A4からA5へと名を変えるアウディ。
ちょっと意地悪な物言いをしてしまいますが、35TFSIなんて訳のわからないグレードをつけるメーカーですから、5代続いたネーミングを変えるなんて朝飯前なのかもしれない。
EVラインナップに伴う車名変更の第一弾として出るのが、A5とのこと。
その新型が、3代目から4代目に変わった時の様な新しさを持つように見える。
Audiの得意とする、シャープさと少しの未来、キープ路線を感じさせるデザインを作ったと思われます。
ここからは私の独断と偏見が入りますが、4代目までは何の迷いもなくモデルチェンジを繰り返した。
必ず新型の方が時代にマッチしたデザインに見えたものです。
大方のオーナーは、新しいモデルの方が垢抜けていると感じたことでしょう。
この手堅いモデルチェンジは、ソアラの1代目から3代目までの洗練の仕方に似ていると感じたものです。
それが5代目となって機能的な先進性を身に着けたのですが、4代目までの勢いが削がれたのは間違いないでしょう。
要因として一つは、私はデザインであると見ます。
正直なところ4代目のデザインと5代目では、未だに4代目の方がまとまりがあると感じています。
売れ行きがどうであったか詳しく知りませんが、4代目の販売台数には遠く及ばないだろうというのが私の見立てです。
5代目の淡白なデザイン、日本においてはCクラスや3シリの後塵を拝したことと思われます。
それが6代目となって、あの纏まりのあってエッジの効いたデザインで帰ってくるように見えます。
しかしです、今やA5(A4)あたりの客層は、国産車も含め激しい攻防が続いているものです。
そんな中、ある意味コンサバなモデルチェンジである新型をどれくらいの方が待っているのだろう。
キープコンセプトをど真ん中で行くAudiを、手放しで喜ぶファンはどれくらいなのだろう。
6代目のA4(A5)が今の時代に好まれるものなのかどうなのか、全く予想できないで居ります。
VWを含め、ここのところ元気がありませんので、一つヒットすることをお祈りします。