「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

「東北」だってば!

2021年11月03日 | 今日のお仕事 
中3国語では『おくのほそ道』が定期テストの範囲。
教科書には「冒頭」の他に「平泉」「立石寺」が掲載されています。

ひととおり学校でも塾でも授業が終わっていて
今日は仕上げのつもりで問題に取り組んでいました。

その中の1つで、ちょっとした豆知識=サービス問題として
「平泉」「立石寺」の所在地を現在の都道府県名で答えなさい
というのがあったのですが。

ひょっとしたら知らないかもなあ・・・と思ったので
「『おくのほそ道』は芭蕉が江戸から東北地方に向かって旅したときのもの。
 冒頭にも白河の関(福島県)、松島の月(宮城県)が出てきたでしょ。
と、さりげなくヒントを言ったつもりが
「センセー、東北ってどのあたりですか?
という、まさかの質問。

モノによっては東北地方に入ってしまう新潟県民なのに
(東北電力のサービスエリア内である)
ナニを言っているの!?

それに、「東北」って名前が場所を表しているんですけど・・・。

いちばん上が北海道=北でしょ。そこから下、新潟県の辺りまでよ。
と説明しなおしてから、まず「平泉」は何県か?と聞いたら
第一声が「山梨!!
オイ!富士山がある県だぞ!東北違うだろ!
という、私より早く仲間からのツッコミが入りました。

「じゃあ群馬
群馬の人に怒られると思います。
それに、群馬は新潟の隣だから、位置関係を知っていると思っていたんだけどなあ。

正解は「岩手県」です。
・・・と発表したけど反応が薄かったです。
ひょっとして岩手県を知らないのか・・・?

つづいて「立石寺」。今までの様子を見て難しそうと思ったので
新潟県の隣の県です!と大ヒントを出しました。
東北地方で新潟県の隣の県は2つしかありません。
しかし、生徒の第一声は「富山?
そっちじゃない!!
東北地方って言ってるんだから、反対側でしょ!

それでも2人目が「山形」と正解を答えてくれて
ちょっとホッとしました。
そして、「山形と言ったらサクランボ」と知識を披露する生徒も。
さすがに知っているようだ。ヨカッタ

ウチの塾生がこんなレベルばかりと思われたら困りますが(賢い生徒は奥ゆかしい)
世の中学生の都道府県認識レベルは大人が思うよりずっと低いのは間違いなさそうです。


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