スケルトンハウス‐きまぐれCafe

生活とビジネス

そのときの思いや状況で、いろいろなことを話し合ってきた喫茶店。きまぐれに、思いつくままに・・・

御用納め・大納会

2021-12-31 10:48:18 | 社会・経済

 



 先日女房と話していて、「おや?」と思った事があります。  女房曰く、

 

「シマちゃんは29日から田舎へ帰っていたよね?  だから28日で会社は終わり。」


 この言を聞いた時「おや?」と思いました。  長年女房はそう思っていたんだ。

 29日は仕事納めのため会社は午前中で終わる。したがって、29日は休暇を取って帰省していたということでした。

東証2021大納会

大納会2021

 では、大納会とはどういうことでしょう。日本の官公庁では、行政機関の休日に関する法律(昭和63年12月13日法律第91号)により、12月29日から1月3日までを休日とし、原則として執務を行わないものとしており、12月28日を御用納めとして、その年の最後の業務日となっています。
 一般企業でもこれに準じていることが多く、年末が多忙な業種などでは12月29日を仕事納めとする企業もあります。
 また、銀行などの金融機関では、12月30日まで窓口業務を行っています。12月30日が土曜日に当たるときは12月29日で、日曜日に当たるときは12月28日で、窓口業務を終了します。


 以前の様に、テレビで大々的に実況されることは無くなりましたが、東京証券取引所の大納会では、2002年以降その年に話題となった人をゲストに呼び、立会終了の鐘を鳴らすのが恒例となっています。大納会は年内最後の営業日に開催されます。土日祝日が重ならなかった場合は12月30日です。

 官公庁の御用納めと同じ12月28日に行われていた時期もありましたが、証券市場の完全週休二日制実施以降は、12月30日に行われるようになりました。立会取引は、通常通り前場後場とも行われます。

 東京証券取引所では、2009年12月30日の大納会および2010年1月4日の大発会から、通常日同様に終日取引を行うこととなりました。その理由としては東証のコンピュータシステムの変更に伴う、システム負担の軽減を目的としているようです。










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クリスマス

2021-12-25 08:51:37 | 日記・エッセイ・コラム

 


 今日はクリスマスです。

クリスマスツリー


 巷のあちこちで、日本古来の年末年始を控えた「よいお年を」という挨拶が聞こえ始めてきます。 

 現在の日本では宗教にとらわれることなく、クリスマスを楽しんでいることも多いですが、初めはキリスト教の信者のためのものだったようです。

 街の様子やデパートなどのお店の装飾、流れている音楽によって季節やイベントが近づいていることを、感じたことがあるという方もいらっしゃると思います。
 イルミネーションが輝くお店に入ると、クリスマスソングがかかり、ツリーが飾られていたら「嗚呼、今年も、もうクリスマスなんだなぁ」という気持ちになりますよね。



 前述の宗教行事について言えば、クリスマス( Christmas)は、大多数のキリスト教教派が行う、イエス・キリストの降誕を記念する祭であるし、キリスト降誕祭ともいいます。

 英語は「キリスト(Christ)のミサ(Mass)」という意味に由来します。

 教会暦上の12月25日に祝われが、あくまでキリストの降誕を記念する日であって、イエス・キリストの誕生日というわけではありません。

 起源には諸説ありますが、その一つとして次のものをあげておきます。

 325年5月の第1ニカイア公会議において、キリストの降誕を祝う日について議論された。日付の候補は、主なものだけでも、1月6日、2月2日、3月25日、3月28日、4月2日、4月19日、4月29日、5月20日、11月8日、11月17日、11月18日、12月25日がありました。

 このうち、古代共和政ローマ時代の「ローマ暦」において冬至の日とされていた12月25日が、「降誕を祝う日」として次第に定着していきました。

 古代ローマの宗教のひとつミトラ教では、12月25日は「不滅の太陽が生まれる日」とされ、太陽神ミトラスを祝う冬至の祭であり、これから派生してローマ神話の太陽神ソル・インウィクトゥスの祭ともされていました。これが降誕祭の日付決定に影響したのではないかともされています。

〔インターネット花キューピット     https://www.i879.com/xmas/?columnno=01 〕

 1900年(明治33年)に銀座に進出した明治屋銀座店で、クリスマスの飾りつけを始めました。この明治屋銀座店をきっかけとしてクリスマス商戦が始まったとされています。

 1926年(大正15年)12月25日に大正天皇が崩御されたことに伴い、「昭和」が始まり、大正天皇祭として12月25日が、当時の休日法(「休日ニ関スル件」)が改正され、国民の休日とされました。

 第二次世界大戦によってクリスマスは自粛され、1948年には国民の祝日に関する法律の施行と同時に、12月25日は休日から外れることとなりました。










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くしゃみの言い伝え

2021-12-18 08:55:57 | 日記・エッセイ・コラム

 


 今でも日に4・5回、「くしゃみ」をします。一度に何回「くしゃみ」が出たかもう気にしなくなりました。

 神戸に来て間が無い時、先輩の前でくしゃみをしたことがあります。

 その時、こう言われました。

 

