「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

テスト対策準備

2007年01月31日 |   中1 
今学期の期末テスト範囲が発表され始めました。

年度末の定期テストで自己最低点を取る生徒が多いです。
学年末なので急いで授業をやるため、テスト範囲が広いうえに理解しきれていない
というのが原因でしょう。
ここでどう踏ん張るかで、来年度の見通しが変わってくると思います。

我々講師陣は、入試対策と並行して、定期テスト対策にも気合い十分なのですが
生徒たちは必ずしもそうとは限りません。

そんなわけで、「今度のテストは頑張ろう」という話をした後の小テスト(中1英語)。


問 日本語に訳しなさい。
  ①What time do you get up every day?

答 あなたはまいにち何時ですか。

 「あなた」=時計?意味不明だよ…。(゜ロ゜;)

正 「あなたは毎日何時に起きますか。」



問 日本語に訳しなさい。
  ②Look at these apples.

答 これらを見るとリンゴです。 

  そ、そうですか。(-_-lll) じゃなくて、「命令文」なんですが…。
  全ての単語の意味はわかったけど訳せない、というタイプですね。

正 「これらのリンゴを見て。」


彼らのできを見ていると、今回のテスト対策はハードになりそうな予感。

高専推薦入試

2007年01月30日 |   中3 
今日、高専の推薦入試の合格発表でした。

ウチの塾では、受験した生徒全員が合格!\(^^)/

事前に「電話でいいから結果を報告してね」と言ってあったのですが
直接報告したいと親子で訪れた生徒もいました。

第一志望に合格した生徒の笑顔は、やはりいいものです。

これから公立推薦→高専一般入試→公立一般入試と続きます。
塾生全員の笑顔が見れたらいいな。

読解力

2007年01月29日 | 今日のお仕事 
「読解力はどうしたらつきますか?やはり本を読むしかないんでしょうか…」
と保護者の方から聞かれました。
確かに、基本的には読書量が大きいと思います。

中学の3年間ウチの塾に通い、結果的に同じ高校に合格した兄妹がいるのですが
国語の得点率は雲泥の差。
兄は、主語と述語が一致しない文を平気で書くような生徒で、国語が大の苦手。
妹は、学校代表に選ばれるくらい作文が上手で、もちろん国語は大得意。

男女の差があるとはいえ、ご家庭の教育方針や遺伝的な能力差は
たいしてないはずなのに…と思ったので、妹の方に聞いたことがあります。
すると、
「兄ちゃんは野球ばっかりやっていて、全然本を読まないから…。
 私は本好きだから、ちっちゃいときからいっぱい読んでるんだー。
 実は入試直前も読んでたんだよ!」
と教えてくれました。

正直言って、国語については、中学入学段階で既にかなり大きな個人差が付いています。
だから仕方ない、とあきらめるのではなく、中学からでも遅れた分を取り返すべく
努力してほしいです。
興味がある分野の簡単な本でいいので、読む習慣をつけること。
こればっかりは、塾の授業だけではなかなか難しいです。

ちなみに、受験生には
「毎日1題、じっくり時間をかけて解きなさい。
 記号問題も勘ではなく確信を持って選びなさい。
 そして、丸つけに時間をかけ、納得できなかったら質問に来なさい。」
とアドバイスしています。

遅ればせながら…

2007年01月28日 | 今日の1品 
新聞に掲載されていたセンター試験の英語と国語を解いてみました。

英語…183/200  国語…178/200  でした。

現役受験生時代よりもはるかに良い点数 (^^;)
でも、中学生相手とはいえ、教える仕事をしていることを考えるとちょっとへこみます。

高校数学(数Ⅰ・数A)を教えていたこともあり
数学もチャレンジしてみようと思ったのですが
覚えていない公式が多くて、今年はちょっとパス。

社会・理科は…ボロボロだってわかってるのでやりません。( _ _ )

