My Favorite Things

写真、舞台、Jazz、バーボン、星空 等々。
私のお気に入りです。

サウンド・オブ・ミュージック 6月16日

2013年06月16日 23時11分00秒 | 観劇

思いがけずチケットが手に入り、急遽観に行ってきました。
昨年12月のアイーダ以来の名古屋ですが、思った程ではなかったものの蒸し暑かったです。
極力地上を避けることと、サウンド・オブ・ミュージック特集を掲載している「ぴあ×starcat」の今月号を入手すべく地下街へ。
1ヶ所目の名鉄観光にはなかったものの、その先にある玉音堂という「ぴあ」の発券をしているショップで無事に確保しました。

12時過ぎに劇場へ着くと、左手にテントが張られ、大勢の四季のスタッフが。 Dscn0190s
初日でもないのに何事かと思いながら入場すると、四季の佐々木会長や、東海テレビのお偉いさん風な方々がいて、いろんな方と挨拶を交わされていました。
結局、終演後「サウンド・オブ・ミュージック オープニング・パーティ」と書かれた札を持っているスタッフを見て、納得しました。
Dscn0193s
今日の舞台、まずは気なっていた智恵さんですが、「サウンド・オブ・ミュージック」から美しい歌声を聴かせてくれました。
台詞回しは、智恵さんだけでなく全体が東京初演の頃の様に、ハッキリと発音していました。
大阪~福岡とかなりピッチが早くなっていた智恵さんも、元に戻っていて安心しました。
やはり、こちらの方が私は好きです。
1幕は表情が明るく茶目っ気の感じられるマリアでしたが、2幕はしっとりした女性の表情に変わり、「なにかよいこと」のシーンでは、とっても優しい幸せに満ちたな笑顔を見せてくれました。
いつまでも観ていたい、そう思える表情でした。
これだけで、今日観に来た甲斐がありました。
智恵さんで、もう一つ。
「ひとりぼっちの羊飼い」で子供たちとの決めポーズが、胸の前で両手でハートを作って前に飛ばしていました。
初演の東京から、大阪、福岡、東京と観てきましたが、初めてのポーズでした。

台詞のピッチですが、大佐や修道院長たちも同じような印象ですが、若菜さんが少しぎこちなくなってしまった感じでした。

子供たちは、平均すると先日までの東京の子役よりもまとまっている感じです。
ただ、個別にみていくと注文はいろいろありますが・・・。
トラップ家での最初の登場シーンは、秋よりも舞台の幅が広いせいか、子どもたちの間隔が広めになっていて、マリアが大佐に笛を返しに行くとき子どもたちを気にせずに通れます。
オーディションから4ヶ月以上経ち、フリードリッヒは子供によっては声変わりが始まりそうな年齢なので気になりましたが、「さよならまたね」の『グッドバ~イ♪』は綺麗に伸びていました。
ルイーザがちょっと元気いっぱいにも見えます。
雷に驚き、マリアに部屋へ駆け込む時に、側にいるブリギッタの腕を取って振り切るようなイメージで端にどかしていました。
更に、ベッドの側からクルトを追い払う仕草や、枕を抱いたフリードリッヒを床に突き飛ばす仕草も、結構力が入っているように見えました。
勢い余ってアクシデントが起こらなければ、良いのですが・・・。
クルトは、「ドレミの歌」の前『ボク、この人好きだよ。』の後、ルイーザとフリードリッヒが方をぶつけていきますが、この日は2人に押されているような感じで後方に動いてしまったので、ちょっと違和感を感じました。
ブリギッタは、「ドレミの歌」で『歌お~う~♪』の歌声がちょっとぶれた感じがありましたが、表情や台詞回しも良くて、とても良かったです。
マルタは、ちょっと緊張しているのかなと言う感じで、もう少し慣れてくると動きがもっと良くなるのでは。
グレーテルは2幕オープニングに椅子の上でのダンスが、今までの子たちに比べると大人しいかなと感じましたが、元気な感じの子でした。
5月迄の東京公演と同様に、「ドレミの歌」のシーンや2幕のオープニングのシーンでは、子どもたち各々がきちんと考えて演じているようです。
「ドレミの歌」で各音をマリアが1人ずつ説明をしていると、グレーテルとマリアが2人でマネをしながら楽しんでいるのが、何とも可愛かったです。

シスター達は、山本貴永さんが最初の修道院でのシーンが厳しさを増したというか、怖い印象です。
矢野さんは、いつもと変わらず良い味を出しています。
西浦さんも、特に変わりません。
私としては、あべさんのように優しいイメージの方が3人のバランスが取れて良いと思うのですが。
1幕終盤で見習いシスターを案内するとき、手を叩いて促す時優しくほほえんでいたのは、あべさんだけでした。
久しぶりの岸さんのロルフは、「もうすぐ十七歳」歌は心地よく響くのですが、齋藤洋一郎さんのロルフを見慣れてしまったためか、ちょっと動きがぎこちなくも感じてしまいました。
ナチスの突撃兵となり、修道院で大佐を発見してからの表情は、岸さんの表情が一番好きです。
エルザのパーティでツェラー長官の言葉に『心外ですわ!』と叫ぶエルバーフェルド男爵夫人の小林貴美子さんですが、他の方とは違い低く落ち着いたトーンだったのが意外でした。

