアルバイトをしていました。そのうちの一つに「くらしのガイド」と称するタウン情報誌(フリーマガジン)の出版に関するアルバイトがありました。区分されたエリアの①広告主募集活動②地図調査(発行冊子の対象エリアにある建物、住宅については表札ベースでの名字確認)と③完成冊子の配布。
この冊子は、この地区では十数年前から作成・配布されているものでした。
私の担当は区分された6地区を8か月ごとに4年がかりで一巡し繰り返す、その内の②と③ということで始めたのですが、成行きで①広告主募集活動(スポンサー営業)も最初の地区の1回だけしました。
しかし、スポンサー営業において、金銭面については契約出来高ベースの集金額に対する歩合によるものであり、経費も精算時までの出来高に対する担当者取り分(歩合給)の中からの支出になるということで、営業担当者にとっては、スポンサー巡りに要する自動車(マイカーの持ち込み)のガソリン代や償却費なども個人負担する仕組みでした。この個人負担の重さから、スポンサー営業は割に合わないと思い、二回目からはスポンサー営業を止め、初期の応募動機に立ち返って地図調査及び完成冊子の対象エリア住戸への配布(ポスティング)のみやることにしました。今思えば、スポンサー営業の一部を社長がやっていたようです。
ここでの“経費もその時までの出来高に対する歩合給の中からの支出”という運営の在り方がブラックだと思います。
また、この本、「ブラック企業に勤めております。」シリーズの記述とは違って、スポンサー営業を、広範囲に展開するために、正社員を雇用するのではなく、一時雇用のアルバイトで賄おうとしていたのも、ブラック的考え方だと思います。
発行エリア毎にスポンサー募集が行われ、2か月程度遅れて地図調査と冊子完成後の発行冊子ポスティングの依頼が会社からありました。
しかし、2017年夏には、既に次の情報更新地域の冊子がポスティングされていてもおかしくない時期になっても連絡がありませんでした。過去の経験から、すでに依頼があって、ポスティングをしていてもおかしく無いのに・・・、他に適任者が見つかったのかなと思っていましたが・・・。
風評では、以前からこの地区のスポンサー営業をしていた人が辞めたらしい。でも、後任者も見つからず・・・
確認のため会社に連絡してみることにしました(2018.05)。繋がった電話は「この電話は使われていません」とのNTTのメッセージ。社長の携帯電話も同様のdocomoのメッセージ!Webの検索にもホームページがヒットしなくなっており、ホームページも閉ざされていたようです。
どうやらこの会社は2017年8月頃に事業撤退・廃業したようです。更に、2018年5月には、破産手続きを開始したようです。
この小説に登場する、主人公・佐倉夏美が勤めるB社を、作者は超ブラック企業としています。
残業代が出ない。有給がなかなかとれない。社内禁煙は無視されている。8時始まりで8時半まで或いは、それ以降の時刻まで朝礼があり、朝礼の時間は仕事(勤務)と看做さないなど。更に若い人たちから3K(細かい、厳しい、怖い)常務と揶揄されるような人が出てきた日には、見事なブラックぶりです。
しかし、私の年代(1960年台後半に就職した年代)の者にとっては、この会社の在り方は、当時としては普通であり、3K常務のような社内権力を持った人がいなければ会社に節操が無くなり、存続が難しくなると考えられており、決してブラックではなかったと思います。ある部分は時代の変化がブラックとしていると思います。我が国の中小・零細企業に限らず、大企業においても、この様な会社は多々存在します。だからと言って良いのではありません。現在で言うなら、このようなことに疑問を感じさせないところがブラックなのです。
残業や休日出勤について、営業マンや事務員の裁量に任された部分について、後日の報告で上司が認め命令したことにするなどの制度運用の実行や、定時出社・定時退社若しくは定時後一定の休憩時間を取らせた後の就業を残業として把握してくれる制度運用をしてくれていれば、また、休日出勤や残業について事後報告も認めてくれていればまともな企業といえるのではないでしょうか。
人は往々にして他との比較をしがちです。自社の在り方よりも従業員が優遇されていると思える他社があれば、自社をブラック企業と断じてしまうようなところがあります。