それにしても、問題を解きながら
集中力がなくなってきているなあと痛感してしまいました。

苦手な英語は、少し解いてはお茶を飲み、テレビに気を取られ
声を出して問題を読んでみたり、体勢を変えてみたり…。
国語はどれも内容的におもしろかったので、大問ごとに小休憩。

どちらも制限時間80分のところを
1時間くらいで「もう終わりッ」と見切りをつけてしまった感じです。
日頃、生徒たちには「見直しをしなさい!」なんて言っていますが
できない気持ちが少しわかりました。(-_-)

理解度

2007年01月27日 | 今日のお仕事 
学校で先日、授業理解度に関するアンケートがあったそうです。
アンケートを実施しなくても、テストの点数を見れば
どれだけ理解しているか一目瞭然だと思うんだけどなあ…。

おまけに、生徒に「どんなこと書いたの?」と聞いたら
「全部<ややふつう>に丸つけておいた!」という答え。
そんな項目ないだろ?(_ _lll)

「やや悪い」の間違いではないかと思いますが、こんな調子なので
アンケートそのものの理解度が疑問です。

教育基本法の改正とか、ゆとり教育の見直しとか、
教育に関するさまざまな話題を耳にしますが
現場の声はちゃんと活かされているのかなあ、と思うことがあります。
先生方も大変でしょうけど、このアンケートをもとに
どんな対策が打ち出されるのか興味津々です。

営業活動

2007年01月26日 | 今日のお仕事 
ウチは大手の塾とは違って、ほとんど営業活動をしていません。

広告を出すのは年に数枚程度。
ダイレクトメールや電話勧誘、ビラまきもしたことがありません。
たまに、在塾生に「よかったら友達に渡してね」と案内のプリントを持たせる程度です。
兄弟関係と口コミで、ある程度生徒が集まるので必要ないんです。
評判が高いというよりは、単に規模が小さいだけなんですけどね。(^^)ゞ

今来てくれている塾生がそれなりの結果を出すと、それが良い宣伝になって
新しい生徒を連れてきてくれる、という感じです。
もちろん、とんでもない生徒がいると、とんでもない生徒を連れてきてしまって
大変なことになったりもします。(-_-lll)

そろそろ新年度に向けて準備を始める時期になってきたわけですが
今日、6年生の授業をしているとき
「塾に来たいって言っている友達がいるんだけど…」と1人が言い出したら
みんなが「ぼくも」「ぼくも」と言い出して、嬉しい悲鳴状態でした。

とりあえず、案内のプリントを持たせましたが
ボスは「(2月からではなく)春期から来てくれるとありがたいよな~」と
のんきなことをぼやいていました。
残り2ヶ月のために新しいテキストを用意したり…など考えると
理解できなくもないですが、経営者がそれでいいのか?とも思います。

欲張らずに、誠実に地道に、というのがウチの塾の経営方針のようです。
営業は苦手なので、私にとってはとても居心地がいいです。(*^^*)

今日案内のプリントを持って帰った生徒たちが、どんな生徒を連れてきてくれるか
楽しみなような、心配なような…。

『うちの3姉妹③』

2007年01月25日 | 今日の1作 
松本ぷりっつ 『うちの3姉妹③』 主婦の友社

1巻が発売されたとき、本屋さんで立ち読みしていたら
立ち読みなのに、恥ずかしいくらい爆笑してしまって購入決定となった本です。
以来、2巻も購入し、作者のブログも覗いています。(興味がある方はコチラ

ブログで発表されたもの+α をまとめたもので、題名そのまんまの
現在、6才・4才・2才の3姉妹のおもしろ成長日記です。
3巻が昨日発売され、さっそく読みました。

今回も笑った~。(≧∀≦)
3人それぞれの個性がよく観察されていて、毎日大変なんだろうけど楽しそう。
姉妹たちのありえない言動に対するお母さん(作者)のつっこみが的確。
もう、声を出して笑っちゃいました。やはり立ち読みは危険な本だと思います。
(人様の子どもなので、無責任に笑っていられるんでしょうが…。)

今後も3姉妹の健やかな成長を楽しみにしています。

早弁のやり方?

