「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

凹も凸も5画

2017年09月08日 |   中2 
中2国語の時間中、漢字の書き取り問題をしていたときに受けた質問。↓↓↓

「『長いロウカ』…この『ロウカ』ってどっちですか?
どっちって、迷う要素ある!?
あえて聞いたら「老化」と「廊下」で迷ったらしい。
「長い」とあるんだから、迷うことないと思うんだけど。

「『グウゼン』の『ゼン』って、どうだっけ…?
え、そっち?
普通は『グウ』の部首が「にんべん」か「しんにょう」かで迷うんじゃないの?

「『サラきれいになる』っておかしくないですか?
 『サラきれいになる』でしょ?」
サラ違いだわよ!

オウトツ』を『凹凸』と板書したら
「これって、漢字なんですか?記号じゃないの?
それは…わからないでもないか。
「書き順もちゃんとあります!」と言ったら
「1画でしょ!」「一筆書き!」と
速攻で返ってきましたが違います!

いちばん多かったのは「カタカナが読みづらい。という苦情。
漢字の書き取り問題は、ほとんど「カタカナを漢字に直しなさい」
というパターンなので、何を今さらという感じがしますが。
ひらがなで書いてあったって「読みづらい」と言い出す姿が目に浮かぶわ。



精進してくださりませ

2017年02月04日 |   中2 
中2国語では「敬語」も定期テスト範囲になっています。

生徒たちには、3年間の国語学習の中で
社会に出ていちばん役に立つ単元だと言っているのですが
反応は今ひとつ。

そして、この単元は一般的に成績がよい生徒が
必ずしも正解率が高い、とは言えないところが面白いです。
家庭環境なのか、性格なのか
違和感なく敬語が使える生徒と、全く使えない生徒と
差が激しいです。

ある程度は知識で補えるのですが
使い慣れない生徒はすぐボロが出るんですよね。

たとえば、今日のテキストの問題より。↓↓↓
下線部を正しい敬語表現に書き改めなさい。
「1)お配りした資料を拝見してください。」

「拝見する」は謙譲語。相手の動作には使いません。
代わりに「ご覧になる」を使うのですが
敬語は苦手と言いつつ自分の答えを発表せずにいられない少年が
「『ご覧してください』でしょ?」と周りに同意を求めて失笑をかっていました。
「ご覧する」という言い方はありません。
正解は「お配りした資料をご覧になってください。」です。

問題をもう1つ。
「2)校長先生が記念品をくれた。」

これは「くれる」を尊敬語「くださる」にかえて
「校長先生が記念品をくださった。」が正解。
「~くださいました。」とした生徒もかなりいたようで
もちろんそれも正解です。

ただ、上記の少年は
「『~くださりました。』でもいいですよね?」と
しつこく食い下がってきました。
「くださりました」は、なくはない表現だけど
古い言い方だと思うんだよね。
「敬語」という観点で考えると
相手が受け入れがたい表現は避けるべきと思うし
この文脈だと明らかに不自然なので
私だったらマルはあげられません。

この少年、成績はわりと上位の生徒なので
周りの生徒から再三オカシイと指摘され
本気でショックを受けていたようです。
この機会に正しい敬語を身につけてくれるといいんだけど。

今から覚悟して

2016年08月12日 |   中2 
今月は夏期講習会なので、中3クラスはいつもの月の約2倍、
中2・中1クラスで約1.5倍の授業数になっています。

すでに半分終わった今頃になって、中2クラスの生徒から
なんか今月は授業が多くないですか?
 定期テスト前じゃないのに2日連続で塾があるなんて…」
と批難めいた口調で言われました。
だって夏期講習会だし。去年だって経験しているのに今さら?
と思ったので
「来年(中3クラス)になると毎日あるよ。
と、しれっと言ってやりました。
その後、「え!ウソ!」「マジで?」と
クラス中がザワザワしました。
予定表を見れば嫌でもわかりそうなものなのに
ホント、よく見てないよなあ。

でも、まあ、今ちゃんとハッキリ言ったから
来年は
「毎日やるなんて聞いてません!
 夏休みなのに、なんでそんなに塾あるんですか。
なんて、今年の中3クラスの生徒みたいなこと、言わないでちょうだいよね。

