えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

Electric Biturbo

2014-12-10 | 車関連
VWが新型パサートに搭載した新開発の2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジン。
これのハイチューン版を発表した。
直4のツインターボ仕様で240馬力のものをベースに、電動ターボを組み合わせ、可変バルブチェーンやピエゾインジェクターなどを採用し272馬力を達成したもの。

この電動ターボとは、字のごとくクランクシャフト動力を使うSCでも排ガスを利用するターボでもない。そう電気モータでタービンを回し空気を圧縮する。
つまり、ターボの泣き所といわれていた加速初期や低速走行時のタイムラグをなくすものである。
よって、ツインチャージよりも明らかにシステムとしては複雑でないだろうから、ツインチャージ機は過去のものになっていくのだろう。
そしてこの電動ターボの加速は、勢い余るかのような鋭い回転を有しフェラーリを思わせるようなスロットルレスポンスを味わえるという。

凄い、本当にすごい。
先日のi3におけるEVの未来も明るいものだが、ディーゼルにおける内燃機関の未来は楽しく明るい。
味気のない乗り物に化してしまうのを恐れる人々にとって、この化石燃料の枯渇問題は、よりシビアに楽しめる時代の入り口といえよう。
この1滴も無駄にしない内燃機関の追及を推し進め、どんどんと新しいトレンドを作ってもらいたい。
そのトレンドを、モータリゼーションの入り口にある大国などに知らしめていくのが自動車先進国の役割の一つなのだろう。

話変わって、試乗記に。
あまりにもRのハードな乗り心地に、ライバルはどれくらないのかと気になり試乗へ赴いた。
それは、新車で購入を検討したBMW120iである。
GTI時代に、最終的にパワーが足らないと感じ購入を見送った車両です。
そのMスポ仕様18インチ装着車に乗せていただきました。

まずはハンドルの握りの良さに驚く。
私の手が身長同様に多少大き目であるのが関係するのかわからないが、とにかく握りの良さはVWよりも上である。
そして当時足りなかったパワーの話をすると、踏んでみてくださいと。
わざわざクネクネした道に案内をしてくれるほどに親切でしたので、ドカンと踏ませていただきました。
これ以上のパワーが欲しかったのかと思えるほどの加速ができる。
きっと道幅が狭かったせいもあるのでしょうけれど、ちょっとスポーツを感じたい程度ならばお釣りがくるほどの力を持つ。
高速域では1.6Lという排気量が覗くかもしれないが、ターボであるのでE90の2Lよりもストレスは少ないだろう。
そして乗り心地に関しては、Mスポ18インチだとそれほど変わらない様にも思えます。
ただ、ファブリックシートであることが大きく違います。
やはりファブリックは沈み込んでホールドさせるという性質上、落ち着きが良いのです。
ですので、座りは1シリに軍配をあげましょう。
しかしベタ踏みの際に感じたFRの特有のフィールは、登りのカーブだったりしたこともあり、普段自身がとても高い安定性によって守られていることを知りました。
4WDは低ミューのシーンでは当然に、スポーツ走行でも有利となる場面が多いことはWRCを見れば明らかなのかもしれません。

ナビの良さには惹かれますが(笑)、己のスペシャリティは現時点Rです。
コメント
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