2007年01月24日 |   中2 
さて、今日は中2の生徒から
「高校へは何でも持って行っていいんでしょー?」という質問を受けました。
「勉強に関係ない物はダメだよ。」と答えたら
「じゃあ、食べ物は?」と言うので
「お弁当を持って行かなくちゃダメだから、それはいいんじゃない?」

すると、
「高校だと早弁できるんだぜー。兄ちゃんが言ってたもん。」ρ(`O´*)
「おー、いいなー。」ヽ(´▽`)ノ と盛り上がっていました。
コラコラ。

「授業中は食べられないよ。」と言ったら
「バレないようにこっそり食べる」といって、
どうやったらバレないか、みんなでシミュレーションをはじめる始末。
「ノートをこうやって立てて…」とか「机の中に隠して…」とか
明らかにバレるっていうのも含めて、いろいろ考えてました。(-д-;)

「ムリムリ。おいしそうな匂いがするからバレるって。」と言ったら
「…そっかー。ムリかぁ。(_ _lll)」と急激に沈静化。

そんなにガッカリすることか?

希望校

2007年01月23日 | 今日のお仕事 
入試が近づいてきたので、下級生にもそれとなく入試のハナシをしています。
兄や姉がいる生徒はさすがによく知っていて、すでに行きたい高校が決まっている生徒もいます。
普通科と職業科の学習内容の違いとか、大学進学率とかよりも
部活や制服に興味があるようですが。(-_-)

それはそれとして、目標ができると学習意欲も自然と高まります。
中学生ぐらいだと、本人の能力よりも
「どれだけ勉強に時間をかけたか」「どれだけその高校に行きたい気持ちが強いか」
で成績が決まります。
入試勉強もスタートがはやいほど有利ですが
気持ちの面においても目標設定がはやいほど、そして具体的なほど
成就する確率が高くなると思います。

今はまだ単なるあこがれでもかまわないので、どんな高校生活を送りたいか
どんな仕事に就きたいか、考えてほしいと思っています。

私自身は中学生のころ、ほとんど考えてなかったんですけどね(^^;)

バイト君3

2007年01月22日 | 今日のお仕事 
いろいろと相談した結果、バイト君のコマ数を大幅に減らすことになりました。

わからなくて困っている生徒への対応がまずいこと。
授業を妨害しようとする生徒に対処できないこと。
他にもいろいろありますが、すべて
「相手の気持ちをくみ取って、行動する能力に欠ける」ことが原因だと思います。

決して悪い人ではないし、やる気がないわけでもなさそうなんですが…。
こればっかりは、こちらの指導だけではどうにもならなそうです。
春から別の会社で働くことが決まっていることもあり
これ以上、彼を講師として育てるのは労力の無駄という判断もあります。

彼にはそれとなく、コマ数が減ることを話したのですが、かえってほっとしている様子。
 …逃げ腰だよなあ。(-д-;)
いつもそんな調子だから、生徒にからかわれるんだよねえ。
その上、同じレベルでいちいち反応するから、悪ガキはますます増長するし。
適当にあしらっておけばいいのに…。

おまけに、どうしたらいいか迷ったときは、基本的に未処理のまま放置。
生徒の「どっちが正しいの?」という質問に、根拠なく「どっちでもいいんじゃない?」とか。
(これを繰り返すと生徒からの信用をなくします。)
教室の掃除を手伝ってもらっても、こちらが指示したことが終わると
事務室で1人ぽつんと座っていたりする。
他の人を手伝うとか、他にすることがないか聞くとか、もっとやることあるんじゃないの?
と思うんですが…。

彼を見ていると、私自身はどうだろう?と反省させられることも多いです。
「人の振り見て我が振り直せ」。向上心を忘れずにいたいです。