これが悪いとは言いません。でも、その前に、会社の企画や総務、業務、人事といった制度運用責任部署に対して、他社の素晴らしいと思える在り方を真似るような改善ができないかといった話をする努力をしたのだろうかということです。会社といえども万能ではありません。継続を第一に考えています。従業員の希望全てが掴みきれているわけではないと思います。
B社がブラックであるとすれば、社内の決裁者や権力者の胸三寸で全てが決められ、①会社の制度が全従業員に明確にされておらず、営業や事務員の事後報告を認めず、実施してしまったことについても、全て決裁者による事前命令による以外は認めないとか、②従業員の就業に時間的制限を設けないとか、③会社が展開する事業そのものにおいて、顧客への説明が十分になされず、顧客であるスポンサーにとって、その費用対効果が不明確であるという点ではないかと思います。
<参考;勤務時間について>
1.労働時間〔労働基準法 第32条〕
労働基準法では、労働時間は原則1日8時間、1週40時間までと定められています。この法定労働時間を超えて労働をさせた場合が、労働基準法の(法定)時間外労働です。これが割増賃金の対象になります。
2.休日労働(休日出勤)〔労働基準法 第33条〕
労働基準法では、休日は、1週間に1回あるいは4週間を通じて4日以上付与すること定められています。この法定休日に労働をさせた場合が、労働基準法の(法定)休日労働です。これが割増賃金の対象になります。
3. 以上の他、労働基準法労働基準法第37条では、役職手当や家族手当・通勤手当などについても規定されています。
〔勤務形態〕一般的には、以下のような区分を行っている。
(1) 日 勤 ; ① 毎日出勤すること。
② 昼間の勤務。 (通常は8時頃から18時頃まで)
(2) 夜 勤 ; 夜間に勤務すること。(通常は日勤終了後から22時まで)
(3) 深夜勤 ; 夜勤の一種であるが、深夜に勤務すること。(通常は22時から翌朝8時まで)
(4)交代制(shift working) ; 1日の操業時間を複数の時間に分け, それぞれを異なる労働者が担当する勤務方式. 2交代制, 3交代制, それらの混合型などがある。医療機関, 輸送機関, 発電所などのようにサービスが長時間にわたる職場, 製鉄業のように技術的理由から連続操業が必要な職場, 生産費用の側面から長時間操業が経済的である職場などで採用されている。
(5) 非常勤 ; 常勤でなく、決まった日・時間だけ勤務すること。
【関係サイト】
○ 労働基準法-電子政府の総合窓口e-Gov
【関連記事】
○ ブラック企業-『逃げるが勝ち』
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2018年5月5日(土)は「こどもの日」なので何かイベントをやってそうと思い明石公園に行きました。
案の定、明石公園では、5月3日~6日の期間、「第11回ロハス・ミーツ明石」が行われていました。
もう満腹気味なので、イベントの人混みを避け、少し早い気はしましたが、この時期には睡蓮で有名な園内の藤見池を訪ねてみました。藤見池は公園の南東端、正面入り口と東入り口の間、JR明石駅に最も近い所に位置しています。
睡蓮は、通常6月上旬から7月上旬に咲きます。
また、1日の中では、未草(ひつじぐさ)の別名で分かるように、未の刻(午後2時頃)に花が咲きます。
ここ藤見池では少し早く、5月頃から花が咲きます。
地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべています。葉はほぼ楕円形で中心付近に深い切れ込みが入っており、その部分に葉柄が着いています。葉の表面に撥水性はなく、多くの植物とは逆に、気孔が葉の表側に分布しています。根茎から直接伸びる花柄の先端に直径5~10cmほどの花をつけます。
【関係サイト】
○ 兵庫県園芸・公園協会-明石公園
○ 明石じゃーなる;春だGWだ!明石公園で「第11回ロハス・ミーツ明石」が5月3日~6日開催!
○ ロハス・ミーツ実行委員会HP
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