一そしられ、二ほめられ、三かぜ」

くしゃみ-2




 へえ~。神戸ではこう言うんだ。    田舎ではこんな言い回し、と言うよりもこんなことは言わないけどな‼



 由来は「一誹り 二笑い 三惚れ 四風邪(いちそしり にわらい さんほれ しかぜ)」という諺のようです。
 意味は、くしゃみ1回なら誰かに悪口をいわれており、くしゃみ2回なら誰かに笑いのネタにされており、くしゃみ3回なら誰かに褒められており、くしゃみ4回なら風邪に違いない……。

 この諺には、微妙に異なる変形バージョンも多々ありますが、誹そしられ(そしられ)るのも、笑われるのも、褒められるのも、憎まれるのも、惚れられるのも、総じて「誰かの噂になっている」ということだと思います。

 本物の風邪でないのが一番ですね!










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性差(ジェンダー)

2021-12-11 09:04:37 | 社会・経済

 


 わが国の庶民レベルでの性差はいつごろから始まったのだろうか。江戸時代には確実にあったように思われますが……。

 「七五三」のblog(https://blog.goo.ne.jp/skeletonsima)で言及したように、女性への扱いが“ぞんざい”過ぎているように思えます。

 そんな時、朝日新聞の日曜版で書籍を紹介しているページがあり、「性差の日本史」とタイトルされた新書がありました。早速どんな事を書いているのか興味津々で、Amazonで注文をし購読しました。

表紙-性差

 

書名:性差の日本史〔新書判〕
著者:国立歴史民俗博物館 監修
発行所:株式会社 集英社インターナショナル
初版発行日:2021年10月12日
ジャンル;ノンフィクション/思想社会





 監修:国立歴史民俗博物館」についてAmazonでは次の様に紹介しています。

 千葉県佐倉市の佐倉城址にある、日本の歴史と文化について総合的に展示する博物館。通称、歴博(れきはく)。「大学共同利用機関」として、歴史学・考古学・民俗学と関連諸科学の連携による共同研究を行い、その成果を展示や出版物などで広く公開している。
 2020年秋に開催された企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」は、2016年から3年間かけて行われた共同研究の成果を発表したもの。

 4世紀前半、熊本県の埋葬に女性首長があって、このとき副葬品として武器や武具があり、男性首長とは異なり女性首長の場合は棺の外に置くようにしていたと思われます。

 貞節は寛政の改革で松平定信が道徳などを奨励したとのことです。


この本は、物証的に・歴史的に性差が発生したのは何時頃か分かろうとしています。

この本の大前提は、性差があってはならないということだと思います。


 歴史的には、中世には男系中心の社会が確立されましたが、女性は自らの財産やその処分権を持ち、宗教においても主体的に行動していました。
 つまり、中世より前の時代、いろいろな言い方がなされると思いますが、古代・上代においては男性中心の社会は存在しなかった=性差はなかったということになります。平安時代は別かもしれません。

 では、中世とは日本では(日本史的には)何時代を指しているのでしょうか。

02_JapaneseChusei

 つまり、極論的ではありますが、実質的に統治している武家の社会になってからということになろうかと思います。

 性差は決して悪いことだとは思いません。男女の肉体的・精神的特性によってその扱いを分けようとするものだからです。ここに、ハラスメントが載ってくるからややこしい。近年では見かけの他に個人個人がどう見られているか、即ち個々人の精神的な問題が絡んでき、そのことに思いを寄せない人、“男”が多いからだと思います。




【関連記事】

 〇 七五三











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気嵐(けあらし)

2021-12-04 08:59:42 | 社会・経済


 昨日(2021年11月28日)、テレビで気嵐(けあらし)という言葉を聞きました。突然の事でしたが、“気嵐” という言葉は馴染みがなく、とにかく調べてみることとしました。

 11月29日、今シーズン一番の冷え込みとなった近畿地方。   初氷と初霜も観測されました。

 兵庫県豊岡市では、霧が湯気のように立ちこめる現象「けあらし」が発生。朝日を浴びながら荒々しくも美しい光景を生み出していました。

気嵐関係

知恵蔵mini「気嵐」の解説

 海、河川、湖などの水面から湯気のように霧が立ち上る現象。気象用語では「蒸気霧」と呼ばれる。

 「気嵐」の語源は北海道・留萌(るもい)地方の方言とされ、俳句では冬の季語として用いられている。

 夜間に放射冷却によって冷やされた陸上の空気が暖かい海上などに流れ出し、水面の水蒸気を冷やすことによって発生する。

 気温が最も低くなる早朝に発生し、昼前には消散する場合が多い。

 主に冬の北日本で発生するが、厳冬期には西日本で見られることもある。



 やはり北海道の方言でした。でも、西日本でもこの天候現象は発生するらしく、呼び名は“何が何でも”「霧」が一般的だし、敢えて言うなら、気象用語の“蒸気霧”の方がいいようです。








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