中1クラスの英語はアルファベット段階をようやく終えて単語練習に入りました。
中学レベルの英語は、英単語をどれだけ多く正確に覚えるかでほぼ勝負が決まります。
そして、正確に覚えるためには書いたり読んだりする練習の数をこなすしかないと思っています。
最近の生徒は単純作業を極端に嫌がる傾向があるし
注意力散漫で、興味のないことについては全く関心がなく
よく見ていないので、この「正確に覚える」というのが難しいようです。
たとえば、今日の解答を見てみると…
朝のあいさつ「ブードモーニング」。
上の英文をただ書き写すだけなのに、なんで先頭の文字を変えたかな~。
あるいは、英単語の意味を書く問題では…
点の位置 「犬」って漢字くらい間違えずに書いてよ!!
「オレンズ」ってビミョ~に東北なまり?
どれもウッカリのレベルを超えていると思うのですが…。
今年の中1クラスも、やっぱり手がかかりそうだなあ。
今日は中3クラスで第1回三者面談を実施しました。
低学年のときも三者面談は行ってきましたが、いよいよ本格的に受験指導が始まります。
今回はとりあえず、春期講習会中に実施した模擬テストのデータをもとに
志望校合格のための足がかりを示す感じ。
今回改めてきちんと生徒と話をしてみたわけですが
ゆとり教育の影響か、先の見えない時代のせいか
「いま楽できるのがいちばんいい」と考えている生徒が多いのが特徴的でした。
「高校はとりあえず行きたいけど、どこでもいい」
「高校卒業後のことはまだ考える気がない」というのが圧倒的多数。
なんとかなるだろう、という楽観的な態度で
「大学って誰でも入れるんでしょ?」なんて話も出るくらい。
まあ、どこでもいいんだったら入れるけど、そのあと就職できるかどうかの方が重要なわけで。
先のことを見越して、今できることをしっかりやらないとマズいんじゃないかなあ…。
と話しましたが、どれくらい伝わっているか心配です。
それから予想以上に勉強量が少ない。
年々減っているような気がします。
子供たちが部活や他の習い事やゲームなどで忙しくなっていることもあるだろうし
勉強することに意味を見いだせないということもあるかもしれません。
せっかく時間と記憶力があるんだから、しっかりやった方がいいのに…
と思うのは、私が年をとった証拠なのかな。
授業終了後、ボスの知り合いの塾の方々と合同で「研修会」という名の飲み会をしました。
合格発表の日が大震災で、反省会を兼ねた慰労会ができなかったこともあり
ちょっと落ち着いた今がちょうどいいかな…ということで。
そうはいっても少人数で、参加者はこの道10年以上のベテランばかり。
お酒が進むにつれ、内容はやはり愚痴っぽいものに。
おそらくどこの塾も同じだと思いますが、新年度始まったばかりが経営的にいちばんキツイです。
お客さん(生徒)の数が先細りな上、この不景気+震災で、今年度は例年になく悪いスタート。
いつも「夏までなんとか辛抱しよう」で済むのですが、今年はどうかなあ…
そんな暗い話から始まり、続いて生徒の質の話題。
勉強する気がない、覚えようという気がない、という生徒がすごく多い。
それを、なんとかモチベーションを上げて成績を上げるというのが塾の役目なんですが
勉強以前に、しつけがなってないトンデモナイ生徒もいて
そういう生徒はたいてい親もトンデモナイから
「(生徒を選べない)学校の先生はタイヘンだよな」という同情の声で全員一致しました。
ほかにもまだまだいろいろ話題は尽きず。
ボス同士の話はもちろん、他塾の先生の話もとても参考になりましたが
話を聞いていて気になることがひとつ。
それは、今回集まった講師の中には、毎日お酒を飲まないではいられない人、
ヘビースモーカー、過食気味の人、というのが多かったことです。
みんなストレスを抱えてるんだなあ、と思いました。
私自身も夏を過ぎると甘いものが手放せなくて
それがストレスによるものだって自覚があるくらいだし。
塾業界に限ったことではないかもしれないし、全てがこの仕事に起因しているとは限りませんが
体をこわしかけているボスたちを見て、気をつけなくちゃな、と思いました。
それにしても、ボスたち、お酒飲み過ぎ!!
つきあいきれなくて途中で帰ってきたけど、焼酎のボトル何本空けるつもりですか!?
「焼酎(水割り)はカロリーが低いから大丈夫。」なんて豪語してましたが
そういう問題じゃないから!
中1クラスの国語で、ちょっと時間に余裕があったので
プリントで言葉の知識を試してみました。
その中の1つ↓↓↓
慣用句となるよう( )に漢字を入れて、意味を後の選択肢から選びなさい。
( )が痛い。
生徒の答え
→ ( 歯 )が痛い。
「違います!」と言ったら、「じゃあ『胃』?」ときいてきた生徒がいました。
ストレスためてるのかなあ…。
ちなみに、「後の選択肢」の中に「歯」も「胃」もナシ。
自由に書いていいんだったら何でもありになっちゃうでしょー!