アクシデントが2件ほど。
まずは、オープニング。
修道院の鐘が鳴り響き、紗幕の後ろの遮光幕が上がり始めたと思ったら、何かに引っかかったのか、それともバトンを操作するロープが手から離れたのか、大きな音を立てて落下してしまいました。
すぐに上げ始めたら、真ん中辺りで再び落下。
3回目で天井へ上がって行きましたが、ちょっとドキドキしました。
オペラ座の怪人でもあるまいし、俳優がステージ前方に出てくると思わず見上げてしまいました。
2つ目は、種子島さん。
マリアがウェディグドレスで出てくる前、シスターたちがマリアの噂をしながら下手からできますが、衣装の裾でも踏んでしまったのか、前のめりにバランスを崩して両手を床について止まりました。
直に何事もなかった様に走り去っていましたが、その後から出てきた佐和さんがマリアに対していつも以上に和やかな笑みを見せていましたが、私にはどう見ても壷にはまった佐和さんが笑いを堪えられない様にしか見えませんでした。(笑)

とは言え、開幕後1週間。
これからが、楽しみです。

マリア : 井上智恵
トラップ大佐 : 村 俊英
修道院長 : 佐和由梨
エルザ : 西田有希
マックス : 勅使瓦武志
シュミット : 大橋伸予
フランツ : 諏訪友靖
シスター・ベルテ : 山本貴永
シスター・マルガレッタ : 矢野侑子
シスター・ソフィア : 西浦歌織
ロルフ : 岸 佳宏

【フォン・トラップ家の子どもたち】
リーズル : 若奈まりえ
フリードリッヒ : 村上朝陽
ルイーザ : 森重実穂
クルト : 島 羽也人
ブリギッタ : 玉田紗和
マルタ : 粕谷汐里
グレーテル : 中山ひまり

【男性アンサンブル】
白倉一成
新藤晃大
柳 隆幸
小出敏英
菱山亮祐
佐藤幸治
小松貴行
五十嵐 春
【女性アンサンブル】
小林貴美子
種子島美樹
大澤ゆかり
小島由実子
田代美里
辻 奈々
渡部真理子
原 彩子

サウンド・オブ・ミュージック 名古屋キャスト

2013年06月16日 22時38分29秒 |  サウンド・オブ・ミュージック

今日、劇場でやっとプログラムを手に入れました。
名古屋キャストです。(敬称略)

マリア
井上智恵、笠松はる、江畑晶慧、鳥原ゆきみ
トラップ大佐
芝 清道、村 俊英、深水彰彦
修道院長
秋山知子、佐和由梨、佐渡寧子
エルザ
坂本里咲、西田有希、田野聖子、八重沢真美、増本 藍?
マックス
勅使瓦武志、神保幸由
シュミット
大橋伸予、はにべあゆみ、佐藤夏木
フランツ
青山裕次、川地啓友、諏訪友靖
シスター・ベルテ
久居史子、佐和由梨、倉斗絢子、山本貴永
シスター・マルガレッタ
矢野侑子、保城早耶香、田代美里、小林英恵
?シスター・ソフィア
あべゆき、山本志織、西浦歌織、兼田伶奈、小島由実子

ロルフ
一和洋輔、石毛翔弥、岸 佳宏、飯田達郎、斎藤洋一郎、
島村幸大
リーズル
谷口あかり、五所真理子、池松比佳瑠、吉良淑乃、長野千紘、
松元恵美、若奈まりえ
フリードリッヒ
大平遼羽、紙谷昇世、村上朝陽、矢野瑛大
ルイーザ
伊藤綾里、入江真衣果、森実実穂、吉川知里
クルト
古賀雄大、嶋 羽也人、河内 光、古橋息吹
ブリギッタ
上田知宙、大森未来衣、加藤 汐、玉田紗和
マルタ
伊藤心菜、柏谷汐里、加納和奏、鈴木 蘭
グレーテル
奥田ちはる、榊原千尋、宿口詩乃、中山ひまり
男性アンサンブル
菊地 正、林 和男、前田貞一郎、鈴木 周、池田英治、
井上隆司、 川島 創、小出敏英、佐藤圭一、白倉一成、
玉真義雄、奥田直樹、高橋基史、武智正光、柳 隆幸、
五十嵐 春、長手慎介、塩山 力、中橋耕平、野村数幾、
蛭沼建徳、深堀景介、 藤木達彦、見付祐一、小松貴行、
菱山亮祐、小林 優、佐藤幸治、荒井 孝、影山 徹、
新藤晃大、諏訪友靖、高林幸兵、瀧山久志、南 圭一朗
女性アンサンブル
佐藤夏木、種子島美樹、遠藤珠生、折笠里佳子、倉斗絢子、
山本貴永、小野さや香、栗木 唯、真 優香、 長寿真世、
増山美保、松尾千歳、松本菜緒、山本志織、吉田千恵、
浅井美波、 磯辺愛奈、兼田怜奈、小島由実子、田代美里、
西浦歌織、原 彩子、保城早耶香、吉田絢香、脇野綾弓、
渡部真理子、久保佳那子、大澤ゆかり、辻 奈々、湯本真菜、
小林貴美子、松ヶ下晴美