食べ盛り

2016年04月19日 |   中2 
中1はまだですが、上級生は部活動が本格的に始まり
運動部の生徒を中心にヘトヘトな毎日を送っているようです。
部活動が終わる時間が遅いため、塾へ来る前に夕食を食べる余裕のない生徒が
休憩時間にお弁当を食べる姿が見られるようになりました。

今日は中2クラスで2コマ目を始めようとしたら
小柄な野球部男子がデッカイお弁当箱を片付けているところでした。
休憩時間は10分しかなかったのに、よくもまあペロッと食べたなあと感心していたら
「なんかまだ足んねーなあ…。帰ったらラーメン食いたい。」と言い出し
授業中も、隙あらば「ラーメン 」とつぶやいていて、たいへん閉口しました。
彼がつぶやくたびに、他の生徒たちまで「おなか減ってきた…」って言い出すんだもん。
とりあえず今食べたばっかりなんだから、静かに空腹に耐えてくれ。

きっと卒業する頃には、その食欲に見合うくらいデッカくなっているんだろうなー。

スランプ脱出か

2015年11月02日 |   中2 
中2クラスの男子で、勉強全般が苦手で
英語の小テストでは正答率5~6割という生徒が
このほど初めて満点をとりました!!

返却するときに、いつもはサラッと返すところを、もったいぶって
「今回は満点は3人でした。
 ○○君(←だいたい満点)と、□□さん(←いつも満点)と、△△君(←初めて満点)です!」
と発表したところ、教室が騒然。
いつも彼より良い点数をとっていた生徒があからさまにショックを受けていたり
彼と同じくらいの生徒がうらやましがったり
当の本人は喜びのあまりテンションがおかしくなったり。

本人にプリントを手渡しながら
「おめでとう!今までの1年半の間で、満点は初めてじゃない?」と声をかけたら
「長いスランプでした!と返ってきたのには思わず苦笑。
小テストはこれからも毎回行います。次回も満点ヨロシク!

クエン酸チャレンジ

2015年10月30日 |   中2 
ここ最近、中2のあるクラスの男子生徒がクエン酸の小瓶を持ってきて喜んでいます。

こういうやつ↓↓↓


飲み物に混ぜるとかではなく、直接なめるという暴挙!!
仲間同士で、一度にどのくらいなめられるかを競っております。

超スッパイ!というだけで、なめたからといって特に害があるわけではなさそう。
私がジーッと見たら「なめると疲れがとれるんです!知ってますか?」などと
弁解していたように、適切な量なら体によさそうだし、掃除にも使えるしね。

ただ、あまりのくだらなさに、女子たちの目はかなり冷ややかです。
なんで男子って、こんなアホらしいことで喜んでるんだろうなあ。

実は似たような光景を既に映像で見たことがあるので(この中に関連作が…
そんなに驚かなかったのですが
いったい誰が、どんなルートで知って、やり始めたのか気になります。

医師不足解消に貢献しない?

2015年10月27日 |   中2 
今日は授業を始めようと教室に入ったら、開口一番
「センセー!今日、解剖したー!」という報告が。
その報告、聞きたくないんだけど…。 なんていう私の声はかき消され
「ブタでした!ブタの心臓!」「意外と面白かった!」と大興奮。

理科の授業での解剖は、学校(担当の先生)によって
ブタだったり、カエルだったり、やらなかったり。
いつも意外に思うのが、生徒たちがそれほどショック受けていなそうなこと。
虫だと、どんなに小さくても怖がるし気持ち悪がるクセにになー。
そんなもんなのかなー。

あんまり楽しそうに話しているので
「そういうの得意だったら、医者を目指したら?」と言ったところ
「無理!と即答。
勉強さえすれば誰でもできるという仕事でもないし
考えてみる価値はあると思うけどなあ。
もしその気になったら、学力の面ではいつでも協力しますよ。

食わず嫌い

2015年07月15日 |   中2 
中2クラスの授業終了後、理科担当の同僚が「いや~、タイヘンだった。
と言って事務室に戻ってきました。

聞くところによると、無セキツイ動物の分類を説明しているときに
「キモチワルイからやめて!と言って耳をふさいで突っ伏していた生徒がいたらしい。

テキストを見せてもらったら
「節足動物-昆虫類(バッタ・トンボ…)、甲殻類(エビ、カニ…)、
        クモ類(クモ、サソリ…)、多足類(ムカデ…)
 軟体動物(イカ、タコ…)」