そもそもこれじゃあ慣用句にならないし。
正解は「耳」。
これだけ「問題をよく読みなさい!」と言い続けて口が酸っぱくなってるのに
君たちは耳にタコができてないのか?
と言ってみたけど、ポカンとしている生徒の方が大多数。
これから少しずつでも語彙を増やしていってほしいなあ。
食べ盛りの中学生にとって、夕食だけではまだ足りないらしい。
休憩時間に食べるための「おやつ」を持ってくる生徒がときどきいます。
今日目撃した生徒のおやつは「食べる小魚」。
早い話がちっちゃい煮干し。
「健康的なおやつ食べてるのね~。」と声をかけたら
「背を伸ばしたいからさー。それに、これなら太らないし。」と返ってきました。
確かにねー。
この生徒がバスケ部員だってこともあるようです。
あんまりおいしそうに食べているもんだから
「1匹ちょうだい?」と他の生徒にねだられていました。
友達が食べていなかったら決して口にすることのないような生徒もいて
仲間の影響力ってすごいな、と思いました。
その後の授業中、ウトウトしている生徒に「しっかりやりなさいよ!」と
ちょっと強めに言ったら、すかさず
「センセーも小魚食う?カルシウム足りないんじゃない?」
イライラしてるわけじゃないから食べても変わらないと思うよ?
このところ確実に1学年に1人くらいずつ
パソコンのしすぎで成績を落とす生徒を目にします。
中1・中2はそれほどではないのですが、中3になると
睡眠時間も食事時間も削ってのめり込むパターンが多く
お家の人も手を焼いているようです。
今年度も中3クラスに1人発覚。
授業中いつも具合が悪そうだったので、あとで他の生徒に尋ねたら
「寝不足なんじゃない?学校ではずっと寝てるし。」という衝撃的な証言が。
通知票のことを考えても、学校でそれはマズイなあ…。
いつも夜は2、3時間くらいしか寝ていなくて、ずっとパソコンをしていると
本人が言っていたとのこと。
このまま自分でコントロールできない状態になってしまうと非常に危険です。
今までの経験上、こんな感じで志望校に合格できた生徒は1人もいないし
むしろ身体的にも精神的にもどんどんおかしくなっていくことがけっこうありました。
週末の三者面談ではタイヘンな話し合いになりそうです。
ベランダのプランターに植えたチューリップが咲きました。
今年は「ファッション」という名のミニチューリップ。
隣は昨年水栽培したヒヤシンス。風に揺られています。
日当たりが悪いせいか肥料が少ないせいか、ちょっと貧弱ですが
きれいに咲いて良かった。
このほかにも、ナデシコとパンジーの鉢が花盛りを迎えています。
さあて今年はなんの種をまこうかな。
今日は妹が遊びに来たので桜を見に出かけました。
いつもの年ならちょっと遠出するのですが、今日は市内。車で5分の場所です。
先週7分咲だったのが、もう満開を過ぎていました。
快晴でなかったのは残念ですが、かなりの距離の桜並木を歩いたので
雨が降らなくてよかったです。
桜の他にも木蓮や水仙も見頃を迎えていました。
なんだか今年はあんまり実感がないけど、春が来たんだなあ。
妹夫婦は高田公園の桜も見に行ってきたようです。
毎年の恒例行事になっているらしいのがちょっとうらやましい。
私も一度は夜桜を見に行ってみたいなあ。
寒暖の差が激しい上に、例年以上の花粉が飛んでいるということで
ティッシュが手放せない生徒が続出しています。
一見しても風邪なのか花粉症なのかわからないし、
本人もどっちかよくわかっていないパターンもあるみたいです。
そんな中、今日は小学生クラスのある生徒がインフルエンザで欠席。
いまさら~。 と思ったら、その生徒の通う小学校は学級閉鎖のクラスも出ているらしい。
体だけでなく心も弱っていると、わずかな病原菌でも一気に発病しそうで怖いです。
まだまだ気をつけなくちゃいけないんだなあ…。
春期講習会中に行った模擬テストが返ってきました。
思っていたほどヒドイ結果ではなく、ちょっとホッとしました。
思わぬ人物がトップだったり、思いも寄らぬ志望校を書く生徒がいたり
定期テストはそつなくこなす生徒が20点分の大問1つ丸ごと全滅だったり
初回から予想外の展開になりました。
が、そのぶん鍛えがいがある…のかもしれません。
いちばんビックリしたのは、英語で最高得点をとった生徒の答案をみたら
doesn'tと書くところをboesn'tと書いて満点を逃していたこと。
1年の頃からその手のミスをする生徒だったけど、やっちゃったね。
最近はトップらしからぬトップが増えている気がします。
ミスの仕方も、勉強に対する態度も。
月末にはこれをもとに三者面談を行いますが
言いたいことがありすぎて時間が足りるか心配だなあ。