その昔、裕福な者がスキーを終えた後、宿からスキー一式を宅配便で発送していた。
相当昔の話ではありますが、電車で行くにもスキー板を担いで行くのは誇らしかったものですから、楽とはいえ送りたいとは思いませんでした。
そもそもひと夏のバイト代をすべてつぎ込んだスキー板を、傷つけられてしまうかもしれないなんて必要もない心配をしたものです。
そんな私は、今でも基本的に持参する派です。
しかし、家族で行くとなると全員分のスキー板やブーツとなると、相当な重さとなるようになりました。
2本入りケースを担いだり、重いスーツケースを乗せ下ろししたり、長距離をレンタカーで走って腰を痛めたのは記憶にも新しいものです。
そうして昨年から北海道スキーには、自身の板以外は発送することになったのです。
それはそれで楽になり良かったのですが、今年料金表を見て驚いたのです。
なんと北海道の往復料金が「8,500円」となっているではありませんか、、キャッシュレスで片道4,345円。
千円台で送れていたのは何時の時代だったのだろう、そんなに昔ではないと思うのですが。
輸送コストの上昇は、燃料費、人件費、需要増とあげられますが、需要増による追加費用の発生が効いていると考えられます。
コロナを機に一気に増えた宅配便需要ですが、運送手段の新たな手配や倉庫スペースの確保、労働者の新規採用や残業代があるようです。
普通に考えると、需要が増えたことにより輸送の効率化が図れそうな気がしますが、簡単に捌ききれる増え方ではないのでしょう。
本当に送りたいものが高額になり、日用品を送料ゼロで買うなんて、こんな時代が来るなんて誰が想像していたでしょう。
気候変動やプラスチックごみと同様、できることから始めえいかないと生きにくい世の中になってしまうのだろう。
ポチっとする回数、先ずは3割減に挑む。