この演目は,1974年7月23日~7月27日まで、西武劇場で「PARCOディナーショー PM9:55劇場 SHOW GIRL」として上演されたのが最初です。
以降は「SHOW GIRL no.x」として、1988年12月のno.16迄続きました。
作・構成・演出、福田陽一郎さん。
出演は、木の実ナナさんと細川俊之さんでした。
このSHOW GIRLを今回は、脚本・作詞・構成・演出を三谷幸喜さんが一手に手がけています。
出演は、川平慈英さんとシルビア・グラブさんの2人のみ。
演奏は、ピアノ 荻野清子さん、ベース 一本茂樹さん、パーカッション 萱谷亮一さんの3人です。
SHOW GIRLのタイトルをイメージして客席に入ると、ステージは昭和のホームドラマをイメージさせる和室があり、屋根上には物干し台が。
コオロギの鳴き声が響いていて、一体にこれから何が始まるのか?と言う感じでした。
上手から川平さんとシルビアさんが飛びだしてきて、開演です。
オープニングのショーガールのテーマが終わると、シルビアさんから「まずはミュージカル「淋しい探偵」!とのコールが。
たった2人の俳優でのミュージカルが、スタートします。
始まって早々に、展開は予想が付きますが、笑いどころ満載でどんどん進んでいきます。
ある派手な女から、とある地味な女の身辺調査依頼が探偵の元に入ります。
探偵が調査を進めますが、相手を知るには懐に飛び込んで行くことに。
調査が進につれ、地味な女の惹かれ始め・・・。
驚くべき結末に!
(^_^;)
40分ほどの「淋しい探偵」が終わると、川平さんの「It's Show Time!」の声と共に「Sing! Sing!Sing!」が流れます、ベースがウッドベースなのでピアノやドラムと共に一気にテンションが上がってきます。
ここからの曲は、
M09 Sing! Sing! Sing!
M10 Just in Time
M11 Unforgettable
M12 Almost Like Being Love
M13 The Glory og Love
M14 More Than Words
M15 ~メドレー~
恋の奴隷
東京砂漠
未知との遭遇
I get a Kick Out of You
My Girl
My Boy
Maria ~West Side Story
As Time Goes By
恋の季節
Can't Help Falling In Love
予期せぬ出会い ~OH ダディ!
未知との遭遇
The Man I Love
And I Love Her
ONCE IN A BLUE MOON
Your Song
Can't Take My Eyes Off You
Twist and Shout
Suddenly Seymour と続きました。
Jazzナンバーやスタンダードナンバー、昭和歌謡有りと多彩な上に、ダンス有り、川平さんのタップもあり。
楽しさと素晴らしい歌声と演奏に、あっと言う間の1時間でした。
このSHOW GIRLは上演時間が1時間であることも特徴の一つですが、公演時間が早い回で17時開演。
遅いときは、22時開演です。
この謎な開演時間は、その前に「君とならの」終演後の劇場を使うため、こんな時間帯の公演となったようです。
なので、地方公演はないものと思われます。
今回の公演結果次第で、今後の公演が決まるのだと思います。
開演前のロビーではお酒の販売もありましたが、できるならばグラスを傾けながら観たくなる演目でした。
もう一度観に行きたいけれど、チケットが取れそうなのが22時開演ばかりなので、ちょっと悩み中です。
でも、お勧めです!
【脚本・作詞・構成・演出】三谷幸喜
【出演】川平慈英、シルビア・グラブ
【演奏】ピアノ 荻野清子
ベース 一本茂樹
パーカッション 萱谷亮一