という感じで、字が中心で、バッタとザリガニの図(モノトーン)がついている程度。

見た目は生々しさのかけらもなく「キモチワルイ」要素はなさそうですが
本人は字だけで現物を想像してしまってダメなんだって。

そこで、「寿司屋に行ったら食べるでしょ!エビやカニなんて美味しいじゃないか!
と言ってみたところ
「魚介類は全部キライなので寿司屋には行きません。」と返ってきたそうです。
しかも、キライな理由が「見た目がキモチワルイから」
小学生の時に修学旅行で佐渡に行ったのに、魚介類はいっさい食べなかったそうです。
もったいない!!
きっとすごく美味しかったと思うよ~。
それに、新鮮な海の幸を味わっていたら、魚介類に対する気持ちも変わっていたと思うな~。

その生徒は「生々しいのがイヤ。」とも言っていて、人工的なものの方が好きなのだそうです。
軽い潔癖症?中2らしいといえば、らしいのかな。
人工的なものの方が、体にとって良くないんじゃないかと思うんですけどねー。

週末の予定

2015年06月09日 |   中2 
定期テスト前に各学年で居残り自習教室を実施していますが
いちばん集中力がないのが中1クラス。
これは仕方ないとして、いちばん手がかかるのは中2クラスです。

各人がテスト勉強の手の抜き方をわかってきたというのもあるし
「これくらいでいいや」というあきらめもあって、ヒドイ生徒は本当にいい加減。
問題も見ずに、ただワークの答えを書き写しているだけ、という生徒もいます。
ご丁寧に、丸付けもしっかりやってるんですけどね。
でも、そんな調子だから、なんにも身についてない。
テストなんて、過程も少しは評価されるけど、結局結果がすべて
ズルしたり、手を抜いたりしても何も得るものはないと思うんだけどなあ。

それを指摘しても、ああ言えばこう言う、という感じで
屁理屈が返ってくるだけで、こちらの方が疲れてしまいます。
だからって、言わないわけにはいかないと思うので
少しでも彼らの耳に届くように、あんまり押しつけがましくならないように
チラっと言う程度にしてていますが。

中3にもなると、そのへんが身にしみてわかってくるらしく
わりとみんな真面目にやってるんですけどね~。
同じ中2でも、中3並に真面目にやり始める生徒もいて
ちょうど成長過程の切り替えポイントが見られる感じです。
この過程を経て大人になっていくんだなあと思うと興味深い。

今日は、中2クラスの中ではしっかりやっている生徒(女子)の宿題から。
今回の英語はwillがテスト範囲なので、それを使った英文を書かせたところ…

和訳すると、①やる予定→「私は今週末、テニスをする予定です。」
②やらない予定→「私は今週末、父と話さない予定です。」
さすが中2。
他にいくらでも書けることがあるのに、わざわざ宿題にこれを書いて出すとは。
お父さんにとってはしばらく受難の日々が続きそうですね…。

これも一種のリバウンド?

2015年05月19日 |   中2 
4月末日に行われた今年度最初の英単語テストで、当塾の生徒は全員一発合格したようです。
居残り自習で連続不合格記録脱出を狙っていたA君もみごと合格。92点だったそうです。
しかし、先週行われた計算力テストでは今年度最初の不合格点をとったらしい。
「途中でシャーペンが壊れちゃってー。」と言い訳していましたが
数学担当に聞くと、普段からあやしかったみたいなので実力でしょう。
ゴールデンウィークがあったこともあって、塾で特訓する時間を作るタイミングを逃してしまい
本人も連休中、部活動以外は遊び呆けいていたみたいで、ほぼぶっつけ本番。
そんなわけで、不合格点でも、さほどショックを受けていない様子なのが逆に心配です。
せっかく良い波に乗れてきた感じだったので、これを機に元通り(=再テストの常連)…
なんてことにならないようにしたいなあ。
定期テストの前に漢字テストがあるみたいなので、そこでもう一度達成感を味わって
勉強意欲を取り戻してほしいです。