7月4日に観たとき、ファニー役だったあべゆきさんが抜けてから2ヶ月弱での再会は、シズ大学の学生から学長になっていました。
ソンダン 「ようこそ劇場へ」での「夜の女王」での低音が好印象だったのですが、その時の低い声が今回のマダム・モリブル役にマッチしているんだと思います。
雰囲気的には、八重沢さんに似ているなと感じますが、八重沢さんほどの怖さはないです。
ただ、終始怖いイメージの八重沢さんとは異なり、時折見せるいつものあべさんを思い出させる笑顔とのギャップがちょっと違和感を感じるときも。
もう少し、ハラの中に隠し事を秘めているような笑みの方が、より良いかと。
二幕オープニングは、フィエロの発言にマイクを手で覆う仕草が、少々慌てすぎている感じがあります。
この辺りは、八重沢さんが上手いですね。
終盤の魔女狩り隊登場時、下手の階段上でグリンダに威圧的に接するとき「笑って!」は、八重沢さんのように顎を持ち上げるようなことはせずに、グリンダに迫っていました。
ともあれ、全般的に思っていた以上に良くて、心の中であべさんに「ごめんなさい!」と謝ってしまいました。
カテコでは、いつものあべさんの笑顔が観られました。
マダム・モリブルの白いメイクは少々違和感がありますが、でも綺麗なメイクです。
志音ちゃんのグリンダが、可愛らしさを増していて、観ていて楽しいです。
ディラモンド教授登場では、ベンチに座ってディラモンド教授が顎髭を撫でる真似や、指で「これくらいの長さ」みたいな仕草をして、芦澤シェンシェンとはしゃいでいました。
豐田早季ちゃんのネッサローズは、やっぱり好きです。
一幕はエルフィーへの思いが感じられる反面、二幕で思うようにいかないボックトの関係や動かない足への苛立ちからエルフィーへの反発の強さなど。
ブリキ男になって死またボックへの「エルファバよー!」の絶叫も、思いが感じられて良いです。
で、やはり厂原さんとの相性は、私は一番かなと思っています。
このキャストが続くなら、劇場へ足を運ぶ回数が増えそうです。
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【男性アンサンブル】 三宅克典 坂本 剛 田井 啓 町田兼一 松尾 篤 熊川剣一 光山優哉 菱山亮祐 若山展成 |
【女性アンサンブル】 間尾 茜 小澤真琴 栗城 唯 織田なつ美 渡部真理子 芦澤瑞貴 村上今日子 光井さや 本井亜弥 |