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オペラ座の怪人

2011年07月18日 23時04分00秒 | 観劇

3連休最終日、4公演目は京都へ移動してのオペラ座の怪人。
早い時期にチケットを取っていたのですが、よもやこの時期に高井さんが夢の配達人をしているとは、予想だにしませんでした。
昨日までのアイーダの素晴らしさに、京都行きを直前まで迷っていましたが、チケットの手配も付かなかったため諦め気分で雨の中京都へ向かいました。
台風の影響で、とても蒸し暑い京都。
晴れていれば早い時間に移動して、祇園祭で賑わう街中を歩いてみるつもりでしたが、それも断念。
それだけに、開場時間までが長かったこと。
キャンペーン4個目のチャームを受け取り、客席に入った途端、それまでの低かったテンションが一気にアップしました。
オークション前、布を被せられた出品物が並ぶ舞台は、間もなく開演する舞台に心を引き込みます。
ここ数年の観劇への熱は、オペラ座の怪人から始まったようなものなので、私にとっては特別な思い入れのある作品です。

今日のキャスト、ファントムは2007年3月の東京以来の佐野さんです。
佐野さんの人としての苦悩と向かい合うファントムは、涙無しでは観られません。
さらに2009年のレ・ミゼラブルでは司教として観ているラウル役の中井さんやピアンジ役としては初見のソンジェさんも興味があります。
オークショナーの『落札!』の声に、背筋がゾクッとするのを覚えました。
爽やかなイメージの好青年と言うよりも、しっかりとした子爵様なイメージの中井さん、年老いたラウルの雰囲気も似合いますね。
プロローグはセーブしていますが、『オール・アイ・アスク・オブ・ユー』などは、良い声ですね。
思わず、レミゼの司教様の歌声を思い出してしまいました。
ラウルとして、楽しみです。
沼尾さんは、昨年の大晦日のオペラ座以来です。
『シンク・オブ・ミー』では、いつもと変わらぬ歌声かなと思っていたのですが、『オペラ座の怪人』のハイトーンでは、少し声が出しにくそうな印象を受けました。
『ポイント・オブ・ノー・リターン』でのファントムに気付いた後の芝居は、私好みで良いです。
カーラ役の種子島さん、どうしてしまったのでしょう?
声が出し難いのか、声量が落ちてしまっているのか、以前のカーラのイメージが弱くなっているように思えました。
カーラのパートナーでもあるピアンジ役は、初見のソンジェさんは想像以上に若い印象ですね。
カーラと並んでいるのを見ると、いっそう感じられてしまいます。
少し年齢が上に見えるメイクでも良いかなと思うのですが、いかがでしょうか?
フィルマン役の平良さんは、コミカルなイメージと魅力的な響きの声と良い、良い感じですね。
さて、主役の佐野さんですが、ビーストから休み無しでファントムを続投していますが、やはりお疲れでしょうか?
元々バスの声域ゆえ、ハイトーンが他のファントムより厳しいのはしょうがないとしても、『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』や1幕ラストにペガサス像で耳を覆いながらのファルセットは、厳しいですね。
かなり時間が空いてしまい記憶が曖昧なところもあるのですが、もっと声が出ていたような気がしてなりません。
また、ロングトーンも最後は声のせいか、それともマイクが原因なのかは判りませんが、声が割れて聞こえることもあり心配になってきます。
それでも、やはり佐野さん。
『ポイント・オブ・ノー・リターン』以降は、芝居で見せてくれます。
愛することも愛されることも知らないファントムの苦悩に、アイーダ以上に泣かされました。
2列目センターに席を取っていたのですが、しばしばそんな佐野さんと目が合っていたので良くわかったのですが、佐野さんも涙を流しながらの芝居でした。
そんな熱い舞台に、満員の客席からはスタオベでの熱い拍手が贈られました。
観客の声援に、何度も応えてくれました。
時折、佐野さんの口元に笑みが浮かんでいたのが、とても印象的でした。

10月1日からは[海]での公演がスタートしますが、俄然期待が高まってきました。

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京都劇場2011年7月18日
オペラ座の怪人 佐野正幸
クリスティーヌ・ダーエ 沼尾みゆき
ラウル・シャニュイ子爵 中井智彦
カルロッタ・ジュディチェルリ 種子島美樹
メグ・ジリー 松田未莉亜
マダム・ジリー 原田真理
ムッシュー・アンドレ 増田守人
ムッシュー・フィルマン 平良交一  
ウバルド・ピアンジ 橋元聖地
ムッシュー・レイエ田代隆秀
ムッシュー・ルフェーブル川地啓友
ジョセフ・ブケー 佐藤圭一
男性アンサンブル 松永隆志
佐藤季敦
伊藤礼史
野村数幾
見付祐一
根本健一
瀧山久志
女性アンサンブル 河村 彩
暁 爽子
齋藤さやか
村瀬歩美
旗本千都
松元恵美
中里美喜
清水麻梨紗
山本紗衣
吉村晶子
野田彩恵子
小林貴美子