月曜のキャストを見て、前日に観たばかりだと言うのに、思わずチケットを取ってしまいました。
ジェリーロラム=グリドールボーン 木村花代
私は、2年振りです。
前回キャストされた時は、直ぐに抜けてしまったので、今回は即チケットを手配してしまいました。
歌って、踊れるジェリロは、やはり素敵ですね。
バストファーナンバーで上手の階段のところにいるジェリロとシラバブ。
2匹の仕草をよ~く見ていると、親子にも、歳の離れた姉妹にも見えてきます。
外見的にも2匹って、似ていますからね。
バブが年齢を重ねて行くと、濃い色が混じってきてジェリロになるのかなと?
そう言えば、智恵さんの場合バブが四季の初舞台でしたが、後にジェリロを演じているので、まさにバブの成長した姿ですね。
芝さんのタガー、更にパワーアップしています。
至る所でアレンジが入っているし、歌詞に依っては台詞に変わったり。
タガーナンバーやミスとナンバーのソロは、凄いですね。
相変わらずの壁からじのご登場は、「ミャオ!」です。
連れ去った女の子を席に戻す時、デコチューをしてますが「ン~、ガア~!」と言った雄叫びを上げていて、猫と言うよりは血をたっぷり吸ったバンパイアのようです。
さらに石栗さんとの小芝居は、タガー一座と言った感じです。
今回は「ご無用」のフレーズに入ると、腰を前後に振りながらハイトーンを響かせている芝タガーに雌猫さんたちが翻弄されています。
締めようとしたその時、さらに石栗ランペが「ア~!」と一鳴きしたところ、低い声で短く「ドンッ!」。
その場で射殺?それとも、悩殺?されたようです。
石栗ランペ、即死でした。(笑)
いくら自由奔放なタガーとは言え、やり過ぎると演出家からストップがかかるのでは?
それでも、やはり忠告なんてご無用!でしょうか?
待ちに待ったガスナンバーは、期待通りでした。
ガスと長く一緒にいて、ガスが好きなんだなと感じさせるジェリロです。
表情が細かく、ガスが語る昔話に対して、時に自慢げに、時に「程々にね」みたいな表情をしながらも、優しさに満ちた顔で見守っていて、2匹の表情を見ていると一つの物語が見えてきます。
ソンジェさんのガスも、上手くジェリロに応えていて、本当に良かったです。
あっ、相変わらずガスの「子供達にも大もてさ」にバブが反応していました。
グリドルボーンでは、Chi e la? Mi amore Sono qui は、澄んだソプラノが心地よいです。
客席の拍手も、満足度を示しているようです。
奇麗なソプラノと言う点では、五東さんのジェリロも久し振りに観てみたいです。
最近の朴さんや熊本さんはやらなくなってしまいましたが、グロタイの陰で「あっかんべー」な仕草や、尻尾で誘惑する仕草が楽しいです。
今回の席は、握手席を取りたかったのですが、断念。
結局下手側の通路脇の席を取ったのですが、ミストナンバーで猫達が客席通路で歌う時、笑顔の花ちゃんに歌いかけられ、大満足です。
やはり、私のベストジェリロです。
今でもプログラムに掲載されているだけに、智恵さんのジェリロも観たいです。
さらに、カーテンコールでは、ステージに戻るタイミングを気にしている五所さんと、ギリギリのところで握手もできました。
いつどんなキャストで観ても楽しいキャッツですが、お気に入りの役者さんたちがいれば、なおさらですね。
キヤノン キャッツシアター | 2010年10月9日 |
グリザベラ | 織笠里佳子 |
ジェリーロラム=グリドルボーン | 木村花代 |
ジェニエニドッツ | 鈴木由佳乃 |
ランペルティーザ | 石栗絵理 |
ディミータ | 原田真由子 |
ボンバルリーナ | 西村麗子 |
シラバブ | 五所真理子 |
タントミール | 大橋里砂 |
ジェミマ | 王 クン |
ヴィクトリア | 斉藤美絵子 |
カッサンドラ | 蒼井 蘭 |
オールドデュトロノミー | 米田 優 |
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ | 橋本聖地 |
マンカストラップ | 福井晶一 |
ラム・タム・タガー | 芝 清道 |
ミストフェリーズ | 松島勇気 |
マンゴジェリー | 川東優希 |
スキンブルシャンクス | 劉 昌明 |
コリコパット | 入江航平 |
ランパスキャット | 高城将一 |
カーバケッティ | 齊藤太一 |
ギルバート | 鈴木伶央 |
マキャヴィティ | 桧山 憲 |
タンブルブルータス | 川野 翔 |