梅雨明けしたものの、真っ青な空に真っ白な入道雲という夏空とは、ちょっと違う天気が続いています。
エルニーニョ現象が発生している影響で太平洋高気圧の張り出しが弱く、東北エリアに残っている梅雨前線に向かって南からの湿った風が吹き込んでいるのが原因だそうです。
今日も空を見上げると雲が多く、22日の日食も晴れていてもこんな空かなと思えてきます。
その後曇り空になってしまい、雨でも降るのかと思っていたところ、窓越しの景色が茜色に染まっているのが見えました。
夕焼けを撮ろうと、カメラを片手に屋上に上がってみました。
スコールが上がった後のような、ちょっとドラマティックな夕陽を見ていたとき、近くの屋上から子供たちの声が響いてきました。
何事かと振り返ったとき、思わず声を上げてしまいました。
※上の写真は28mmレンズでも全体が撮れないほど大きな虹のため、3枚の写真を合成しています。
外側の虹の上方は、レンズのゆがみで上側に広がっています。
実際に肉眼で見ると、きれいな同心円を描いています。
まさか、都内でこれほど見事な虹を見ることができるとは、思ってもいませんでした。
時折、雨が落ちてくる中、ほぼ180度の弧を描き、しかも外側にもうっすらともう1本の虹が出ています。
雲に重なる所では、更に鮮やかに見え、太陽光の強さに明るさを変えながらも見事な虹を楽しむことが出来ました。
日没の西空といい、美しい虹がかかった東空といい、私の中では南洋の島のイメージです。
1日で様々な表情の空を楽しんだ、そんな1日となりました。